
1999年11月に結成された「日本と南北朝鮮との友好を進める会(進める会)」は、運動の三本柱である、「日朝国交の早期正常化」「南北の自主的平和統一」「在日同胞の権利擁護・拡大(とりわけ教育問題の解決)」を求めながら、善隣友好の運動について取り組んできたところです。
岡山方式の特徴で、県議会の各会派である自民党から共産党までの超党派に理解を得て、知識人、各界のオピニオンリーダーを中心に、連携する各労働組合、訪朝参加者も会員となるなど、幅広い人脈と民間人の結集で組織化されています。
全国の朝鮮学校に公的支援が十分でない状況下にもかかわらず、各自治体が助成を廃止・縮小する動きが広がる中、岡山県では、県が設備整備費補助、岡山市は教育環境整備費補助、倉敷市は保護者の負担軽減への助成制度などを維持しています。
今回、岡山朝鮮初中級学校では、校舎1階のトイレ改修を「クラウドフャンディング方式」で、616万円を目標に呼び掛けが進行しています。
日本の学校では本来なら行政が出費する改修工事ですが、自主的に集めざるを得なく、日本政府の差別的な扱いに憤りを禁じ得ません。
開校80周年を迎えた岡山朝鮮初中級学校は10月25日(土)に公開授業と記念祝典を予定、金剛山歌劇団岡山公演が11月26日(火)に予定されています。
地域の皆様に参加・見学を呼び掛けるため、先日、学校長と一緒に生涯学習市民センターと地域にある14公民館の人権推進委員会の皆様を訪問しました。
地域への広がりの第一歩となるよう期待しています。
今年度も予定されている各行事・活動で、在日同胞の皆さんと共に理解ある日本の支援組織・会員の皆様と連携しながら、在日同胞の権利拡大(とりわけ教育問題の解決)の充実・拡大に向け、愚直に取り組んで参ります。

