みやうち冒険あそび場の会

みやうち冒険あそび場の会の活動を続けるために寄付をお願いします

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みやうち冒険あそび場の会は月に1回、広島県廿日市市で「みやうち冒険あそび場」と「花見山森のあそび場」の2つのこどものあそび場を運営しています。2016年に初めて開催して以来、訪れるこどもたちは年々増え続け、今では多いときには100人を超えるこどもたちが集まるようになりました。こどもたちの自由で豊かなあそび場をこれからも残し続けるために、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

みやうち冒険あそび場の会とは

みやうち冒険あそび場の会は、広島県廿日市市でこどもの自由なあそび場を運営する市民活動団体です。「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに掲げたみやうち冒険あそび場をはじめて開催したのは2016年3月のこと。当初5~6人のこどもたちと始めた活動は、少しずつ共感の輪が広がり、様々な方からの協力を得ながら活動を重ねています。

活動開始から7年がたった今、みやうち冒険あそび場は、多いときには100人以上のこどもたちが集まる居場所になっています。

2017年には、山を所有する地域の方から「こどもらのためにするんじゃったら、好きにしえてええぞ」と声をかけていただき、山のあそび場づくりも始まりました。木を伐って道を作り広場を広げる「開拓」の作業から、こどもたちと一緒に作っていった「花見山森のあそび場」は、その山一つが大きな秘密基地のようなこどもの居場所になっています。

活動開始から6年が経った花見山森のあそび場は、荒れ果てて整備されなくなった山の再生事例の一つになっています。

なぜこどもたちに、自由なあそび場が必要なのか

日本で冒険遊び場がはじまったのは1970年代のことでした。その当時「わが子の遊び環境は自分たちの子ども時代とは違っている。わが子にもあの遊びの世界を体験をさせてあげたい。」という想いから活動が始まり、いまでは全国に450か所を超える冒険遊び場(プレーパーク)に広がっています。最初に活動を始めた方の抱いた想いと同じ想いを、いまの私たちも感じています。「自分たちがこどもの頃はもっと自由に地域で遊んでいたのに、今のこどもたちは遊ばなくなった(遊べなくなった)」という声はよく聞きますが、これは50年前から変わらず続いている社会課題といえます。

それまでと比べて近年課題となっているのは、こどもたちの遊びを禁止しようとする動きが、年々加速度的に高まっていることです。

今や多くの公園で立ち並ぶ火遊び禁止、ボール遊び禁止といった禁止看板。
川遊び禁止、森はこどもだけで行っちゃダメ。
汚れるから、汚いから、危ないから・・・
こうして徐々にこどもの外遊びの機会は奪われつつあります。

何より問題なのは、大人の意識が変わったことです。
こども時代の外遊びは子どもの成長にとても大切であるにも関わらず、それに価値を見出す大人が少なくなりました。
その結果、こどもたちから「遊ぶ」という権利が奪われました。

こどもたちは「未来への準備」に明け暮れ、「今」を生きることさえできなくなっています。
こどもたちの「今」を認め、「今」を生きて輝ける場を作りたい。
そんな思いから、「みやうち冒険あそび場」はスタートしました。

遊びのケガは子どもの勲章

子どもの自由な遊びを保証するために、みやうち冒険あそび場の会の活動では「ケガは自分の責任」という考え方を大切にしています。

のこぎりで手を切ったとか、転んで膝を擦りむいたとか、火でやけどをしたといったこともあります。
しかしこどもは、そういった小さなケガを繰り返すことで、大きな危険から身を守ることを知り、そして他人を思いやることを学びます。こどもたちの自由な遊びを見守っていくために、「遊びのケガは子どもの勲章だ」という大人の姿勢が欠かせません。

とはいえ、こどもたちが遊んでいてケガをしたのを「それは自分の責任だよ」と何もせず放っておくことはありません。
ケガの応急手当はもちろんしますし、必要であればご家庭への連絡や病院へ連れて行ったりもします。
しかし、こどもたちの自由な遊びを見守る、いろんな挑戦や失敗のチャンスを奪わないというスタンスですので、少々危なっかしいくらいでは「危ないから」と止めに入ることはありません。

 

遊びには失敗がつきものです。

木に登れない、火が点かない、ちょっと手を切った。
そういった失敗があるからこそ、「できたっ!」の瞬間が生まれます。

​子どもたちに「できたっ!」の瞬間を体験してほしい。
そのために、「それじゃだめでしょ」、「こうしなさい」、「やめなさい」といった言葉がけをなくしたいと思っています。

自分で決めて自由に過ごすあそび場

みやうち冒険あそび場では、何をしてどう過ごすかは自分で決めます。スタッフをはじめ、大人から「これしてみる?」といった声かけは一切なく、こども自身が何かをやり始めないと何も始まらない場づくりをしています。

「自己決定」は人間の根底にある喜びの一つです。
自分のことを自分で決められるとは限らない今のこどもたちの暮らしの中で、みやうち冒険あそび場で過ごす時間は何をしてどう過ごすかを自分で決められるようにしたいと思っています。
最初こそ戸惑い、どうしたらいいのか分からず立ち止まってしまう子もいますが、しばらくすると自分で遊び始めます。自ら決めて自ら遊ぶ体験を、この場所でたくさん積んでほしいと思っています。そのために、敢えて大人からは声をかけない場づくりをしています。

あそび場だから遊ばないといけないということもありません。
「なにもしない」をしてもいいのです。
大人の「せっかくだから」に縛られず、こども自身の時間を過ごしてほしい。
何よりもこどもたちの「やってみたい」を大切にしたいと思っています。

 

こどもが自分のことを自分で決めていい社会でありたいと考えています。
学校が終わっても毎日習い事に通い、学校でも習い事でも家庭でも「こうしましょう」「それはちがいます」と言われ続ける生活の中で、自分のことをどれだけ自分で決められているのか、心配でなりません。

せめて「みやうち冒険あそび場」で遊ぶ時間は、自分で自分のことを決められる喜びをたっぷりと体験してほしい。
そして、できるだけ多くのこどもたちに、そんな時間を届けたいと考えています。

ご支援の使い道

みやうち冒険あそび場の会の活動は、皆さまからのご支援で成り立っています。少ない活動資金とボランティアの力で活動していますが、参加者は年々増加しており材料の消費や道具の消耗も早くなってきました。あそび道具を運搬する車両の老朽化やテント・ドラム缶など大きなものも消耗が進んでいます。

皆さまからのご寄付は、主にこどもたちが使用する消耗品・道具・材料や、あそび場の運営に必要となる機材等に使用させていただきます。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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