NCCの成り立ち
日本のプロテスタント教界の並列的なつながりと海外の教会との窓口として、1923年にNCCの前身である日本基督教連盟が設立されました。第2次世界大戦における国家の宗教政策の下で1941年、日本基督教団の設立によっていったん解散しましたが、戦後日本基督教団から旧教派の教会が離脱したため、再び国内の教会間の連絡役と海外の教会との窓口が必要になり、1948年5月日本基督教協議会(後に日本キリスト教協議会)ができました。NCCは2018年に設立70週年を迎えました。
NCCの特色
NCCは、教会だけの集まりでなく、教会(教団)とキリスト教関係団体を含んでいます。世界の多くのNCCが「教会協議会」と呼んでいるのに対して日本のNCCは「キリスト教協議会」と呼びます。キリスト教(者)が少数者である社会の中で、教会・キリスト教関係団体が共に宣教の課題を担っていくことを目ざしています。
NCCの基本姿勢
1.NCCは、日本国家によるアジア・太平洋地域への侵略戦争に協力した日本基督教連盟から続く過去の歴史を自らのものとして受け止め、神とアジア・太平洋地域の人々になした罪責を告白し、正義と信頼に基づいた平和な関係を築く努力を続けます。
2.弱くされた人々、苦しみにある人々との「いのちの痛みに」共感する生き方を求めていきます。
賛同金の使途
NCCの財政は、主に加盟教団および団体からの分担金、そして皆様からの賛同金で成り立っています。NCCの働きを充実させるために賛同会員となってお支えいただきたいと思います。
現在、日本経済の長引く停滞により、分担金については近年どの教会も厳しい財政状況にあり、その見直しは毎年の課題になっています。また、個人からいただく賛同金についても、家計が教会同様、決して楽観できる状況にはなく、減少の傾向にあります。
そのような現実を踏まえ、私どもは前総会期より財政の細部を一つ一つチェックし、支出を抑えることで効率化簡素化を図ってきました。しかし、立て直しの道半ばで2020年のコロナウイルス発生が追い打ちをかけ計画の変更を余儀なくされています。
私どもはただ危機状況を嘆き、事業を縮小するのではなく、このような事態であるからこそ、世界にキリストの福音をのべ伝える使命を果たすべきであると心を新たにしております。どうか皆様も主にあって私どもと心を一つにして、主より託されたNCCの活動にご協力いただければと願う次第です。
定期的継続的なご献金あるいは自由な意思によるご献金、どのような形でも結構です。どうぞよろしくお願い致します。