※このプロジェクトは関西テレビが主催する「ぷらす8" for SDGs」の認定プロジェクトです。
ぷらす8" for SDGsでは関西地域で社会課題の解決に取り組む団体のクラウドファウンディングを応援します。
目標金額達成後は気になる寄付金のゆくえを追加取材でお届けします。
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https://congrant.com/jp/corp/ktv/plus8.html
大阪城の近く100年の歴史ある山本能楽堂
山本能楽堂は大阪で100年近く能の普及と継承につとめてきました。太閤秀吉による町割りがそのまま残る大阪城の武家屋敷地区にあります。
近年は能だけでなく、文楽や落語、講談など多様で多彩な上方伝統芸能全般の情報発信を行い、伝統芸能の次代への継承を行っています。
山本能楽堂の建物は「市街地にある木造三階建ての内部に本格的な能舞台を持つ」ことから、2006年に国の登録有形文化財の登録を受けました。伝統的な建物の中で、子供たちに向けた伝統芸能の普及活動も数多く行っています。
Noh for SDGs 新作能「水の輪」を通じて水都大阪の魅力を発信し、水を大切にする気持ちで世界をひとつに
大阪の歴史は水を起源とし、古く難波津の時代から日本随一の国際港となり、江戸時代には「天下の台所」と称され、水運に支えられて経済と文化の中心的都市として発展してきました。そして、明治の頃には“水の都”と呼ばれるようになりました。
しかし、第二次世界大戦後の高度経済成長期を迎えると、経済活動が急速に拡大し、人口も増加し、生活排水や工場排水が河川に流れ込んだことによって水質は急激に悪化。川からは異臭が漂うようになり、人々は水辺から背けて生活し、日常から水辺が遠のいていきましした。
近年、海や川によって育まれた大阪を、今一度、“水都”として再生しようと、水辺を活かした整備やにぎわいづくりが進められ、水都大阪の復興を広く伝え、市民が主体となって元気で美しい大阪づくりをめざし、2009年、「水都大阪2009」が52日間開催されました。
新作能「水の輪」は、その最終日を彩るイベントとして、当時新しく整備された、天満橋の川の駅「はちけんや」に大きな船を浮かべ、その上をステージとして制作・初演しました。思いがけず、本当にたくさんの約3,000人の人々にご覧いただくことができ、本当に嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。
そして、伝統芸能の力で、子ども達と一緒に「水の都・大阪」の魅力を発信するとともに、世界の人々の心を「水を大切にする気持ち」で1つにつなげたいと思い、約15年間、途切れることなく活動を続けてきました。
また、伝統芸能も生活様式の変化や、娯楽の多様化によって、急速に愛好家が減少し、次代への継承が危ぶまれています。能楽の世界でも、携わる人々の高齢化がすすみ、従事者の数も減り、次の世代に向けて大きな不安がのしかかっています。
私たちは伝統芸能が次の世代でも生き生きと輝き続けるためには、社会に役立ち、社会に不可欠とされることが何よりも大切だと考えています。国連が持続可能な社会の実現のためにかかげたSDGsの「海の豊かさを守る」ためにも、「水の輪」の活動を続け、「古臭い芸能」あるいは「自分とは関係のない訳のわからない芸能」と思われがちな能楽を、「現代に生きる魅力的な芸能」として捉えなおし、時代とともに活動することが、能楽の未来への継承に微力でも貢献できるのではないかと、模索しながら日々活動を続けています。
大阪中之島で参加型ステージ「水の輪」の上演をしたい!
