ネフネ(NEyagawa Finding NEw)プロジェクトとは
こどもの貧困、児童虐待、いじめや不登校などの問題は相互に影響しあい、複雑に絡み合って世代間を連鎖(次世代へ引き継がれる)します。私たちが活動をしている「寝屋川市」はすでにそんな貧困の世代間連鎖が起こり続けています。35年以上の歴史を持つ精神科診療所で、地域で暮らす精神障がい者やこどもたちのこころの健康につながるさまざまな活動を続けてきた『三家クリニック』、三家クリニックと提携する『株式会社toitoitoi』、と、40年以上制度のはざまで必要な支援が受けられない方に支援を届ける活動を行ってきた『NPO法人寝屋川市民たすけあいの会』が、そんな貧困の世代間連鎖にの中に育つこどもたちのための共同プロジェクト・「ネフネ(NeFNE)を開始し、取り組みをおこなっています。
こどもたちのための「居場所」/学び/あそびの支援
▶Action.01 現在、毎週金曜日の夜に行われている居場所。
もともとは、さまざまな事情で学校に行けない、もしくは学校に居場所がなく悩んでいる、そんな子供たちのニーズに応えるべく始まった支援スペース。精神障害のある家族をもつこどもたちが毎回10人前後集まって、交流し、まなび、ご飯を食べて、すごしています。
▶Action.02 現在は毎週1度開催されている学習支援
個別支援塾として開催し、経済的に塾に通うのが難しいこどもたちには無料で学習支援を受けていただいています。
▶Action.03 月に1度の日曜日のあそびのプログラム
家庭や学校以外での学生ボランティアや同年代の他人との交流と食事の提供、食の拡がりを経験してもらうことを行っています。
ご支援の使い道
NEFNEプロジェクトは、みなさまからのご支援で成り立っています。特にうしろだてになる制度や仕組みがあるわけではありません。それぞれの団体の努力とみなさまの支援によりおこなっています。
みなさまからのご寄付は、主に活動拠点の使用料と学習支援の講師料、そして、食材費に使用させて頂きたいとおもいます。
3,000円のご寄付を30名の方からいただければ、1ヶ月のNEFNEプロジェクト(居場所/学び/あそび)を運営できることができます。さらに多くのこどもたちへ呼びかけを行うことができるようになります。
地域のさまざまな課題に取り組んでくる中で、寝屋川市の貧困の連鎖は「貧困」という突出したある「現象」が見えているわけではなく、当事者や家族が「気がつかない」、その人たちにとっては「あたりまえ」の生活の中で醸成されていくことがわかってきました。そんな連鎖を断ち切りたい。精神科診療所 三家クリニック 祖父母 父母 こどもの三世代が「患者」になってしまう、そんなご家庭をたくさん看てこられています。そんな連鎖を断ち切りたい。
見えない「ニーズ」や「しんどさ」を少しでも人と人とのつながりを作ることによって、力に変えていっていただきたい。そんな取り組みを応援してください。よろしくお願いいたします。
NPO法人 寝屋川市民たすけあいの会
事務局長 冨田昌吾