あなたとかなえたい 親子に良い社会
皆繋が創立し5年が経過し、山口県で支援した子育て家庭は約5000人以上になっています。
2021年は活動で得たたくさんの声を市行政、政治の現場へ届けてきました。
届けた先では現状に驚かれることも多く、しっかりと伝えることの重要性を感じています。
現場での親子との関わりを大事にしながら、更に一歩踏み込んだ活動をしていることでかなえたい社会があります。
”誰かのそばに、誰かがそばに、そっと寄り添ってくれるような居場所がある”
それが当たり前となる社会が実現すれば、自身の境遇にいきづらさを感じ、未来を失うこともなくなるでしょう。
”誰もが経験するかけがえのない子ども時代”
地域の多種多様な大人との関わりで居場所が子どもの拠り所になる。
地域の皆さまのご寄附やお力添えで、子どもの笑顔は守られています。
みなさまのご寄附で届くエピソードと声
1.クリスマスが楽しみでなかった息子に戸惑う母親(ORANGESANTAPROJECT)
お恥ずかしいですが、あまり裕福でなく日ごろから節制をするのが当たり前になっていました。我慢するのが当たり前になり、ものごころついた子どももそのことが分かるのかクリスマスを楽しみだと言わなくなりました。日ごろから欲しいものもあまり分かりません。クリスマスはそんなことから毎年どのように祝ったら良いのか?プレゼントも期待に応えられるのか?億劫な気持ちでした。息子には子どもらしく、楽しい思い出にしてほしく悩んでいました。今回のクリスマスではテーブルに並ぶ料理に目を輝かせ、驚いていました。好きなものをお腹いっぱい食べ、一緒に楽しい時間を過ごしたことでクリスマスが家族にとっても特別になりました。息子と楽しめたクリスマスは初めてでした。来年以降も一緒に楽しめるきっかけになったことが嬉しいです。 Aさん
2.皆繋の居場所を利用している親子(ICSこみゅすぽ安岡)
いつも大変お世話になっております。
我が家は、居場所作りのスタートからずっとお世話になっていて、
これまでも色々なことに取り組んでこられたことを間近で拝見させていただいてきました。
そして、子どもたちや親の私たちにも本当に熱く向き合っていただいていることに、日々感謝をしております。ありがとうございます。
これから、益々皆繋さんの活動の愛が、たくさんの子どもたちや大人に届くことを祈っています。
日々お忙しいと思いますが、どうぞスタッフの皆さんお身体ご自愛くださいませ。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。 Oさん
3.コロナ禍での体験格差(角島デイキャンプ)
昨年は子どもたちのお陰でみなさんと話しが出来、いろいろな家庭があると励みになり頑張れました。
その間もクリスマスディナーも当選しはじめてクリスマスらしい日を過ごせて家族で感動しました。沢山の感謝でいっぱいです。
今年はとても楽しくて子ども達にとって素敵な時間になるだろうと思いながらも、帰ったあとが大変だなとかコロナがあるからなと悩みながら参加しました。結果、昨年以上に楽しめて本当に参加できてよかったと思います。
みんな1度会ってたから打ち解けるのが早く、昨年以上に楽しめたと思います。
本当に楽しい時間をありがとうござました。 Sさん
すべての子どもたちが未来に希望を持てる環境と機会を
2022年皆繋展望
すべての子どもたちが、未来の希望を持ち、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる機会と環境を提供することは、大人世代の責任です。
しかし現実には、家庭の抱える困難が複雑・深刻化し、その上地域のつながりも希薄化していく中で、安心して過ごせる居場所がなく、孤立してしまう子どもも少なくありません。
皆繋は、子どもたちが安心して過ごせる環境の中で、自己肯定感、人と社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む【子ども第三の居場所】を開設したいと考えています。
ここをハブとして、行政、市民、NPO,企業、大学等研究者などのステークホルダーと協力し、地域子育てコミュニティをつくることで、「みんなで、みんなの子どもを育てる」生態系が根付くことを目指します。
大事なことは、子ども目線。
子どもの価値観に沿って、満たしてあげること。親子の愛着が促進される事は、子どもの諸課題の予防の第一歩です。
しかし現実には、親が忙しすぎて子どもに目を向けることが足りなかったり、経済的な面から様々な体験の機会を損失している家庭は少なくありません。子どもが周囲の子と比較し、「自分にはどうせできない。」とチャレンジ精神などの社会で生き抜く力が育たず、生きづらい人生を歩むこととなります。生まれながらの環境により、生きづらさに悩むことがないよう、親子の関係をよくするとっておきの支援を届けたい。
誰一人として、地域から取りこぼされない町を目指して。