NPO法人みんなの社会応援団とは
みんなの社会応援団は、地域に根ざす団体として、応援をしてくださるボランティアさんや企業の皆様と連携しながら、特にこどもや親子が抱える課題を解決する活動をしています。 わたしたちの活動は、ただ親子につながり=居場所を創るという取り組みではなく、活動に関わる人にとっても、ありのままの自分で他者に貢献できるつながり(=コミュニティ)ができて、そこが自分の居場所となっていくという取り組みでもあります。 わたしたちは、どんな人にもその人らしく貢献し合える力があるという考えの元、みんなで地域にある様々な課題を解決しながら、すべての人に居場所があるやさしい社会の実現を目指してまいります。
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なぜ親子に「つながり=居場所」が必要なのか
日本では、少子高齢化が進み、核家族化、都市化など、家庭を取り巻く環境の変化に伴い、子育て世帯が地域から孤立しつつあります。
親は子育てに努力する一方、問題にぶつかったとき相談したくてもその相手がいないため、一人で悩みを抱え込みます。子育ての孤立化は、「孤育て」とも呼ばれ、親の精神的ストレスや負担感となり、さらなる様々な問題を引き起こしてしまいます。
また、こどもにとっても地域とのつながりが希薄化、つまりこどもの社会参加が「家庭」と「学校」に限られてしまうことは大きな課題となっています。
日本の初等教育および中等教育においては、統計史上、こどもの数が過去最低となるなかで不登校児童数は過去最多を更新しており、大きな社会課題となっています。文部科学省の統計によると、不登校児童の55.5%は家庭で、30.8%は学校で何らかの問題を抱えていたといいます。
この数字から察するところは、不登校となった要因としてどちらかで問題があったときに、もう一方がケアとして機能できなかった可能性が高いということです。つまり、現代のこどもにとって、居場所が「家庭」と「学校」という二択しかないことは、リスクが高く安心して育っていくことが難しい環境といえます。
わたしたちは、ここでもし地域の様々な人とのつながりがあり、日常的なケアや学校の代替え機能があればどうだろうか?と考えました。セーフティネットである地域につくられる「居場所」の力によって、こどもたちが直面する「家庭」や「学校」における問題そのものの解決や、不登校であっても自分に合った学びの環境に出会うことに、つながっていくのではないか……。
今まさにすすめている事業では親子の「つながり=居場所」がつくられ、笑顔が増えていっています。わたしたちも親子の「つらい」が「安心と笑顔」に代わる姿を目の当たりにして、笑顔となっていってます。そしてこの笑顔の循環をすべての人に広げていきたいと思っています。
すべての親子が笑顔でいられる居場所を共に創りませんか?
一般的に「居場所」と聞くと、安心して過ごせるなんらかの建物や場所があるイメージを抱くことが多いかもしれません。わたしたちが取り組む居場所づくりでは、そういった環境の有無に関わらず、安心して笑顔でいられる「人とのつながり」を育んでいくかを大切にしています。
そういった意味で、わたしたちは次のようなところを理想として居場所づくりを行っています。
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この居場所づくりの取り組みは、やりたいことをやりたい人ができる分だけ自分らしく関わっていただくことで成り立っています。ボランティア参加することもできますし、自由に来ていただける拠点もありますので、ご説明やご見学も大歓迎です。そして取り組みをご理解いただけましたら、ぜひ[毎月の寄付]でのご支援をいただけますと幸いです。わたしたちと共に、すべての親子が安心して笑顔でいられる居場所を創っていきませんか?
ご支援の使い道
私たちの活動は、皆さまからのご支援で成り立っています。
いただいたご寄付は、継続した居場所創りを実施する以下の事業のために使わせていただきます。
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これまで多くのボランティアの方に無償で活動に参加していただいたり、できるだけ節制に努めたりしておりますが、現在、運営にかかる諸経費をある程度の利用料として負担していただかざるを得ない状況です。様々な経済的な課題を抱えている方がいる中で、一人でも多くのこどもたちや子育て家庭に「つながり=居場所」を継続的に届けていくために、皆様のお力をお貸しください。