NPO法人みなと計画
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お金を理由に未来の可能性をあきらめさせない! 「みなと基金」へのご寄付をお願いいたします

「みなと基金」は、30歳以下の若者なら居住地や職業を問わず、365日、どのような内容でも申請可能な給付型の基金であり、お金をフックとして、その若者の人生に長期的に寄り添うことを目的として始められました。 日々の暮らしのお困りごとから夢の応援まで、幅広い内容のご相談を受けられますが、お金の給付はあくまで一つの手段であり、使える制度や機関へのつなぎなど、広い視野でサポートを行うことを重視しています。

活動・団体の紹介

みなと計画は、「全ての若者が未来に希望を持てる社会の実現」を目的に2018年から活動を行っています。お金の問題でも逃げずに向き合うために設けられた「みなと基金」をはじめ、推し活やアート活動など、若者の暮らしの目線に立ちながら、地域の若者を地域で育む仕組みを作ることを大切にしています。

活動の背景、社会課題について

若者を対象とした既存の公的/民間の奨学金や社会的な給付/貸与制度は、条件が限られているため、「かゆいところに手が届かない」ことが多々あります。例えば、「大学生を想定しているが大学院生は対象にならない」「両親からの支援がないにも関わらず家庭の収入要件を満たさず奨学金が給付されない」など。

複雑な状況を抱えてどうにもならなくなっている若者に対して「ちょうど良い」システムはなかなか存在していません。顕在化し制度的な手当のある課題ではなく、社会的には緊急と認められない課題を抱えて窮している若者に対するサポートは極端に少ないのが現状です。

活動内容の詳細

お金を給付することで目の前の課題の解決はかなうかもしれませんが、長期的に見てご本人の利益になるとは限りません。

みなと計画が給付の判断で大事にするのは、まずはお話しをしっかりお聴きすることです。
その結果、お金よりももっと良い解決方法を見つけることができるかもしれません。
また給付して終わりではなく、給付後も寄り添い続け、必要とされるサポートをしていきます。

若者にとって本当に大事なのは、お金という道具ではなく、困ったときに頼れる人や場所があるという社会との接続性を確保することだからです。お金はそのためのきっかけに過ぎません。

若者が必要とすることであれば、あらゆるケースを想定しています。
もちろん、その全てに給付される訳ではありませんが、お金によって若者の可能性の芽が摘まれることのないようにするのが、この基金の目的です。

これまでの実績

みなと基金ではこれまで、以下のような内容のご相談を受けてきました。

  • 生活のためのつなぎ資金(水光熱費、通信費、旅費、家賃) 
  • 奨学金(学費、旅費)
  • 医療費、カウンセリング費
  • 自ら立案する企画の実現にかかる費用 
  • 就職活動に必要な旅費
  • ボランティア活動、研修、国際学会などへの参加費
  • 資格取得の費用

2019年以降の給付実績は以下のようになります。

累計基金額 4,402,037円
累計給付額 1,719,839円
延給付人数 
32名

※2024年12月4日更新
※累計基金額/給付額は2019年7月5日給付開始以降の金額

寄付金額に対して給付金額が少ないのでは?と感じられるかもしれませんが、必要な給付はためらわずに行っています。その一方で、ある程度の余力を残しておかないと、緊急性の高い申請への対応が出来なくなるため、年間を通した積み立て金額に対して分野ごとの給付金額の目安を設けています。

また、ここ数年は他団体との連携により給付件数と金額も増え、2024年度は初めて積立金額よりも給付金額が上回ることとなりました。(下図参照)

このような状況も踏まえ、当基金にご共感くださる方と出会うために、お呼びかけを続けていくことが必要であると考えています。

給付までのプロセス

みなと基金は、若者を応援したいと願う皆さんからのご寄付を原資としています。

若者から給付の申請を受けたら、事務局で申請者のお話しをお聴きし、第三者委員会である「運営委員会」から多様な視点で意見をいただきます。

給付が決定したら、申請者本人または関係する機関等へ給付されます。給付後は、申請をした若者にヒアリングやレポートのご協力をお願いすることもあります。

STEP 1:若者からの申請
WEBサイトやSNS、連携団体を通してご申請をいただきます。

STEP 2:ヒアリング

主にオンラインを用いてご申請いただいた内容についてお聴きします。最も重要な部分であり、丁寧かつ慎重にヒアリングを行います。

STEP3:審査
ヒアリング内容を整理し、場合によっては関連機関への問い合わせ等を経て第三者委員会からご意見をいただきます。専門的でありながら俯瞰的な判断を行える第三者委員会を設けていることも当基金の大きな特徴です。

STEP4:給付
委員会からのご意見ももとに最終的に給付判断をします。すぐに判断できない場合は継続的に見守りを行います。また、不給付であっても、いつでもまた相談できるような関係性をつくることも重視しています。

STEP5:報告
なんらかの活動への参加など給付内容によってはご報告をお願いすることもあります。

代表者メッセージ

こんにちは。みなと計画代表の橋本です。この度は当基金にご関心をお寄せくださりありがとうございます。
当基金は、給付できる内容の幅広さや、いつでも申請できることなど、若者を対象とした基金のなかでも高い柔軟性を持っています。この基金を必要としている若者は多いと思われますが、いまの基金の原資を考えるとその全てに対応することは到底かないません。そのため、大々的なPRが出来ず、自団体や連携団体の本当にどうにもならないケースのみに対応をしている状況です。

もっと多くの若者に手を差し伸べるためには、安定した原資が必要となります。
目的や対象が絞られないためご共感を得るのが難しい特殊な立ち位置の基金ではありますが、このような基金の存在にご共感をいただけるようでしたら、私たちと共に歩んでいただければと願っています。

寄付金の使い道について

いただいた寄付金のうち20%は事務局の運営費用に充てさせていただきます。
それ以外は全て若者のための「用途指定寄付金」として積み立てられます。

ご報告

ご寄付をいただいた方には、1~2か月ごとのメルマガでの活動報告の送付と、年に1度の活動報告書の送付を行います。会員限定の情報やイベントのご招待もあります。

団体情報
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このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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