「めばえプロジェクト」(NPO法人 芽ばえ)では、令和3年1月から12月の一年間で、小さく産まれてきた赤ちゃん用の産着と洋服を製作し・ラッピングをボランティアの手づくりで行い、寝屋川市の73人の赤ちゃんとそのご家族にお渡しすることができました。73人の笑顔をつくることができました。
寝屋川市民たすけあいの会は地域のさまざまな活動をされている個人や団体の方と連携しながらこれまでも活動をつづけてきました。
そんな活動の中には、新生児さんへの沐浴のボランティアや医療的ケアの必要なこどもさんへの支援、育児サークルの支援なども行ってきました。いまも、少しずつ形は変えながら、さまざまなこどもさんとご家族への支援も続けています。このたび、寝屋川市で活動する「NPO法人芽ばえ」さんと協働で、「小さく産まれてきた赤ちゃん」へかわいい産着を贈るプロジェクトをさせていただくことになりました。
「めばえプロジェクト」(NPO法人 芽ばえ)では、令和3年1月から12月の一年間で、小さく産まれてきた赤ちゃん用の産着と洋服を製作し・ラッピングをボランティアの手づくりで行い、寝屋川市の73人の赤ちゃんとそのご家族にお渡しすることができました。73人の笑顔をつくることができました。
小さく産まれてこようと大きく産まれてこようと変わらないはず。でも、実は小さく産まれてきた赤ちゃんは、「小さい」ということだけで難しいことを抱えます。
そう、その一つが、小さな赤ちゃんむけの産着や服が少ないことです。小さく産まれてきたこどもさんの中にはすぐに病院から退院できないこどもさんもおられます。
ようやく、病院から退院してお家に帰ることができる。「でも、そのときに着るお洋服がない」、そんなご家族の体験談からこのプロジェクトは動きはじめています。産婦人科の方や周産期医療センターの病院スタッフの方にも相談して、どのくらいの大きさのものがいいのか、素材はどんなものがいいのかなどお聞きしながら、「想い」を込めて作っています。
実際に作ったこのお洋服は、寝屋川市の子育て支援課さんのご協力を得て、必要とされるご家族に届けていただいています。実はいまの仕組みでは、私たちとしては実際にその服を着てくださったこどもさん(赤ちゃん)と出会うことはありません。「服」を通してのメッセージで、と思ってきた私たちの思いですが、間接的に聞こえてくるお声から、つながりたい方たちがつながることができる仕組みがいるのかな?とも思います。緩やかにつながれる仕組みを今後考えていきたいと思っています。そこも今回の【NPO法人 芽ばえ】×【NPO法人寝屋川市民たすけあいの会】の協働から生み出していきたいと思っています。
小さく産まれてきた赤ちゃん。いまは、「低出生体重児」と呼ぶそうですが、聞きなじみがあるのは「未熟児」ということばかもしれません。いまは、未熟児とは言わず一般には低出生体重児と呼ぶそうです、呼び方が変わったということですね。
出生体重では、
2500g未満のこどもさんを「低出生体重児」。
1500g未満を「極低出生体重児」、
そして、
1000g未満を「超低出生体重児」
と制度的には呼ぶのだそうです。
実は、いまでは新しく産まれるこどもさんの約10%強が2500g未満で産まれます。
つまり、10人に1人は、「低出生体重」で産まれてくるのです。
「●低出生体重児は、出生後にも医療的ケアが必要となる場合も多く、また、発育・発達の遅延や障害、成人後も含めた健康に係るリスクが大きいことが指摘されています。そのため保護者は、出生直後、他院後、乳児期、幼児期、学齢期と行ったライフステージごとに、健康や障害、発育・発達、学習など、様々な不安を持ったり、育児上の困難を抱えたりしやすい傾向にあると言われています。」(平成30年度こども・子育て支援推進調査研究事業 小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究事業」より)
小さく産まれたこどもたちとその家族には、手厚いサポートが必要なのです。
小さく産まれてきた赤ちゃんへ笑顔とともに、産着と洋服を届ける「めばえプロジェクト」は、これまで、材料もすべてボランティアのもちより、と、いただいた助成金で行ってきました。一着 約2000円の材料費などがかかっています。
寝屋川市に生まれるこどもたちは、年間で約1600人。そのうち約一割が小さく産まれてくるこどもたちです。
少しでも多くの赤ちゃんとそのご家族に届けたいと思っています。
みなさまからのご寄付は、主に材料の購入費と経費に使用させて頂きます。
少しでも多くの赤ちゃんとその家族のために、ご支援をよろしくお願いいたします。
今回のクラウドファンディングは、寝屋川市民たすけあいの会がこの協働プロジェクトのために実施するものです。
特に、寝屋川市域のこどもたちに限定して産着を贈るためのプロジェクトに見えるかもしれませんが、
①小さく産まれてきたこどもさんを抱えるご家族は全国どこにでも10%強おられ、同じような思いをもつご家族がおられる。そんなご家族のことを広くみなさんに知っていただき、ご自分のお住まいの地域ではどんな活動があるのかないのか?ないなら、「何かできないか?」と思う人たちが増えてほしい。
②わたしたちが寝屋川という地域で活動する中で感じている「家族の孤立」を防ぎ、つながりをつくっていきたい、狭い意味の「福祉」とかではなく、自分たちの地域を少しでも暮らしやすくしたい。そんな思いをこのコラボレーションで進めていきたいと思っています。
※このクラウドファンディングは、(株)コングラント様の「GIVING100(ギビングハンドレッド) by yogibo」にて行います。クラウドファンディングでは通常9〜20%の手数料が発生しますが、GIVING100では、Yogibo様(スポンサー企業)が手数料分を負担することで寄付金額が100%届く仕組みを実現しています。また、寝屋川市民たすけあいの会 も今回のクラウドファンディングについては、みなさまからいただいた寄付全額を「めばえプロジェクト」にあてることにしています。
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。