活動・団体の紹介
NPO法人なないろは、「すべての子どもが、孤立せず安心して過ごせる場所を地域につくること」、「リアルな経験を通してしなやかな心を培うこと」を目指し、次のような活動を行います。
(1)フリースペース
かつての町立幼稚園を町からお借りして「フリースペース・なないろ」を開所し、日中は山田町や近隣市町村の不登校の児童・生徒が安心して過ごせる居場所として、放課後は地域の子どもたちの居場所として、夜間は学習スペースとして運営し、多機能型の子どもの居場所づくりを行います。
(2)子ども食堂
月1回、町内の旧小学校やコミュニティセンターにて、関係機関と連携して「なないろキッチン」を開催しています。
(3)フードパントリー
様々な事情で、食糧購入にお困りのご家庭があります。関係機関と連携し、必要なご家庭にフードパントリーを行っています。
(4)子ども用品リユース
フリースペース内にリユースのお部屋を常設し、ご提供のあった子供服・学用品費等を無料で提供しています。
(5)子ども寺子屋
町内外の高校生・短大生などのボランティアの協力を得て、長期休業中に小学生の宿題をサポートする事業を行っています。
(6)生理用品配布
必要な方に生理用品を配布する事業を行っています。
(7)多世代交流
なないろキッチンの中で、多世代が交流できるよう「なないろカフェ」を実施しています。
(8)体験活動
カット体験、火起こしからカレー作り体験、工作、お菓子作り、流しそうめん、国際交流等の参加型体験活動を行っています。
活動の背景、社会課題について
震災とコロナ禍を経て、孤立する子どもの増加と、増え続ける不登校の子どもたち。
その孤立を防ぎたい。それが私たちの願いです。
現在、全国的に不登校の児童生徒数は過去最多を更新し続けています。学校という主たる居場所から遠ざかった子どもたちが、孤立し、社会から離れてしまうという状況が起きています。それは、山田町や近隣市町村でも同様です。
また、経済的な理由から十分な食事や体験の機会を得られない子どもたちもおり、家庭内だけで抱えきれない子育ての「しんどさ」が地域全体に広がっています。
私たちは、子どもたちが孤立から自立へ半歩進めるサポート、安心して過ごせる居場所を提供したいと考えています。学校でも家でもない、安心して立ち寄れる「第三の居場所」こそが、今、地域に求められています。
なないろは、「第三の居場所」を持続的に提供する取り組みを行います。
活動内容の詳細、実績について
なないろが届ける「安心」と「希望」
なないろでは、子どもたちの多様なニーズに応えるため、複合的な活動を行います。
不登校児童生徒の居場所「フリースペースなないろ」日中の時間帯
他の子どもや大人との交流を通じて、社会性や自己肯定感を育む人的サポートと「場」を提供します。
地域の子どもの放課後の居場所「フリースペースなないろ」放課後の時間帯
学年や学校の垣根を超えた「ごちゃまぜ」の交流で、子どもたちの笑顔を引き出します。
学習支援・スペースの提供「フリースペースなないろ」夜間の時間帯
集中して学習に取り組める環境を用意し、基礎学力の定着をサポートします。
こどもフードパントリー・子ども食堂
温かい食事や食材を無償で提供。食の支援を通じて、保護者の経済的・精神的な負担を軽減し、居場所の提供で安心を届けます。
参加型体験活動(カット体験など)
普段はなかなかできないプロの技術に触れたり、国際交流などの体験をする機会を提供。子どもたちの「やってみたい」という好奇心を刺激し、可能性や伸びしろを広げます。
【これまでの実績】
設立から4年で、延べ1,500人の子どもたちが利用。
フードパントリーでは毎月必要な世帯に食料を支援。
居場所を利用した不登校の子どもたちのほとんどが、学校復帰や教育支援センターなどの支援機関に繋がっています。
「なないろに来てから、子どもの気持ちが上がって笑顔が増えました。」(利用者保護者様からの声)
