西成チャイルドケアセンターのミッション
西成チャイルド・ケア・センターは、家庭環境に問題を抱えるこどもが安心してすごすことのできる「居場所づくり」から始まりました。
その活動の中で、こどもが抱えるさまざまな問題に気づき、ひとつひとつに向き合ううちに、
西成チャイルド・ケア・センターの活動内容も増えていきました。
すべての活動に共通している目的は、ひとりぼっちのこどもがいない地域をつくること。
なぜ「にしなり★つながりの家」が必要なのか
経済的に豊かだと思われてきた日本ですが、子どもたちの16.3%、実に6人に1人が貧困状態にあるという衝撃的なデータが厚生労働省から発表されました。
2015年には13.9%に改善されたものの、依然として約280万人の子どもたちが貧困状態にあります。
さらにひとり親家庭の子どもの貧困問題は深刻で、2人に1人が貧困状態。先進国の中でも最低の水準だと言われており、満足な食事を食べられない子どもたち、ほぼ毎日一人でご飯を食べている子どもたちも数多く存在しています。
にしなり★つながりの家はこんなところ
①困ったときに駆け込めて、一緒に生活できる場所
②みんなと一緒に食事ができ、学べる場所
③みんながお互いを支え合える場所
「にしなり★つながりの家」実現のために
2012年から「にしなり☆こども食堂」を実施してきた西成に、
これまでの取り組みの総決算として「にしなり★つながりの家」を設立したい。
そう思い立って2019年からいろいろな方々に相談し、助けていただきながら、
夢の実現に向かって全力で走っています。
設立には、土地購入費(約4,000万円)、施設建設費(約2億2,000万円)を合わせて、総額2億6,000万円ほどが必要と見込まれています。
公的助成や借入等による資金調達も行っていきますが、できるだけ早く「にしなり★つながりの家」を実現するためには、一人でも多くの皆さまのご賛同・ご支援が必要です。
代表メッセージ
何かをあきらめる瞬間の連続がこどもたちの心を蝕んでいきます。
何かが買えない食べるものが十分にないというのが貧困の根本的な問題ではなく、貧困によってやる気や自己肯定感が損なわれてしまうことが1番の問題なんです。
貧困によって失われた自己肯定感が、人生に対するあきらめを生んでしまうことのないように….。しかし支援って実はものを与えるだけでは届かないところにあるんです。
本当に困っている人はただおはようと挨拶されただけでもそのつながりにほっとします。 そうしたこどもや親の現実を知ってください。
どんな環境にいるこどもたちでも自分の力で未来を変えていけることを知ってください。 そして一緒にこどもたちの未来を支えてください。
西成チャイルド・ケア・センター 代表理事 川辺康子