「プライドセンター大阪」の紹介
LGBTQセンターとは、性的マイノリティやその周囲の人の居場所や相談先、性的マイノリティに関する情報発信などを行う拠点のことです。
プライドセンター大阪は、大阪・天満橋にある常設のLGBTQセンターです。センター内には、川と公園に面した明るいオープンスペース、LGBTQに関する書籍や絵本を集めたミニ図書館、専門の相談員によるLGBTQ相談ができる相談室があります。男女共用トイレや無料Wi-Fiも設置し、LGBTQだけでなく、その周囲の人、LGBTQに関して学びたい人など、誰でも無料で利用することができます。
LGBTQの権利擁護や活動の象徴には、世界的に6色の虹色が使われています。プライドセンター大阪でも、入口に虹色の通路を設け、窓に虹の旗を掲げています。街に向けてLGBTQの存在を可視化したり、当事者の方に向けて「安心できる場所がここにある」とアピールしたりする役割を担っています。
誰もが自分でいられる場所、必要な時に助けを求められる場所をつくり、それをまち全体に広げます。ぜひ気軽に立ち寄ってください。
[オープンスペース]開館曜日:月・木・金・土 / 開館時間:午後3時〜午後8時
[アクセス]住所:大阪府大阪市北区天満2-1-6 天満橋MSビル7F(最寄駅は「天満橋駅」)
[ホームページ]https://pridecenter.jp/
活動の背景、社会課題について
LGBTQは人口の3〜8%を占めると言われています。しかし日本国内においては、法整備の遅れなどの理由から、社会的にカミングアウトしている人は少ない状況です。LGBTQは家庭、学校、職場、地域に「いる」ことさえ見えにくく、孤独・孤立をはじめとする様々なストレスが、LGBTQの心身の健康や社会的な健康に影を落としており、LGBTQは「うつ」や「自死」に至るケースがLGBTQでない人よりも多いというデータもあります。
LGBTQが存在することを前提とされていない社会では、いじめやハラスメントなど学校や職場からの排除もあり、当事者の低収入や貧困問題、生きづらさにもつながっています。
プライドセンター大阪は、LGBTQの心身の健康、社会的な健康の回復を支援することをミッションに掲げて設立されました。大阪だけでなく、今後、地方でLGBTQに関するセンターを運営する際のモデルになるよう、情報共有に努めていきます。
活動内容の詳細、実績について
プライドセンター大阪は、認定NPO法人 虹色ダイバーシティが運営しています。
[ホームページ]https://nijiirodiversity.jp/
■ 認定NPO法人 虹色ダイバーシティの活動実績
【調査研究】
LGBTQと職場環境に関するアンケート調査(大学研究室共同)、LGBTQと子育てに関する調査、LGBTQとスポーツに関する冊子(他NPO団体共同)、アライへのインタビュー調査、企業内アライを増やす取り組みに関する調査(企業共同)、国際会議への参加など。
【講演研修】
民間企業、教育機関、行政(中央省庁含む)など、300事業所・500回以上の研修実績。
【その他】
行政LGBTQ支援事業受託、大阪マラソン支援先団体、性の多様性を前提としたすべての子ども若者のためのセーフガーディング指針・行動規範作成、LGBTQファミリーイベント開催、レインボーグッズ制作販売など。
寄付金の使い道について
プライドセンター大阪は、みんなのための場所です。出来るだけ多くの方に、いつでも、安心して来て頂けるように、センターは無料で開放しています。みんなの力で維持出来るようにお力添えしていただけないでしょうか。
「地方にこそ、LGBTQやその周囲の方が安心して集まることができる場が必要」
「大阪をより多様性あふれる、みんなが住みやすい街にしたい」
「プライドセンター大阪は、将来世代のためにも、これからも続けてほしい」
そんな風に思ってくださる方、是非ご寄付で応援をお願いいたします。
ご寄付は、家賃、水光熱費、書籍購入費、イベント開催日、スタッフ人件費、ウェブサイトの維持費など、プライドセンター大阪の運営・維持費に使わせていただきます。