代表者メッセージ
なないろ代表の髙橋理奈と申します。
私は、昭和50年代生まれで、土曜日は半ドンの時代でしたが、地域の中で色んな大人に育てられたなと感じています。地域の行事も活発で、たくさんの大人を見て、人生や生き方の多様性を勉強させてもらったと思います。
ちょうどコロナ禍が始まった6年ほど前から、山田町や近隣市町村の子どもを対象にスクールソーシャルワーカーとして活動しています。スクールソーシャルワーカーが、いろいろな相談を受けるその多くは「不登校相談」です。
東日本大震災を経験し復興してもなお、不登校児童生徒数は増加の一途をたどっています。コロナ禍も重なり、本人の辛さ、保護者のしんどさ、学校の大変さを沢山沢山聞いてきました。スクールソーシャルワーカーとして直接対応できたのは本当にごくごく一部の子どもたちでした。
「子どもたちが心身ともに健やかに成長するためには、この地域に何が必要だろう」
「福祉や心理を学んだ自分ができることは何だろう」
と1年ほど自問自答し、出した答えが「第三の居場所づくり」と「リアルな体験活動」でした。
そう決めてから、すぐに任意団体を設立し、2021年8月の夏休みからコロナ禍での感染対策を試行錯誤しながら「子ども寺子屋事業」を始めたのが4年前。当初から、地域の関係機関には連携・協力いただいており、団体として育てていただいたなと感謝しています。
なないろの活動を継続する中で、参加者の声、保護者の声、支援機関の声を集めてきましたが、包括的な子ども支援ができる法人として活動する必要性やメリットを強く感じ、賛同者を募って2025年4月にNPO法人を設立しました。
スクールソーシャルワーカーとしての活動を通して、また地域の子どもたちと関わる中で、「自分がありのままでいられる場所」が、どれほど彼らの成長を支えるかを痛感してきました。家庭や学校以外の第三の居場所を、私たちは持続的に提供したいと考えています。
子どもたちにとって、身体を思いっきり使って遊ぶことや体験すること(=身体と脳を使うこと)、挑戦し失敗しても大丈夫と思えること(=レジリエンスの力をつけること)、多様な人を見たり話したりして色々な価値観を学ぶこと(=世界の広さ、人生観を知る機会)が、変化の激しいこれからの時代を、しなやかに柔軟に生きていくためにとても大事だと考えています。
なないろの取り組みは、私たちだけの力では続けられません。特にこの走り出しのスタートアップにサポートいただけると幸いです。
どうか、ここ岩手で三陸で未来を担う子どもたちの「第三の居場所」と「参加型体験活動」を継続するため、温かいご支援をお願いいたします。
寄付金の使い道について
皆さまからいただいたご寄付は、子どもたちの「第三の居場所」と「参加型体験活動」を提供し続けるために使わせていただきます。
使い道
場所の維持費・・・居場所となる施設の整備費、光熱費、設備の補修費用 【「いつもの場所」を守り、活動を安定して継続できます。】
活動に必要な費用・・・食材の購入費、学習教材費、体験活動の材料費など 【「温かい食事」と「多様な学び・体験」を届けられます。】
人件費・・・子どもたちを見守るスタッフ・支援員の確保、研修費 【子どもたち一人ひとりに寄り添う、質の高いサポートを提供できます。】
このプロジェクトは「GIVING100 by Yogibo」の応援プロジェクトです

金額3,000円 |

金額5,000円 |

金額10,000円 |

金額30,000円 |

金額50,000円 |

金額100,000円 |

金額100,000円 | 在庫5 |

金額200,000円 | 在庫5 |

金額3,000円 |

金額5,000円 |

金額10,000円 |

金額30,000円 |

金額50,000円 |

金額100,000円 |

金額100,000円 | 在庫5 |

金額200,000円 | 在庫5 |





