活動・団体の紹介
「学校に行きづらい、外国にルーツがある、経済・家庭的事情、発達や学習障害、不登校、学習塾への通いが難しい、学びなおししたい」などの悩みを持つ、小学生~高校生までの児童を対象に、学習支援と食事支援の併設塾“パワーアップ塾”です。
開催日時は平日の月~金曜日の15時~19時。(要事前予約)。
生徒1人に対して講師1人がついて学習をサポートする、個別指導の学習支援塾です。
生徒一人一人の学習進度に合わせての支援を心がけています。
学習の後、用意したお弁当を持ち帰ってもらいます。
講師はボランティアで構成されており、市内の一橋大学生やその他大学生、教員経験のある方などで構成されています。
事務仕事などは、ソーシャルファームや就労支援、就労訓練の一環として、市内の居場所団体の方に参加していただいています。
国立市の、社会福祉協議会、スクールソーシャルワーカー、社会福祉法人と連携を取りあい運営しております。
活動の背景、社会課題について
不登校で他人に会いたくない子どもや、物音や人の気配が気になってしまう子どもなど、さまざまな事情を抱える子どもたちがいると考え、1対1の個別指導を選択しました。
また、開催日を1週間にわたって増やすことで、特定の曜日に参加できない子どもたちにも機会を提供できるよう努めています。
さらに、多くの無料塾が土日に開催されているため、平日に開催することで、選択肢を広げたいと考えました。
加えて、お弁当を提供することで、生徒のご家庭の負担を少しでも軽減できればと願っています。
活動内容の詳細、実績について
Aさん:小学4年から不登校。中学1年生から担当し、高校合格。高校1年では数学1Aの期末テスト満点、英検準二級合格など充実した高校生活を送ってます。将来は大学へ行き薬剤師になるため勉強中です。
Bさん:パワーアップ塾立ち上げ前から支援。中学1年から不登校。中学2年生からパワーアップ塾を利用。定期テストは数学・英語ともに8割以上正解しました。現在、大学へ向けて勉強中。
それ以外にも小学生~高校生までの多数の生徒が在籍し、学校の勉強に追いつこうとしたり、学びなおしをしています。
代表者メッセージ
もともと、先代と共に貸しビル業を運営しておりました。しかし、ビルの老朽化と従業員の高齢化に伴い、
事業をたたむ決断をしました。その際、自分がこれまでにやってきたこと、そして今後できることについて改めて考える機会を得ました。
私は、学校で学んだ「自由」と「博愛」の精神を大切にし、塾での指導経験や飲食店での就業経験を積んできました。
また、自分自身も学校に通いづらい時期があり、やめたり続けたりを繰り返しながら、何年もかけて卒業した経験があります。
こうした背景から、同じように困難を抱える子どもたちの支えになれるよう、「無料学習支援塾」と「子ども食堂」の事業を始めました。
さらに、私の妻はアルビノ(眼皮膚白皮症)という指定難病を抱えています。アルビノには、見た目の違いによる偏見や弱視による視覚的な困難など、多くの課題があります。
私たちは、障がい者手帳の取得や社会制度・医療制度の活用について、ゼロから二人で学び、解決策を見つけてきました。
この経験を活かし、同じように悩みを抱える方々に寄り添い、少しでも力になれるよう努めてまいりたいと考えています。
寄付金の使い道について
お寄せいただいた寄付金は、生徒のお弁当代(1食550円)に充てさせていただきたいと考えています。
弁当配布数:50食(月平均)
食費:330,000円/年
寄付額2,200円で4食分のお弁当を生徒に渡すことができます。
寄付額26,400円で48食分のお弁当を生徒に渡すことができます。