特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
NPO法人

NPO法人なかよし学園プロジェクト会員募集

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NPO法人なかよし学園プロジェクトは、教育を通じて国内外の子どもたちに希望と学びの機会を届けるNPO法人です。日本各地の学校と連携し、探究型学習やキャリア教育を推進するとともに、南スーダンや東ティモールなど世界9カ国の紛争・貧困地域で教育支援を行っています。 なかよし学園では私たちの活動を支える仲間を募集しています。会員の皆さまには、現地活動の報告や特別イベントへの参加機会を提供し、一緒に世界の平和を創る力になっていただきます。   【会員特典】 ・会員証の発行 ・なかよし学園の活動企画提案・活動参加 ・なかよし学園オープンチャット参加(リアル活動ライブ) ・会員限定イベント招待 ・会員限定動画配信 ・総会参加 【会員種別】 ・正会員(5000円/年) なかよし学園プロジェクトは、2007年の創設以来「世界を教育の力で平和にする」を掲げ活動を行ってきました。2019年のNPO法人化を経て2023年からは国際連合経済社会理事会、ユネスコ、ACUNS学術会議で活動報告を行い、イギリス・ウィンザー城での国際会議では英国王室に平和活動を講演するなど、国際的に認められた団体です。南スーダンやコンゴ民主共和国などの紛争地で国連と共に教育支援を行い、子どもたちの未来を守る活動を続けています。私たちの平和活動に共感し、共に行動したい方は、ぜひご入会ください。
2025-10-08 14:24
木島平中学校で「世界とつながる学び」講演会を実施
10月7日、長野県木島平村・木島平中学校で、なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)が「世界とつながる学びプロジェクト」講演会を実施しました。木島平村はルクセンブルクとの交流など世界に目を向けた教育を進めており、その文脈の中で、アフリカ・中東・アジアの貧困地域など“もう一つの世界”を紹介。普段耳にするニュースを自分事にし、世界の課題にコミットしながら課題解決力を鍛えるアントレプレナーシップ型の学びを提案しました。

村ぐるみの国際教育に“アントレプレナーシップ型探究”を接続—11月の「未来塾」発表と海外実装へ

 10月7日、長野県木島平村・木島平中学校で、なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)が「世界とつながる学びプロジェクト」講演会を実施しました。木島平村はルクセンブルクとの交流など世界に目を向けた教育を進めており、その文脈の中で、アフリカ・中東・アジアの貧困地域など“もう一つの世界”を紹介。普段耳にするニュースを自分事にし、世界の課題にコミットしながら課題解決力を鍛えるアントレプレナーシップ型の学びを提案しました。

日本全国でグローバル探究授業を行うなかよし学園中村雄一代表

講演のポイント

対話で深める平和:講演では「平和って何?」「どうやって平和を作る?」をテーマに全員参加のディスカッションを展開。教室内だけでなく校長・担任の先生に意見を聞きに行く生徒も現れ、先生方も前に立って発言する“熱い時間”に。中村代表はガルトゥングの「消極的平和/積極的平和」を用いながら、「戦争の起こらない世界を一緒に作ろう」と呼びかけました。

“同じを見つける”という技法:対立の背景にある“違いへの固執”をほぐす具体策として「同じを見つける」を提示。「平和は誰でも作れる」を合言葉に、行動へつながる視点を共有しました。

校長先生もディスカッションに参加。文字通り「みんなで考える」授業となった。
平和をテーマにディスカッションを行う生徒たち。
生徒たちは日本中の生徒児童が平和構築を行っている事例を学んだ。

学校・地域との共創

 同校では探究学習「未来塾」が進行中で、11月に成果発表を予定。なかよし学園は未来塾と連携し、生徒の研究成果を海外へ届ける「CoRe Loop(Co-create & Return Loop)」(つくる→届ける→共創→還る、の里帰り共創ループ)を実装します。中村代表は「君たちの『あたりまえ』は、世界に出ると『すごい!』になる。木島平の豊かなリソースで世界に挑もう」とメッセージを送りました。

 講演後、武居和紀校長は次のように語りました。
「現実を見てきた中村さんの生の言葉を聞いて、昔は世界は遠かったが、今やっていることで世界を平和にできると感じました。『同じをみつける/同じを作る』ことで、生徒たちに木島平に留まらず世界に目を向けて活動してほしい。」

木島平中学校
豊かな自然に囲まれた長野県。この自然を守り、活かすことを生徒たちと探求する。
早速アイデアを提案してくれる先生も。これからの活動が楽しみだ。

“木のまち”発の教材が世界へ:“木島平PEACEブロック”

 木島平中学校は村の木材資源を生かした工作が盛んで、中学校からなかよし学園に積み木「木島平 PEACE ブロック」が寄贈され、8月に行ったルワンダでの活動に使われました。この授業はルワンダキガリにあるキバガバガ小学校で行われ、「耐震強度のある建物を作ろう」というテーマで授業を行いました。

 広島のみらさか学園教諭瀬尾駿介メンバーが低学年向けには崩れにくい積み方を試行するアクティブラーニングを、上級学年には爪楊枝+スポンジで立体構造を組み、倒れにくい建造物を設計。木島平の手仕事が、現地の防災・理科・図工の学びをつなぎました。

なかよし学園に寄贈された「木島平PEACEブロック」
ルワンダの生徒たちの授業に活用された。
日本の木の温もりを教育で届ける。
教員の金子真代メンバーはPEACEブロックを使って「図形」の授業も。
スポンジを使って耐震構造立体模型を指導する教員の瀬尾駿介メンバー。

“人が感じられる”往還交流 ーCoRe Loopモデルー

 今回、なかよし学園はルワンダの児童・生徒から託された手紙を持参し、この講演で生徒を代表して生徒会長に手渡しました。受け取った生徒は「遠いアフリカのルワンダに積み木が届くだけでもすごいのに、その喜びが手紙になって戻ってくるなんて驚きました。正直、とてもうれしいです」と語りました。作品が海を渡り、感謝のメッセージが戻ってくるこの経験は、CoRe Loop(Co-create & Return Loop)――つくる→届ける→共創→還るで「共創と交流で強くなる学び。」を実装する往還モデルの実践そのものとして、全校で共有されました。

ルワンダからの手紙を受け取る生徒会長

教室の余白まで“世界”に

 給食時間には中村代表が3年生の教室を訪問。「どんな国に行きましたか?」「何ヶ国語話せますか?」といった素朴な問いから、「今度ルクセンブルクに行きます。何ができますか?」という実践的な相談まで、世界を身近に感じる対話が続きました。中村雄一代表は「日本の『すごい』を紹介してほしい。アニメや映画、音楽、絵でもいい。君たちは思っている以上にすごい」と背中を押しつつ、世界の片隅の過酷な現実にも触れ、“笑顔あふれる世界を一緒に”と締めくくりました。

今後ともみなさんのご支援ご声援をよろしくお願いします。

なかよし学園事務局広報部

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