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「困ったときはおたがいさま」は、その時その時の自分と相手の状況を、4次元的に見ることで成り立つことだと思います。
3次元までは目に見えることが多いけれど、見る位置によって見えない部分も多くなる。4次元は人の記憶と思考の中でおきる目に見えないこと。
目に見えないことを、おたがいに想像し合って助け合うのが「困ったときはおたがいさま」という文化だと思っています。
でも、この時代、そのお互いの目に見えない部分を想像することが少し苦手になってきているのかなと感じます。
コミュニティフリッジは、その苦手さを目に見て体験できるようにしてくれることのひとつの仕掛けだと思います。
コミュニティフリッジがあることで、4次元的に「今」と「以前」と「これから」の自分と誰かのことをイメージできる。
例えば、「以前困っていた私」が「今の私が買いすぎたりもので少し誰かを助けられる」とか、「今買えなくて困っている私」が「今作りすぎて困っている誰かの助けになる」とか、「今は元気に働けている私」が「これから先病気や障害で働けなくなるかもしれない」とか。
人の状況は時々刻々と移ろっていくものだから「おたがいさま」。だから『「たすけてください」と言える社会づくりとともに、「たすけてください」を言わないでもたすけあえる社会づくりをめざ』すことができるはず。
そのための仕掛けが、いつも街の中にあり続けられますように。
そしていつか、仕掛け(コミュニティフリッジ)がなくても「おたがいさま」が当たり前の社会になりますように。
山口久美さんからいただいた写真。
すてきな写真ですよね。なぜ、この写真と思われた方はぜひ、このサイトをのぞいてみてください。
「みんなちがってすてきだね~自閉症の理解 はじめの一歩~」
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