私たちは能登半島地震の支援として「やさしや足湯隊」を結成しました。足湯ボランティアは、阪神・淡路大震災の際にKOBEで始まり、全国に広まった活動です。タライにお湯を張って足をつけ、被災者の方の手に触れ、さすることにより様々なつぶやきが聞こえてきます。
世代を超えて活動できる、それが足湯ボランティアです。足湯につかりのんびりした空間を作ることで、疲れやストレスを少しでも解消していただきたい。現在は、神戸だけでなく全国の学生、若者も各被災地で足湯を実施しており、令和6年能登半島地震の支援にも駆けつけています。何かしたいと思っている学生・若者とこの想いを共有し、共に活動していきます。
皆様からいただいたお金は学生・若者が活動する際の交通費・消耗品費として使わせていただきます。みなさまの温かいご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
【現在、第11次足湯隊(6/21~6/23)まで、延べ90人が活動しました】
2024-05-24 11:03
学生ボランティアから見た能登⑤

いつも「やさしや足湯隊」を応援して下さり、ありがとうございます!
今回は第二次足湯隊(2/26~2/29)に参加されたビュルデゥルチュン・アジャル・ボライんさん(チャナッカレ大学4年生で現在、東京京学芸大学の日本語日本文化研修生)の感想を紹介します👣
アジャルさんは、去年のトルコ・シリア地震のCODEの第三次派遣で通訳ボランティアとして活動してくれました!
(*本レポートは「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.66「やさしや足湯隊ニュース」No.9にも掲載しています。)
いつも「やさしや足湯隊」の報告を読んでくださり、ありがとうございます✨
本日は第二次足湯隊(2/26~2/29)に参加されたビュルデゥルチュン・アジャル・ボライんさん(チャナッカレ大学4年生で現在、東京京学芸大学の日本語日本文化研修生)の感想です。アジャルさんは、去年のトルコ・シリア地震のCODEの第三次派遣で通訳ボランティアとして活動してくれました!
-------------------------------------------------------------------------------------
昨年の2月6日にトルコで地震が発生し、6万人の命が失われました。例に漏れず、日本から様々な支援がありました。その中で、特に「CODE海外災害援助市民センター」にもトルコ人として感謝の意を捧げたいと思います。私も日本語専攻のアジャルとしてCODEと一緒に被災地に参り、ボランティアで通訳いたしました。
今回は日本にいるアジャルとして是非それをお返ししたい、被災地で自分ができることをやりたいと思い、2月26日に足湯ボランティアに参加させていただきました。
東京からまず金沢に到着し、金沢は何も問題なかったんですが、七尾と次の西岸まで向かう途中では破壊された家屋や陥没した道路が次第に見えてきました。ショベルカーみたいな作業機械より、住民達が自宅の屋根を自分自身で修理している姿を見て、被災地がまだまだボランティアの力が要ると感じました。
被災地でのボランティア活動中、最も困ったことは、石川県が非常に寒かったということです。到着翌日は雪が降りました。ですので、次の冬まで復興が必ず終わるべきだと考えました。
しかし、日本人が自らの悩みやニーズをあまり言ってくれない性格だと思うため、復興にどのように貢献できるかは色々考える必要がありました。今回、少人数省スペース少数の道具で手軽にできる足湯の活動で、被災地の皆様を心理的に支援することができたと、自負しています。
最初は足湯をやるのは少し恥ずかしく、上手くできるか心配でした。実は、重要なのは足湯を通じて「みんなの話を聞く」こと何ですが、もし相手が話してくれないならどうすればいいんだろうか。やはり、そういう心配は杞憂でした。足湯がやられるということ自体で被災地の人が「気持ちがいい」と言ってくれていました。
(ビュルデゥルチュン・アジャル・ボライ チャナッカレ大学4年生)

