読売新聞に、なかよし学園の歩みが紹介されました
2025年12月1日付の読売新聞(関西版)の記事で、なかよし学園プロジェクトの活動を取り上げていただきました。

戦争や災害の被害を受けた地域での教育支援、そして日本の教室と世界の現場をオンラインで結ぶ「世界とつながる学び」の実践が、地域の読者の皆さまに向けて紹介されています。
記事では、私たちが大切にしている「願う平和から、行動する平和へ」という姿勢や、日本の子どもたちが作った教材や作品が、アジア・アフリカの教室で“実際に使われている”ことにも触れていただきました。
※該当記事(読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20251201-GYO1T00071/
(閲覧には会員登録が必要な場合があります)
紛争地・災害地で、チョーク1本から始めた教育支援
なかよし学園プロジェクト代表の中村雄一は、「チョーク1本で世界を平和にする」を合言葉に、これまでコンゴ民主共和国・ルワンダ・南スーダン・カンボジア・シリアなど世界10か国で教育支援と人道支援に取り組んできました。
- 少年兵の社会復帰を支える学びの場づくり
- 難民キャンプでの基礎教育・職業訓練
- 火山噴火や紛争後の地域での防災・衛生・食糧支援
こうした活動の積み重ねが評価され、2023年には英国ウィンザー城で日本人として3人目となる講演、2024年には国連経済社会理事会やACUNS学術会議、日本ユネスコ関連の場でのスピーチの機会もいただきました。
読売新聞の記事では、こうした“現場からの積み上げ”が、今の「世界とつながる学び」の土台になっていることが伝えられています。
日本の教室と世界を往復する「世界とつながる学び」
現在、なかよし学園は経済産業省「探究・校務改革支援補助金」の採択を受け、全国50校以上・年間1万人規模で「世界とつながる学びプロジェクト」を展開しています。
日本の子どもたちが授業や探究学習の中でつくった教材や作品(平和カルタ、防災ブック、食育キット、海洋プラ・キーホルダー、竹細工のおもちゃなど)を、ケニア・シリア・ルワンダ・南スーダン・カンボジア・東ティモールなどの教室に届け、実際の授業で使ってもらいます。
そして現地から届いた写真・動画・お手紙を、再び日本の教室に戻す循環を、私たちは
CoRe Loop(Co-create & Return Loop:つくる→届ける→共創→還る→さらに広がる)
と呼んでいます。
単なるスタディツアーや一方通行の「支援」ではなく、
日本の子どもたちの学びが世界の力になる
世界の現実が、日本の子どもたちの学びを深くする
という往復運動こそが、このプロジェクトの核です。読売新聞の記事でも、この“往還型の学び”の特徴が紹介されています。
TEAMジャパンで、世界の平和づくりに挑戦
読売新聞での掲載は、なかよし学園だけのニュースではありません。全国の学校・教師・子どもたち、そして寄付や応援で支えてくださる皆さまの取り組みが、ひとつの物語として可視化された瞬間だと感じています。
- 離島の小さな小学校で作られた竹けん玉が、シリアやルワンダの教室で使われる
- 中学校の平和カルタが、戦後0年のシリアで「平和のつくり方」を学ぶ教材になる
- 高校生の海洋プラ・キーホルダーが、遠い国でSDGsの授業に生かされる
こうした一つひとつのアクションが、「TEAMジャパン」として世界の平和づくりに貢献していることを、多くの方に知っていただければ幸いです。
今回の記事掲載を励みに、なかよし学園プロジェクトは、これからも日本の子どもたちと世界の子どもたちが“対等な仲間”として学び合える場を、皆さまと一緒に広げていきます。
最後に
読売新聞の記事を読んで初めて、なかよし学園の活動を知ってくださった方もいらっしゃるかと思います。もし少しでも「おもしろそう」「子どもたちと一緒に関わってみたい」と感じていただけたら、コングラントを通じたご支援や、学校・地域からのお声がけを、心からお待ちしています。
皆さま一人ひとりの応援が、世界の片隅で「今日も学校に行けた」子どもたちの笑顔につながっています。



