チームおもやいとは?
チームおもやいは、佐賀県内外の支援団体が集まり立ち上がった支援ネットワークです。現在は、おもやいボランティアセンターという民間の災害ボランティアセンターを立ち上げ、復旧作業にあたっています。
武雄市や大町町では、2019年8月の秋雨前線によって、床上浸水が1000件以上という甚大な被害を受けました。被災から1ヶ月以上経っても、いまだに家屋の修復ができず自宅の2階で生活をしていたり、みなし仮設住宅などの仮暮らしを余儀なくされている方も多くいらっしゃいます。
こうした中、おもやいボランティアセンターでは、被災した家屋のお掃除やお片付け、床板を剥がす、カビが生えてしまった壁を撤去する、床下の泥をかき出す、など様々な復旧作業を行っています。また、作業だけでなく、自宅のキッチンが被災して食事が取れない方へライオンズクラブさんの炊き出しを届ける活動や、子どもたちの遊び場づくり、被災した方々にホッとしていただける場作りなども実施しています。
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武雄市・大町町の現状
武雄市では、床上浸水1033件、床下浸水513件の被害、大町町では全壊77件、大規模半壊72件の被害が出るなど、甚大な被害を受けています。佐賀県内でも、床上浸水1487件、床下浸水4052件という大きな被害です。
被災した方々は、浸水した自宅の2階で生活したり、みなし仮設住宅や公営住宅での仮暮らしをされるなど、不自由な暮らしを続けています。自宅の修繕には、多額の費用がかかりますし、工務店も忙しくいつから工事が始まるかわからない、という状況が続いています。
中には、床板を外した自宅で足を踏み外し怪我をしてしまったという高齢の方や、満足な食事を作れず栄養状態が悪いため、口内炎がたくさんできてしまったという若いお母さんもいらっしゃいます。1日も早い復旧・復興のためには、多くのボランティアの方々のご協力が必要不可欠です。また、片付け作業を進めるだけでなく、健康面でのサポートや精神的な部分での心のケアの支援など、様々な支援活動を行うことが求められています。
おもやいボランティアセンターでは、被災した方々一人ひとりの声に耳を傾けながら、丁寧に息の長い支援活動を行っていきたいと考えています。
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「チームおもやい」の想い
チームおもやいの想いは、被災した方々一人も取り残されることのないよう、様々な機関と連携して、資金的、肉体的、精神的負担を少しでも軽減してもらうために活動して、「ここに住んでいてよかった」と思ってもらえる「まち」を想像することです。そのために、佐賀県内外の団体と協力して活動を行っています。
協力団体:東禅寺(武内町)・ONE LOVE TAKEO(武雄町)・むらつむぎ(若木町)・よりみちステーション(若木町)・よりみちステーション(武雄町)・白石町子育て応援サークルはぐはぐ(白石町)・土雑貨&カフェつちのや(若木町)・大庭早子建築設計事務所(若木町)・スムコト設計(白石町)・株式会社中山建築工業(山内町)OKBASE@西九州大学(神埼市)・九州大学災害支援団(福岡)・建築プロンティアネット(白石町)・震災がつなぐ全国ネットワーク(名古屋)・一般社団法人ピースボート災害支援センター(東京)・災害NGO結(滋賀)・被災地NGO恊働センター(神戸)・認定NPO法人レスキューストックヤード(名古屋)・NPO法人リエラ(大分)・鶴の恩返し(大分)・チーム中越(新潟)
後援:武雄市・武雄市社会福祉協議会
チームおもやい
代表 鈴木隆太
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ご支援の使い道
いただいたご寄付は、クレジットカードの手数料を除き全ておもやいボランティアセンターの運営支援に使用させていただきます。
おもやいボランティアセンターは、皆さまからのご支援で成り立っています。これまで民間のボランティアセンターとして立ち上げ、様々な方々からのご支援をいただいて参りましたが、さらに長期的な復興への支援を続けていくため、運営の資金援助をお願いします。
皆さまからのご寄付は、主に資機材や消耗品、ガソリン等の費用と運営スタッフの人件費、サロンやイベントの食材や備品購入費として使用させて頂きます。
おもやいボランティアセンターの支出費用については、年度末で締め翌年度に報告をさせていただく予定です。
息の長い復興支援につなげていくためにご支援をよろしくお願いします。