経済的な余裕がなく‥5歳の子どもに我慢をさせていた
まずは、現在5歳の息子さんと暮らすシングルマザーの直子さん(仮名・大阪府寝屋川市在住)の切実な生活を紹介させてください。
平日と土日も掛け持ちでアルバイトをする日々。周りの親族やママ友には頼れず綱渡りの生活を送っています。
「経済的に本当に困ってて、食べるものがないってことも…。夜も仕事を入れないといけないほどです」
離婚の際に借金があり、いまも貯金がなく、アルバイトの収入で暮らす直子さん。
特に、最近の物価高で、スーパーに行くのも怖く、不安な日々で夜も眠れないと今の苦しい境遇をお話してくれました。
「ランドセルを買ってあげる余裕がない」
「長期休みでもどこにも連れて行ってあげられない」
もうすぐ小学生になるお子さん。でも、ランドセルを買ってあげる余裕も無く、小学校に入ったらと考えるのもしんどく、「子どもの成長を純粋に喜べない」と直子さんはいいます。
「まず年末年始、お盆、小学校の夏休み、GWの長期休みが一番困る。うわー、仕事どうしようって。預け先がない、園が閉まっている、仕事も6連休も7連休もできない。いつもそれに悩んでいる。長期休暇が怖いです。」
「この夏、プールに行きたいと何回も言われてたんですけど、金銭的にも私の気持ちの余裕もなくて、連れていけてません。本人も母が不機嫌になるからか、いつしか行きたいといわなくなりました…」
風邪を引かないようにするために、夏場も水遊びをさせてあげられない、そんなご家庭もありました。
病気になった時の預け先がないことで、子どもたちの健全な成長の機会や、大事な思い出作りが阻害されてしまうのです。
ご寄付に支えられ、ひとり親家庭に病児保育を届けてきました
子育てをしながら働く家庭にとって大変な、子どもの急な病気。
仕事を休めない日に限ってこどもが熱を出し、どうしよう!と困った時、保育スタッフが家庭を訪問して子どもを看るのが、「訪問型病児保育」です。
一般のご家庭には、利用者から会費をいただいて運営。これまで15年間、累計23,000件以上の病児保育を提供し、子育てと仕事の両立をサポートしてきました。
休みが続くと、仕事を失う。
病児保育を使いたくても、経済的な余裕がない。
そんなひとり親家庭に、通常月平均11,000円かかる病児保育を、いただいた寄付を原資に、月1,000円と安価で提供し、これまで累計426世帯に病児保育を提供してきました。
「やっぱり安心感が違う。子どもが熱を出したらノーベルさん、と一番に頼れるところがある。」と、気持ちの面でも楽になった直子さん。
病児保育を利用することで、なんとかしてシフトをこなす姿勢が評価され、時給アップにつながったそうです。周りの人が見る目もそれまでの冷ややかな目から変わったといいます。
給料が上がったことで、お子さんを遊びに連れて行ってあげる見通しも立てることができました。
そのほかにも、これまで支援を行ってきたご家庭からたくさんのお声をいただいています。その一部をご紹介します。
ノーベルを利用して子どもの病気の際にも安心して預けられるようになって、無事に新しい職場にも就職することができました。2人の子どもたちを抱えて、働く時間を増やしたり、仕事の幅を増やすことは困難だと諦めていましたが、仕事面でも子供に対する態度でも、以前より精神的にゆとりを持つことができています。
(Sさん 大阪府東大阪市在住、4歳・2歳のお子さん)
“ノーベルを利用するようになってからは、絶対に出席しなければならない仕事の予定を入れられるようになりました。小さい子を育てていると、急な発熱などで休む可能性があるため、責任のある仕事を引き受けられません。月に一度預かってもらえるだけで、仕事の幅が広がり、信用につながりました。ありがとうございました。
(Mさん 大阪府豊中市在住、1歳のお子さん)
目標570万円でご寄付を募っています
今年、物価高などで経済的に厳しいご家庭が増えている状況を踏まえ、例年の1.5倍となる100家庭にノーベルの病児保育を届けらるよう、ご寄付を集めています。
ひとり親家庭100世帯をサポートするには、年間約1,400万円が必要です。
しかし、現在めどが立っているのは830万円。
あと570万円が、まだ不足しています。
子どもが病気をするのは当たり前のことです。
その当たり前のことに日々怯えながら、綱渡りの日々を送っているご家庭に、病児保育という安心を安価で届けられるように、あなたもご支援をいただけますでしょうか。
クラウドファンディングによっていただいた資金はひとり親家庭のための利用料として使わせていただきます。
また、このプロジェクトでは皆様からいただいた寄付を手数料なども無く、100%使わせていただくことができます。詳しくは文末の説明をご覧ください。
応援者からのメッセージ
ノーベルと同様に子育て支援に取り組むパートナー団体の皆さまから応援のメッセージをいただきました。
寄付者様からのメッセージ
これまで長い期間、ノーベルをご支援いただいている寄付者様からもメッセージをいただきました。
ご寄付は責任をもって管理・活用いたします
ノーべルは大阪府より認証を受けた認定NPO法人です。自治体から認定を受けるには活動内容や経理・組織管理が適切かなどの一定の要件をクリアする必要があり、NPO全体の2.5%しかありません。
会計士の指導のもと毎年、財務諸表、活動報告書を公開し、適切に管理・報告をしております。
寄附金控除で、最大50%が戻ってきます!
認定NPO法人であるノーベルへのご寄付は、寄附金控除(税制優遇)の対象となります。
最大約40%の所得税控除と、大阪府にお住まいの方は住民税控除を合わせると最大約50%の控除が受けられます。
子育てを「社会全体で」
ノーベルは、子育てを「家族だけで」から「社会全体で」する、そんな社会をつくっていきたいと強く思っています。
特に、頼り先の少ないひとり親家庭では、苦しい現状のなかでも、ひとりで頑張りすぎてしまう、そんな実態もアンケートや直接お会いするなかで見えてきました。
ノーベルがあることで、頼り先の選択肢がひとつ増えることで、日々の生活に安心や余裕が生まれる、そして「ひとりじゃない」って思える、そんな声もいただきました。
頼り先がたくさんあることが、自立できる力になります。そして、お子さんにとっても、たくさんの大人に出会い、安心して成長できる機会が生まれます。親子ともに希望をもって生きることができます。
今回のクラウドファンディングを通して、家庭内に閉じていて見えづらい部分に光を当て、ひとり親家庭の実情をもっと多くの方に知ってほしい、そして私達と一緒にひとり親家庭を支援する仲間になってほしい、そんな思いでこの挑戦を始めました。そしてその先にある子育てを「社会全体で」する社会を目指したいと思っています。
これからインフルエンザなど感染症が猛威を振るう季節が始まります。
お子さんにとっては、クリスマスやお正月、豆まきにバレンタインと、楽しみな行事が続くこの冬。来年の春、小学校に通い始めるのを楽しみにしているお子さんもいます。
1年に1回の行事を、お友だちと同じように、親子で楽しめるようにしてあげたい。親御さんには、純粋に子どもの成長を楽しめるようにしてあげたい。
私たちも、少しでも早くご支援を集め、「熱を出したら、預けて大丈夫ですよ」と約束してあげられるよう努力しています。
1日でも早いご支援を、心よりお待ちしております。
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透およびNPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_gfs027_01
金額100,000円 |
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