モバイル・ホスピタル・インターナショナルとは
2011年3月11日の東日本大震災から10年
モバイルホスピタルインターナショナルはこの大震災を期に政府に設立された災害時多目的船検討会の立ち上げに合わせ、2011年11月11日に公益法人認証を得て創立されました。当時は海からの災害対応、特に医療アプローチが極めて脆弱であり、私たちは法の不備を補うため、災害時に船舶を利活用できるようその法制化の必要性を長い間訴え続けてきました。そして現在、『災害時等における船舶を活用した医療提供体制の整備の推進に関する法律』が法案条文として超党派にて議員立法を目指して検討に至っています。
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世界最大の米海軍病院船「マーシー」の日本寄港を実現 !!
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みなさん覚えていらっしゃいますか?世界最大の米海軍病院船「マーシー(Mercy=慈悲)」が、戦後初めて日本に寄港ししたことを。
病院船ーーそれは、病院として造られ、病院の役割を果たす船舶のこと。これは、日本の災害医療を考える上で、大きなヒントになるものです。わたしたちは、このマーシーの見学会に、「東日本大震災の被災地5県から、医療の道を志す中高生たちを特別招待したい」という企画成功させました。
大規模イベントでの救急艇の配備 & 訓練を実施しています
私たちは0メートル地域を抱える東京湾岸での大規模イベントに備えるため、海上から救急艇による支援のあり方を研究しはじめました。東京湾岸には多くの大規模な競技場があり、大規模イベント開催時に交通渋滞がの大きな課題となっていることも知りました。特に日本の炎暑の最中にベイエリアの交通規制は、都心の指定病院まで最大で1時間以上、救急車搬送に時間を要す懸念材料です。
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なぜ? 東京都には救急艇がない!
この海域を国会議員や大学医学部教授たちと海から競技会場周辺を何度も視察し意見交換、専門家講師を招いた研究会を催しました。合わせて私たちは国際事例の研究調査をしました。すると、ロンドンオリンピック時にボランティア慈善団体RNLI(Royal National Lifeboat Insitetution)がテムズ川で救急艇を配置して緊急事態に備えた事例がわかりました。
例えれば、隅田川と荒川がベイエリアとつなるイメージも重なり、ベストポジションに昭和大学江東豊洲病院も存在する東電堀が中核になれば患者の搬送から病院受け渡しまで救急艇がベストだと考え、各方面に提案しました。そこで2年の準備に要した結果、東京消防庁が『船舶を用いた患者搬送の協定』を締結し、水路の多い東京において救急艇社会実装の研究を試みることにより、災害の多様性に備えることが決まりました。
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みなさまからのご支援の使い道は?
今回の救急艇プロジェクトでは、不特定多数の皆様の利益になる公益活動として、救急艇の運行費用をみなさまからのご寄付で運営いたします。具体的な資金の使途は、下記の通りです。
1. 運行責任者(船長)、運行責任者補(船長補助)等の専門職雇用費用、その他ボランティアスタッフ含む医師・救命士の損害保険費用等々。
2. バッテリー電源等予備電源の補充費用、エンジンメンテナンス費用、防舷材等安全装具の補充、夜間係留中防犯装置等設置費用等々。
モバイルホスピタルは、現在、救急艇の訓練を実施しています。こうした訓練の実施には人員と時間が必要で、やはり費用もかかってきます。 救急艇を運行するにあたっては、東京消防庁との協力協定で医師や救命士の乗船が期待されているため、日々の安全のためには命に代え難いコストになります。加えてボランティアスタッフ含む各種保険などの最低限の費用負担が必要となります。大規模イベント開催時における救急艇の運行に、どうかみなさまのご支援をお願い申し上げます。 今回、主にこの二点の課題を解決したく、ご支援を必要としています。コロナウイルスの蔓延により、世界中が未だ混乱を極め、苦しんでいます。こういった不透明な環境の中で、皆さんの安全を確保することは当たり前に必要なことです。「あの時、救急艇があったなら・・」では遅いのです。
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