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こんにちは!むすびえ広報メンバーのみのりです。
「むすびえメンバーにインタビューしてみました!」は、むすびえで活動するメンバーのことを深掘りしていく企画です。
このクラウドファンディングで初めてむすびえの存在を知っていただいた方にも、むすびえの日々の活動の様子をお伝えしたいと思い、この企画をはじめました。
記念すべき第1弾は...杜多 啓佑(とだ けいすけ)さん/業界連携プロジェクトメンバーです!
「業界連携」...なんだか少し難しそうですが、お話を聞いてみましょう!
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みのり)普段は、むすびえでどんな活動をされているのですか?
杜多さん)飲食店・高齢者施設・保育園・お寺...などなど、こども食堂と縁のある業界はたくさんありますね。私たちは、それぞれの業界ごとに最適な「こども食堂の広がり」を目指し、様々な活動を行っています。
むすびえは中間支援団体であるため、細かな運営ノウハウを持ち合わせている訳ではありませんので、それぞれの業界関係者に対して、まずはこども食堂やその取り組み内容を知っていただくこと、そして興味を持っていただくことを意識しながら日々取り組んでいます。
みのり)中でも、個人的に想いが強い業界はありますか?
杜多さん)実は私は長年飲食業界にいまして、店長も務めていたこともあり、飲食業界の環境やそこで活躍する方々のスキルをずっと間近で見てきました。実は飲食店って、「こども食堂」にとって大切な要素をたくさん秘めていると思うのです..!
みのり)そうだったんですね! ぜひ、詳しく聞かせてください!
杜多さん)例えば、食品を扱う上での衛生管理の知見が豊富にあること、厨房や食事のためのスペースがあること、こどもも大人も関係なく地域のお客さんとのつながりがあること... どれも、こども食堂を始めるための大切な要素です。
みのり)確かに、飲食業界の方々にこども食堂という存在価値をまず知っていただくことで、新しい気付きが生まれたり、可能性が広がりそうですね。利用できるこども食堂が増えることは、地域の方々にとってとても嬉しいことだと思います。
では逆に、飲食店さんにとって、こども食堂を始めることの価値や嬉しいことって、どんなことが考えられるのでしょうか?
杜多さん)特に個人飲食店は、地域の方に愛され続けることで存続できる、という側面が大きい場合があります。こども食堂をきっかけに地域住民がお店を訪れる機会が生まれ、またそのお客さんが家族や友人と一緒に利用してくれる。そういった輪が広がっていくことで、結果としてお店のお客さんが増えて、更に賑わいが生まれるという可能性は十分あると思っています。
また、それだけではなく、「飲食店のお兄さん・お姉さんにお世話になった」という幼い頃の記憶って、意外と大人になっても色濃く覚えているものです。慢性的な人材不足に悩まされている飲食業界ですが、「いつも行ってたあのお店、あたたかい居場所だったなぁ」「あの時お世話になったから、飲食店でアルバイトしてみようかなぁ」「こども食堂のお手伝いをしてみようかなぁ」。 ふとした時、そんな風に思い出してくれる若者がいることを願っていますし、それこそが「居場所」なんだと思うんです。
みのり)すてきなつながりの連鎖、そして世代を超えた循環が、「飲食」という業界ひとつ取ってもたくさん見えてきますね。飲食業界ご経験者ならではの視点で、とても興味深かったです。
ぜひまた、他業界とこども食堂についてのお話も聞いてみたいです。今回はとても貴重なお話、ありがとうございました!