長野県野球協会の活動とは
日本の野球は、長きにわたり子供から大人まで幅広い年齢層で親しまれてきた国民的スポーツでした。その野球界を揺るがす現象が起きています。それは少子化と多様なスポーツの発展のなかで、子どもたちの野球人口の激減という深刻な問題です。
この問題を解決していくには、これまで野球界をけん引してきたさまざまな野球団体が手と手を取り合い、それぞれの『壁』を乗り越え、野球の未来のために協力し合うことが必要です。
長野県野球協会は、これから野球を始めようとする子どもたちが思い切り野球に取り組める、トッププレーヤーを目指す若者が心置きなく目標に向かうことができる、仲間と共に誰もが野球を楽しめる、そんな『野球の未来』を目指します。
~心をひとつに~『野球を愛する者たちの力を終結させて』
今から8年前、平成26年1月に長野県内で初めて、野球団体が一堂に会する懇親会が開催されました。 その席上で野球界に衝撃を与える事実が伝えられました。
野球を志す子供たちが激減している… 特に小学生、中学生の減少率が凄まじい…
野球は国民的な人気スポーツとして捉えていた野球関係者に衝撃が走りました。
このままではまずい…
それから2年後、平成28年4月に野球界の課題解決に向け、 小学生から高校生までを組織化した長野県青少年野球協議会が設立されました。 それと同時に地区協議会が設立され、野球普及イベントや指導力向上の勉強会が開催され始めることとなります。
令和2年11月に信州野球界の更なる発展を目指し、プロ(信濃グランセローズ)を大人の野球団体ともスクラムを組む形で県内のすべての野球団体が一つになる「長野県野球協会」設立に向けての歩みが始まりました。
機は熟し、令和4年4月「長野県野球協会」設立。
いよいよ信州野球界が心をひとつに、 子供たちが思う存分、野球やスポーツを楽しめる未来を目指して 合言葉は『野球の未来に』、プレイボール!
ご支援の使い道について
長野県野球協会は、県内の様々な野球団体を統括する組織として、次代を担う青少年世代の支援と野球人口増加への取り組みを推進します。
1.地区協会への支援 長野県野球協会には、下部組織として県内全域に地区協会が存在します。もともと野球は、地域ごとに発展してきた歴史があります。そして、これからも直接的に子供たちと触れ合い、野球の魅力を伝えるのは地域の活動になります。この地域の活動の中心となる地区協会への支援を行います。
2.系統的な指導の確立を目指して 子供たちに野球の魅力やスポーツの楽しさを伝えるためには、先ずは大人の指導力向上が欠かせません。日々進化する指導理論や科学的トレーニングを学ぶ場を提供し、全日本野球協会(BFJ)公認ライセンス取得を推奨します。指導者の資質向上は、底辺拡大にもつながります。
3.子供たちの体を守る 野球を志す者にとって、最も悲しいことは怪我により野球が出来なくなることです。選手が怪我無く成長できるよう有益なシステムをつくります。大会への派遣は勿論のこと、気軽にメディカルチェックが出来る環境づくりを目指します。
4.子供たちに夢を与える 長野県野球協会は、信濃グランセローズも加盟し、プロ・アマの交流を容易にできる組織となりました。そのシンボル的な大会として、『長野県知事杯争奪プロ・アマドリームトーナメント』を開催します。大学、社会人、プロと野球が続けられる環境を身近に感じてもらい、子供たち夢を与える環境を創造します。また、昨年は、甲子園でも女子野球が開催され、女子野球の活動も盛んになってきました。協会では、女子野球委員会を設置し、男女問わず野球というスポーツをより楽しめる環境づくりを目指します。
5.長野県野球協会運営資金として 長野県野球協会としては、上記以外にも様々な活動を行う計画をしています。小学生から高校生までを対象とした肘・肩の障害予防事業、全国大会出場の際の支援金の贈呈、学童野球全県組織化など多肢に渡ります。そして、これらの活動の根幹となるのは事務局運営です。全県での活動を纏める運営ですので事務所やHPの管理などの運営費も必要になります。歩み出す協会が継続的な組織となれるようご理解をお願いします。そして、集められた支援金の金額と用途に関しては、すべて明確に公開し透明性を追求します。