南山高等学校・中学校男子部の沿革
本校は、南山学園の最初の学校として、1932(昭和7)年、カトリック神言修道会ヨゼフ・ライネルス神父により、八事の風致地区にミッションスクールの旧制南山中学校が創立されたことから始まります。その後1947年に新制南山中学校(男子部)、翌年に新制南山高等学校(男子部)が設立され、現在に至っています。
学校の運営形態としては珍しく、同じ学校の下に男子部と女子部を置き、男女別学の中高一貫校としてそれぞれ運営しています。
南山高等学校・中学校男子部の教育
南山教育は、学園共通の教育モットーである「Hominis Dignitati(人間の尊厳のために)」のもとに「高い人格 広い教養 強い責任感」という校訓を掲げ、キリスト教の精神と世界観を教育の基本に置いています。それは、「一人ひとりがまず自分の尊厳に気づき、その徹底を図る一方、他者の尊厳を認め、共に、人間の尊厳が尊重され推進される社会づくりに役立とう、という生き方を培うこと」です。
高校入試のない完全6か年一貫教育のもと、「地の塩、世の光たれ」という聖書のみ言葉を深く理解し、国際的視野を持ち、人類愛を実践できる人間の育成に努めています。
本校の教育活動の詳細はこちらをご覧ください。
変化する教育活動・教育環境
90年の伝統ある南山教育の良い部分である、家庭的な雰囲気と相互の信頼と協力に基づく教育を維持・向上させつつ、Sosiety5.0社会、SDGsの達成、日常生活のグローバル化などの社会課題に応えられる人材を育てつつ、必要な教育を行うため、ICT教育環境整備、国際交流・国際理解プログラムの充実、猛暑等気候変動や生徒の安全・安心に対する対応等、さまざまな変化に応えていく必要があります。
ICT教育環境については、校内WiFi環境と、全普通教室への電子黒板、特別教室へのプロジェクター設置を2021年度までに完了し、教職員にはタブレットPCを配付して、授業に活用しています。
また、中学生には2023年度の1年生よりタブレットPCを1人1台貸与し、高校生では2024年度の1年生より指定タブレットPCを1人1台用意してもらい、授業での利活用を始めています。男子部では、将来の大学等でのレポート作成や研究、その先にある社会生活を見据え、キーボードで文章が入力でき、文書やスライド作成ができる能力も重要であると考え、キーボード付きのPCを教育に活用しています。
国際交流・国際理解プログラムは、世界中の様々な文化とその文化のもとで生きる人々と交流しようとする意思を育み、具体的なコミュニケーションの手段の1つとして英語教育を重視しています。英会話の授業は1クラスを半分ずつに分け、ネイティブの英語教員による少人数授業を実践しています。また、その先にはさまざまな海外留学・国際理解のプログラムを用意し、生徒たちの国際感覚の向上の機会を用意しています。
気候変動・生徒の安全安心への対応も重要です。地球温暖化による夏場の猛暑は、屋外での体育の授業や部活動の実施を難しくしています。現在、各教室・特別教室のほか、体育施設では卓球場・柔道場にはエアコンを整備していますが、アリーナ(体育館)には設置していないため、早急な設置を検討しています。また、スクールカウンセラーによるカウンセリングは、生徒のみならず、保護者の子育ての安心にもつながっています。
税制優遇措置(寄付金控除)について
南山高等学校・中学校男子部を設置する学校法人南山学園は、特定公益増進法人の認定を受けており、南山学園へのご寄附は法人・個人とも税制優遇措置の対象となっています。個人での確定申告手続き等が必要となりますが、税の控除を受けることにより、少ない実質負担で、南山高等学校・中学校男子部により多額の貢献をいただけるメリットがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。(学校法人南山学園のWebページへ移動します)
※なお、南山学園各設置校の受験生および新入生(南山学園が設置する高等学校・中学校・小学校および幼稚園の新入生も含む)またはそのご父母より、入学願書受付の開始日から入学年の12月末日までに賜ります寄附は、税法上「学校の入学に関してする寄附金」とみなされ、原則、寄附金控除の対象となりませんのであらかじめご了承ください。