新国立劇場の活動について
◇公演事業
わが国唯一の現代舞台芸術の国立劇場である新国立劇場は、1997年の開場以来、オペラ、舞踊(バレエ、ダンス)、演劇の3部門4ジャンルでさまざまな主催公演を自ら企画、制作し、上演してきました。
その公演は国内外で高い評価をいただいています。今後もさらに質の高い作品の上演を通して日本の文化力の高さを発信していきます。
・オペラ公演
スタンダードな名作をはじめ、現代オペラまで多彩な作品を選び、レパートリーとして蓄積しています。日本人作曲家によるオペラ作品の上演も新国立劇場の重要な使命のひとつで、優れた邦人作曲家に依頼する創作委嘱作品の上演にも意欲的に取り組み、高い成果を挙げています。
・舞踊(バレエ・ダンス)公演
新国立劇場のバレエ作品は開場と同時に発足した新国立劇場バレエ団によって踊られ、高水準の舞台でバレエファンを魅了しています。バレエ団のレパートリーは、スタンダードな古典作品から現代の最新作まで年々充実しています。
ダンスでは、様々なテーマをより自由な身体や幅広い表現方法により、公演毎に独自な世界を生み出しています。
・演劇公演
芸術監督の意欲的な企画のもと、国内外の数々の作品を上演しています。既成の戯曲のみならず、劇作家に新作の書き下ろしを依頼する舞台も数多く、「いまと世界」を見つめた多彩なラインアップが特徴です。
また、1年かけて一つの作品に取り組み、試演と討論を重ねて作品を育てていく「こつこつプロジェクト」、全キャストをオーディションで決定する「フルオーディション企画」など、新たな創作の場を立ち上げ、意欲的な作品を発信し続けています。
◇研修事業
オペラ、バレエ、演劇の各研修所では、次代を担うオペラ歌手、バレエダンサー、俳優のための全日制研修を行っています。海外からの講師招聘や海外研修を含め、最高水準の指導陣による専門的教育、幅広い知識・教養の習得に加え、舞台実習など、劇場付属研修所ならではの充実したカリキュラムで優秀な若手人材の育成に努めています。多くの修了者が新国立劇場をはじめ国内外で幅広く活躍しています。
◇その他
・青少年向けの普及公演:高校生のためのオペラ鑑賞教室、こどものためのバレエ劇場
・全国各地での公演
・国内外の劇場との提携:共同制作・協力公演
ほか
ご寄附の使い道について
国立の劇場である以上、財政面の基本を国が支えるのは言うまでもありませんが、より充実した公演活動、研修事業などを行うためには、多くの方々からの深いご理解と財政面のご支援をいただくことが欠かせません。
新国立劇場 マンスリー・サポートよりいただいた寄附金は、公演事業、研修事業、青少年向けの普及事業などの諸活動の資金として活用させていただきます。
(活用例)
・令和2年度、3年度に舞踊公演へいただいたご寄附を、2022/2023シーズンバレエ『コッペリア』に使用
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