NICCOが取り組む課題
1、紛争、難民
2023年末時点で、約1億1730万人*の難民・避難民が命の危険を感じ、出身国や地域からの避難を余儀なくされています。ウクライナや中東、スーダンなど、戦闘が続く地域では、なおも多くの人々が家を失い苦しんでいます。
*Global Trends Report, 2023, UNHCR
『ガザ人道支援』
2023年10月7日、パレスチナのガザ地区からイスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されました。イスラエル軍は、これに応戦してガザ地区を空爆し、以来双方に多数の死傷者が出ています。戦闘は1年以上続き、ガザ地区では依然として厳しい人道危機に陥っています。
私たちNICCOは、2024年9月に、ガザ地区のデール・アル・バラハにて、12,540食分の食糧パッケージを、330世帯に配布しました。このパッケージは、1家族当たり4日間は困らない程の食糧(約16,000円相当)が入ったものです。
事業の実施にあたっては、現地の提携団体であるWorld Central Kitchen:ワールド・セントラル・キッチン(WCK)と協同して行いました。食糧は隣国エジプトで調達し、ガザ域内に運び込みます。軍事活動、イスラエル軍からの避難命令、国境の閉鎖などが頻繁に起こっているため、思うように支援が進まないことも多くありました。しかし、WCKの協力で、難民キャンプや、病院、そして学校を避難場所として過ごしている330世帯(1,650人)に無事食糧を届けることができました。
引き続き食糧不足に苦しむ方々への緊急食糧支援を行っています。
『ウクライナ人道支援』
NICCOは、ロシアによるウクライナ侵攻で被災した方々の支援を行うため、2022年5月に現地調査を行い、現在まで支援活動を続けています。ルーマニアを拠点とし、現地の援助団体と連携しながら、ウクライナ・イズマイール市に住む難民、ホストコミュニティを対象に、食料品や生活必需品の配布、さらにイズマイール市民病院に不足する医療品を届けています。
2、災害
世界各地で地震や干ばつなどの自然災害が頻発しており、その数は過去50年で5倍にまで増加しています*。2023年には自然災害により世界の9310万人が被災しました**。
*State of the Global Climate, 2021, WMO **2023 Disasters in numbers, 2023, OCHA
『能登半島地震支援』
NICCOは、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災した方々の支援を行うため、1月6日に現地へ入り、支援活動を行いました。特に孤立していた輪島市町野町と小伊勢町の在宅避難者を対象にお弁当や生活用品を配布しました。さらに町野町の指定避難所である東陽中学校、河井町の工房長屋における炊き出し支援として、食材の調達・配達や、調理補助スタッフを派遣しました。
3、水衛生
2022年時点で世界では約22億人が安全な水を入手できない状況にいます*。
*Progress on household drinking water, sanitation and hygiene (WASH) 2000-2022, 2022, UNICEF
『アフガニスタン人道支援』
NICCOは、アフガニスタン・カンダハール州の3地区で、井戸と手洗い場の整備、衛生用品の配布を行いました。カンダハール州には、パキスタンからの帰国難民が多く存在し、食糧不足に加え、衛生状態が悪く、安全な水へのニーズが非常に高まっていました。2024年8月には井戸、貯水槽、手洗い場を計5基ずつ設置し、「水が出た」と大喜びの子どもたちでした。
4、貧困
世界では約3億3300万人、6人に1人の子どもが極度の貧困ラインで暮らしています*。また、現在8億2800万人以上が飢餓に直面しており、その数は2019年から2倍以上に増加しています**。
* Global Trends in Child Monetary Poverty According to International Poverty Lines, 2023, UNICEF ** The State of Food Security and Nutrition in te World, 2022, UNICEF
『インド農民の生活改善支援』
インドの中でも特に貧しいビハール州で、人々の生活改善を図るため、総合的な農村開発事業を実施しました。具体的には、有機農業の普及、女性の社会進出促進、環境にやさしいエコサントイレの建設、学校児童への環境教育を行いました。
NICCOの活動を一緒に支えてください。
『暮らしの中から1%』
小さなご寄付でも、集まれば大きな変化を生む力になります。地球には多くの社会問題が存在し、時に無力を感じることもありますが、抗わなければ変わらないということもまた事実です。雨水一滴が集まり、それが小さな流れとなりやがて川となり海となる。あなたの力が、いつかどこかで、必ず誰かの役に立ちます。NICCOと共に、世界の困っている人々を助けるための一歩を踏み出しましょう。あなたの温かいご支援が、未来を変える力となります。
いただいた会費は、「人々が貧困と紛争から解放され、地球環境との調和の中で、 自己の可能性を十分に実現できる、心と地域の平和の構築」を目指し、当会の活動や運営を支えるため大切に使わせていただきます。
NICCO正会員(個人・法人)
NICCOの運営に携わることが出来ます。総会にご出席いただき、年間の支援計画などをともに策定いただけます。
個人正会員年会費 | 1口2万円~ |
法人正会員年会費 | 1口10万円~ |
【特典】
・年1回の総会にご出席いただき、 審議に参加して頂ける議決権
・年2回発行される、NICCOの会報誌のお届け
・海外事業地からメッセージ入り葉書のお届け(※事業の実施地によっては、現地にスタッフが常駐していない場合があるため、全ての事業地からお届けできるわけではありません。そのため、場合によってはお届けできないことがございますのであらかじめご了承ください。)
・イベント、事業報告会、交流会など各種イベントへのご招待
NICCO賛助会員(個人・法人)
正会員のように議決権はありませんが、定期的に活動報告を受け取ったり、イベントに参加することができ、通常の寄付より深くNICCOの活動に関与していただけます。
個人賛助会員年会費 | 1口2千円~ |
法人賛助会員年会費 | 1口2万円~ |
【特典】
・年2回発行される、NICCOの会報誌のお届け
・イベント、事業報告会、交流会など各種イベントへのご招待
領収書について
ご寄付いただいた皆さまには、寄付金受領証明書(領収書)を決済完了時に自動送信メールにてお送りいたします。紙での領収書をご希望の場合は、その旨を備考欄にてお知らせください。
税制上の優遇措置について
NICCOは公益社団法人の認定を受けているため、寄付金に対して税の免除措置を受けられます。これにより個人・法人を問わず、会費納入やご寄付に税制上の優遇措置が受けることが可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
よくあるご質問
毎月の寄付額や、住所・電話番号などの登録情報の変更はできますか?
はい、できます。お問い合わせフォームより変更内容をお知らせいただければ、担当よりご案内いたします。
寄付の中止をすることはできますか?(※継続決済の場合)
決済完了メールに記載されている「解約フォーム」よりお手続きが可能です。毎月の決済日は15日ですので、解約を希望される月の決済日前に、お手続きをお願いいたします。
(決済完了メールが見当たらない方は、お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、担当よりご案内いたします)
活動報告はどのようにしていますか?
日々の活動は、公式ウェブサイトや各種SNS、寄付金受領証明書(領収書)の送付と併せてご報告させていただいております。また、年に2度、会報誌を作成しお届けしています。