ミランクラブジャパンとは
男尊女卑の風潮が根強く残るネパールでは、女児は労働力とみなされ、女性の就学率が男性の就学率よりも著しく低い時代が続きました。
ミランクラブジャパンは、就学の機会に恵まれない女児の支援を1990年から途絶えることなく続けています。1992年からは現地に結成されたミランクラブネパールと協力しながら活動しています。
活動開始から30年以上が経った今、ネパールの様々な場所で、ミランクラブが支援した女性が活躍を続けています。
就学困難な女子教育支援(奨学金支給)
ネパールの教育制度は、基礎教育8年間、中等教育4年間となっています。基礎教育は無償義務教育とされています。ミランクラブでは、就学困難な女子に対しこれらの学校へ就学するための奨学金を支給しています。
■支給金額
一般奨学金(小学校から高等学校までの12年間)生徒1人当たり月1,500ルピー(1ルピー≒1円:2022年12月現在)を支給。
■選 考
ミランクラブネパールのリサーチにより、各地域からアプリケーションの提出が行われ、孤児・母子家庭・極端な貧困等、特に恵まれない女子に限って支援しています。
教育環境整備
1995年埼玉県から彩の国さいたま国際協力基金助成金が交付されたのを皮切りに、フォトボランティアジャパン(プロ写真家グループのチャリティ写真展)、岐阜淡墨ロータリークラブ、東京芝ロータリークラブ、三鷹ロータリークラブ、広島祈りの石国際教育交流財団、TOTO水環境基金から助成を受け、首都カトマンズの北約8kmのダルマスタリ村に職業研修センター、小・中・高一貫教育学校、図書館、寄宿施設等を整備し、ミランダルマスタリ学園村として、奨学生及び近隣の人達へのサービスを提供しています。
教育環境整備に寄付されたお金は、職業研修センターの運営費として使われるほか、一部ミランクラブ運営費(通信費、事務用品費等)に使われます。
このほか助成金や寄付金、NGO関係のバザー等の収益金の一部を教育環境整備のため活用しています。
文化交流事業
下記のイベントに参加・企画し、私たちの活動の理解を広めています。
■国際協力フェスタの参加
・ネパールフェスタ
・グローバルフェスタ
■スタディツアー、ダルマスタリ学園村訪問事業(会員及び一般からの募集)
■学校、諸機関等と交流・協働活動
・「埼玉国際交流基金」助成団体活動報告会
・日本の中学生とダルマスタリ学校生徒との文通交流
・大学生と交流・協働活動
・出前講座、出前授業の推進
■ネパールの文化体験
・サリー着付け教室、ネパール料理教室
・ネパール語学習教室 等
ご支援の使い道
皆様から頂いたご支援は、下記の用途に使用させていただきます。
・就学困難な女子に支給する奨学金
・ミランダルマスタリ学園の職業研修センター等の運営費(現地スタッフ人件費、通信費、事務用品費等)
・各種イベントへの出展料
・日本及び事務局の運営費(通信費、事務用品費等)
日本・ネパールでボランティアをしてくださる方も募集しています。
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。