[みらのら]が大切にしていること
団体の運営のあり方で、大切にしていることが2つあります。
ひとつ目は、誰かのやりたいことをみらのらのメンバーが協力して実現させるという関係性です。何事もひとり一人の「これやりたい」から始まります。誰が提案しても(みらのらのメンバーでなくても)構いません。そのような団体であろうとするのは、社会がそうであってほしいからです。
ふたつ目は、やりたいことをやる、とはいえ、それは身の回りにあるものを使ってできることから。なので寄付をいただけるというのはとてもありがたいことですが、今すぐたくさん寄付していただかなくても大丈夫です。
[みらのら]がそのように社会の隅っこで無理なくあり続けようとすることこそが、これからの社会にとって大切だと思う、だから寄付したい、あなたのそのようなお気持ちにはもちろんしっかりお応えできます。遠慮なく寄付してください。よろしくお願いいたします。
[みらのら]の目的
一般社団法人未来野良[みらのら]の設立時に、団体の目的を次のように定めています。
第 3 条 当法人は、自給自足・地産地消を自身のライフスタイルと結びつけたい市民一人ひとりを対象に、地域の実践者と交流し、つながりをもつ様々な機会を提供することを通して、豊かな自給圏としての持続可能な地域社会の構築に寄与し、子どもたちに胸を張って託せる未来社会を育てることを目的とする。
一般には「自給自足」や「地産地消」は農や食、またそれらの経済的なあり方に関する言葉ですが、[みらのら]はもっと広い意味で考えます。自分たちがこの地で必要とするあらゆることを、身の回りのものを使って自分たちでつくる、例えば、学びの場や安心の場づくり、あるいは身寄りのない移住者や様々なマイノリティの方たちとのつながりつくり、仲間づくりなども含みます。そのプロセスを開いていくことで、移住者コミュニティが、地域社会に少しずつ混ざっていければいいなと考えています。
[みらのら]のやっていること
現在[みらのら]は次のような活動をしています。
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◎田んぼでアホイ!
月に1回、田んぼを交流の場にする活動です。山や川がそばにある田んぼで、それぞれ好きに過ごす1日です。お昼には羽釜と薪でご飯を炊いたり、持ち寄りの具材で味噌汁を作って、みんなで食べたりもしています(コロナ禍で少し自由度が下がっていますが)。
参加費は大人1人500円、子ども250円(家族割あり※上限1,000円)。
アホイファームとの共同事業。
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◎みんなの学びの映画会(略して「みん映」)
ドキュメンタリー映画を観て感想をシェアするこじんまりとした映画会です。井原市、井原市教育委員会の後援をいただいて、これまでに20回(※2021年9月現在)開催しました。
今年度は大きな会場で開催する事業計画が「井原市地域活性化補助事業」に採択されています。が、これまでコロナ禍で会場が使えなかったりでまだ実現できていません。
ZOOMを使ったオンライン開催もしています(コロナ禍が収束するまで)。
また、現在[みらのら]内にチーム(みん映実行委員会)を作って運営していますが、メンバー以外の方々(特に学生のみなさん)の関心を反映させてもらう形で映画会を開催できないか模索中です。
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◎ねっこの会〜親子育ち合い部〜
毎月開催している子育ての勉強会です。子育てに関してもやもやをお持ちの方、一度来てみてください。参加者全員で、アドラー心理学を指針とし、日常の事例についてその状況を分析し、代替案を考えるという練習をします。参加することで、なにかしらの糸口がつかめます。
学びの楽校アホイ塾との共同事業。◎ウエルカムキャンプ(保養うけいれ活動)
「ウエルカムかさおか」(代表中村俊一)との共同事業です。ここでいう「保養」とは、原発事故による放射性物質の飛散により、放射能の不安を抱く方々が、居住地から一定期間離れて、放射能に関する不安から解放される日々を確保して心身の疲れを癒すために行うことです。そうした人たちに寄り添い、保養のうけいれを実施する中で、井笠エリアのことを知ってもらったり、移住の相談にのったりもしています。井原の山、笠岡の海という自然豊かなフィールドを活用します。2015年から2021年まで毎年夏に(2020年は中止)実施してきました。
詳しくは「みらのら公式サイト」で決算報告書(事業報告を含む)を公開していますので、合わせてご覧になってください。
◎みらのらとは|みらのら公式サイト
https://www.miranora.org/about
ご支援の使い途
現在[みらのら]は、社員の会費、補助金、および寄付で運営しており収益事業を行っていませんが、将来的にはなんらかの収益事業を行って自律的に運営をするということも常に考えています。それを[みらのら]単独で行うのか、別の個人、団体との共同事業とするのか、どのような分野で、どのようなことをするのか、なんとなくのイメージですが・・・。
例えば、学校にいかない子どもの居場所づくりとか、ゆるいマルシェとか、自給的な田舎暮らしを志向する方の移住支援(空き家、農地、仕事などの相談)とか、地域おこし協力隊の受け入れ団体になるとか、移住者を紹介・応援する冊子づくりやクラウドファンディングとか・・・なんかそういうのやりたいなあと、折りに触れて話し合っています。
ご支援いただいたご寄付の使い途としては、そのイメージが形になって、新規事業を立ち上げる際の資本金の一部などに活用させていただきたいと考えています。