「水の輪」は、これまでに大阪城や中之島GATEなどの大阪の水辺はもとより、屋久島、小豆島、隠岐の島、大船渡等 日本各地の水辺やブルガリアでも上演してきました。
そして、今年2024年10月に、大阪中之島にステージを作って、上演をすることを計画しています。大きくて広い、開放的な空の下で、芝生の上に座って、大人も子供も、日本人も外国人も、みんなが一緒になって、参加し、一緒にステージを作り上げて頂ければと思っています。
今回、水鳥役の小学生のみなさんを、一般公募し、20人程度、出演していただければと思っています。ご参加頂く小学生の皆様には、事前の3回程度のワークショップで、能のアイ狂言を稽古していただき、自分たちの衣装もワークショップで美術家の指導の下、手づくりしていただきます。
新作能「水の輪」の活動には多くの方のお力添えを頂いてきましたが、これまでの活動をご評価いただき、これまでにたくさんの賞を受賞させて頂いてきました。(平成27年 日本水大賞「未来開拓賞」、平成28年 国際交流基金「地球市民賞」、令和2年 グッドデザイン賞2020、令和3年 令和2年度「大阪文化賞」、令和4年 第11回毎日地球未来賞 クボタ賞(準大賞)など)
そして、2025年大阪・関西万博では、夢洲会場の中のEXPOホール(大催事場)でこの「水の輪」を上演することが内定しています。
新作能「水の輪」あらすじ
むかしむかし、京都を都、大阪を難波とよんでいたころのお話です。都に住む男の人が、難波に向けて出発します。途中、山崎のあたりまで来ると、淀川に女の人がこぐ一隻の川舟があらわれます。男の人は自分が難波をめざしていることを告げ、乗せてもらうことにします。そして、女の人は昔の淀川の美しい様子を語りますが、難波の近くまで来ると様子がみるみる変わり、汚れてしまった水を嘆き、このような水辺にはいることができなくなったと言って姿を消してしまいます。男の人が一人でたたずんでいると、そこに一羽の水鳥が飛んできて今のできごとを水鳥に話します。水鳥はその女の人は水の精で、昔は水の精が淀川に住んでいたが、やがて水が汚れ姿を消してしまったことを語り、もう一度水の精に帰ってきてもらうために、仲間を集め掃除を始めます(子ども達による水鳥たちの舞)。やがて、きれいになった川に龍神があらわれて、きれいな流れの道を作り、波をしずめて待っていると、水の神もあらわれて、みんなの努力で水がきれいによみがえったことを喜びます。最後はみんなで水のありがたさと難波の繁栄を祝うのでした。
新作能「水の輪」あらすじ動画はこちら https://www.youtube.com/watch?...
代表者能楽師シテ方山本章弘メッセージ
「水の輪」は、大阪で生まれた新しい能の作品です。水鳥たちには国境や県境はなく、自由に空を飛び回ります。水も絶えず世界を循環しています。私はこの「水の輪」の作品によって、「水の都・大阪」から、たくさんの水鳥たちが生まれ、「水を大切にする気持ち」で世界が一つにつながることを願っています。
寄付金の使い道について
今回皆様から賜りましたご支援は、「水の輪」の水鳥役として参加する子ども達の能の稽古や衣装つくりのワークショップと舞台設営費用の一部に活用させていただきます。
子ども達のワークショップ
・衣装つくり/20人分(材料費18万円/美術家講師料3日 6万円/デザイン費5万円/スタッフ費2人・3日 6万円)
・狂言ワークショップ(講師料/3人3回 9万円)
・舞台、老松、楽屋、客席などの設営 6万円
また、さらに、ネクストゴールが達成されたら、子ども達と船に乗って、大阪の川を案内しながら、能の謡をうたったり、大阪の歴史を学んで頂く機会も持てればと考えています。
ご支援を頂きますようよろしくお願い申し上げます。
金額20,000円 | 在庫0 |
金額10,000円 | 在庫8 |
金額10,000円 | 在庫8 |
金額5,000円 | 在庫15 |
金額20,000円 |
金額10,000円 |
金額5,000円 |
金額3,000円 |
金額1,000円 |
金額20,000円 | 在庫0 |
金額10,000円 | 在庫8 |
金額10,000円 | 在庫8 |
金額5,000円 | 在庫15 |
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