みんなのピアノ協会
一般社団法人

ピアノを習いたいけど習えない子供をなくしたい!『みんなのピアノ』サポーターになりませんか?

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「みんなのピアノ協会」は、ピアノを習いたくても習えない子どもたちに、ピアノ学習プログラムを提供する団体です。 これまで、静岡県・山口県・福岡県の8自治体、8カ所の児童養護施設で暮らす子どもたちの「ピアノを習いたい!」を実現してきました。 日本全国にこの活動を広げて、今後も持続可能な団体運営をしていくために『みんなのピアノ』サポーターを募集します。

活動・団体の紹介

みんなのピアノ協会は、格差社会が引きおこす「習いごと格差」の解消を目的に、ピアノを習いたくても、習えない子どもたちに対して、ピアノ学習を提供するために2024年5月に設立された団体です。

電子ピアノとタブレット、ピアノ練習アプリを無償で貸与し、ピアノ教師が適時ガイドを行うことで、子どもたちの継続的な学習をサポートします。主な対象は、児童養護施設および経済的困窮家庭の小学生から高校生です。

活動の背景、社会課題について

ピアノは子供に人気の習いごとですが、経済的な理由から習いたくても習えない子供が多数いると私たちは捉えています。実際のところ、世帯収入300万円未満の子どもは600万円以上と比較して、音楽系の習いごとの経験が3割程度に止まっているという調査結果があります(出典:「体験格差」今井悠介著、講談社刊)。

主な原因は、ピアノ学習が「お金がかかるもの」であることが挙げられます。教室のレッスン代は地方の相場は1万円、都心では2万円をゆうに超え、自宅学習用に高額なピアノの購入が必要となります。

こうした中、脳科学者・澤口俊之氏の研究成果によると、子どものピアノは他の習いごとと比べて、ダントツでIQや非認知能力を高める効用があるとのこと。また、教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏の調査によると、東大生が子どもの頃の習いごとでピアノが特異的に多かったとのこと。

このように子どもの頃にピアノを習う効用は明確です。ということは、習いたくても、習えない不利益もあるわけです。こうした状況を放置してもいいのでしょうか?

活動内容の詳細、実績について

私たちは「習いごと格差」の解消を目指し、2023年10月から、ピアノ入門〜初級レベルの子ども向け、安価で効果的な学習のあり方を検討しました。その結果、①電子ピアノのシェア、②ピアノ学習アプリ、③個別学習ガイド、この3つの組合せが最適で、多くの子供たちにとってピアノ学習が手の届くものになる、との結論に至りました。

当団体が利用している「ピアノ練習アプリ」は、最新の教育理論(ゲーミフィケーション)に基づき、子どもが嫌がる反復練習を楽しくできるように設計されており、またJ-POPSやK-POPS、ディズニーなどのアニメソングなど子どもの興味を惹く練習曲を自由に選ぶことができるので、内発的な学習意欲を自ずと高めます。また、専門のピアノ教師が一人ひとりの個性や進捗に合わせて個別学習支援を行います。

このため、通常の学習に比べて短期間で両手奏法などのスキルを見につけたり、好きな曲の演奏を楽しむことができるようになることが期待できます。

2024年4月から5月。児童養護施設に対して、私どもの学習プログラムに関するニーズ調査を行い、7月から静岡県の児童養護施設「松風荘」様で先行活動を開始しました。同年8月にCBGMこども財団様の助成事業に採択され、同年9月から静岡県・山口県・福岡県の6自治体、6ヶ所の児童養護施設に対して当学習プログラムの提供を開始しました。

その結果、従来の教材(バイエル等)で半年から1年程度かかる両手奏法を、発達障がい児を含む対象の子どもたちが、1〜2ヶ月程度で習得することができ、また自主的に学習アプリを活用して、好きな曲(=自分が弾きたい曲)を独習したり、演奏を楽しむなどの効果が確認されました。

これら活動において、①電子ピアノとタブレットの費用、②練習アプリのライセンス料、③ピアノ教師への謝礼は、一人あたり月額2,000円以下でした。従来のピアノ学習に比べて十分に安価なため、経済格差による「習いごと格差」解消の一助になるのでは、と考えております。

2025年3月からは、音楽療法・訪問学習・オンライン学習を行うピアノ教師の団体「音紡ぎ」と協業し、当学習プログラムの標準化・オンライン化・他教材との比較などの検討を開始しました。4月には、静岡県の児童養護施設「川奈臨海学園」様が、学習ガイドをオンラインで行うことが内定しました。

この仕組み(学習アプリ+ピアノ教師のリモートレッスン)があれば、近所にピアノ教室がないなどの地理的条件でピアノを習えない子どもたち、例えば離島やへき地で暮らす子ども、ヤングケアラーや鍵っ子、子ども食堂や居場所に通う子どもにも対象を広げることができる、と私たちは考えています。

代表者メッセージ

音楽は「みんなのもの」...  ピアノも「みんなのもの」であるべきで、子供が習いたいなら公平に習わせてあげたいという強い想いから、団体の名称を「みんなのピアノ」協会としました。

幸いなことに、ピアノ学習においては世界的に大きなトレンド変化が起こっており、最新の教育理論(ゲーミフィケーション)と情報技術を活用した学習プログラムが急速に台頭しています。

例えば、高級ピアノメーカー・スタインウェイの元CEOが開発した学習プログラムは、Googleの全面的なバックアップのもと、すでに利用者は1千万人を超えており、未経験者の86%が11日以内に両手でピアノが弾けるようになったという成果を挙げています。

私たちはこうした最新技術を活用し、ピアノの先生とともに知恵を絞り、ピアノ学習を手の届くものにして、子どもの未来に希望の光を照らしたいと思ってます。

一般社団法人みんなのピアノ協会 代表理事 中村 聰

(略歴)早稲田大学卒業後、コンピューター会社に22年間勤務。営業・経営企画・プロジェクトマネージャー・管理職等を経験。在籍中に出版した本が話題を呼び、当該分野(男性の理美容等)で独立。クラシック音楽の大ファンであり、恩返しをしたいと模索している中で、現在に至る。

寄付金の使い道について

「みんなのピアノ」サポーターとして、私どもを応援していただけないでしょうか?

皆さまに応援いただくことで、私たちの活動が安定して運営できるようになります。また皆さまから頂いたご寄付は、活動の範囲を日本全国に広げることにも使わさせていただきます。「みんなのピアノ」の継続的なサポーターになっていただいた方には、ニュースレターと年次報告書をお送りいたします。

すべての子どもたちにとって、ピアノ学習を手の届くものにするために、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いします。

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