NPO法人あがた農楽園
私たちは、耕作をやめてしまった農地やビニルハウスをお借りして新たに農園をつくり、そこを地域の高齢者や障がい者の働く場として提供しています。現在は、社会福祉法人渡良瀬会の就労支援施設をパートナーとして、その利用者10名と、地域の高齢者9名で、「じゃがいも」「さつまいも」「スナップエンドウ」を栽培しています。
この農作業とともに、私たちは、秋にはひろい遊休農地をコスモス畑に変え、冬になると駅前の公園をイルミネーションで飾るなど、仲間たちと楽しみながら、みんなの笑顔の輪をひろげ、地域を元気にする活動にも力を入れています。
私たちの活動は、県地区の農家の皆さんをはじめ、多くの善意により成り立っています。この活動を大きくしていくためには、活動の趣旨に賛同いただける方々の温かいご支援が必要です。ぜひ私たちの笑顔づくりにご協力ください。
荒畑をもっと「コスモス畑」に
令和3年の夏、雑草の生い茂る畑にコスモスの種を蒔きました。大型のトラクターで開墾し、障害を持つ仲間たちと、コスモスの種を蒔きました。除草などの手入れをして秋になると、荒畑が美しいコスモス畑に変身しました。
咲いたコスモスは、自由に切り取って持ち帰ってもらうことにしました。初摘みの日には、地元の人をはじめ、矢場川幼稚園の園児や渡良瀬会の入所者などで賑わいました。新型コロナで外出がしばらくできなかったこともあり、みんな秋の好日を満喫したようで、どこもかしこも笑顔で溢れていました。花の期間は、SNSなどで綺麗な景色が拡散した影響もあり、遠方から見物に来る人もいて、ちょっとした花の名所となりました。
この周辺には、まだまだ荒畑が広がっていて、これからコスモス畑を大きくしていきたいと考えています。
あしかがフラワーパークに負けないイルミネーションに
3年前の冬、地元の有志3人が、無人駅でさみしい東武鉄道県駅の公園にイルミネーションを点灯したのが始まりでした。今は、あがた農楽園が引き継ぎ、「あがたスマイル・イルミネーション」の名称で実施しています。電球を飾る動物やツリーは、農業用の機材などで作り、期間中の電気は、お隣の城戸運送さんから提供していただくなど、まさに手作りのイルミネーションです。
令和3年の点灯セレモニーでは、県地区の敬老会のお年寄を招待し、借用した大型トラックの荷台でアマチュアバンドの演奏や落語を披露したほか、夜店なども並んで賑わいを見せました。
田園に映える美しいイルミネーションをもっともっと大きくして、「あしかがフラワーパーク」に負けない足利の夜景の名所にしたいと思います。
ご支援をお願いします
私たちの活動資金のほとんどは、じゃがいも、さつまいも、スナップエンドウなどの農作物を販売した収益により賄われています。
しかし農業の目的が、高齢者と障がい者の働く機会を創ることにあるため、自ずとその収益は、農作業の対価として還元され、「コスモス畑」や「イルミネーション」といった活動費用の捻出には限りがあります。
私たちは、せっかく始めたこれらの事業をこれからもずっと続けていきたい。そのための資金を必要としています。
皆様からいただいたご寄付は、「コスモス畑」や「イルミネーション」を継続実施するための財源として活用します。私たちの活動の趣旨にご賛同いただける方のご支援をお待ちしています。