活動のモットーは「一生残る、技術力という支援」
NPO法人アジアクラフトリンクは、ミャンマーの伝統工芸と日本の技術を組み合わせた名産品を現地の人々とともに開発し、生産・販売を支援する新潟発の国際協力NGOです。地域産品のブランド化は、地域の魅力の再発見につながり、海外市場を意識した付加価値の高い製品づくりは、マーケティング、デザイン研究、品質管理といった技術の習得を促します。日本とミャンマーで人材育成を行いながら、持続可能な地域発展のための活動を展開しています。
キーワードは一村一品、フェアトレード、ソーシャルビジネス
ミャンマーには、良質な素材とそれを活かした地域産品があります。日本には、優れたものづくりの技術と経験があります。この２つを組み合わせることで、世界に通用する名産品を生み出し、地域産業の育成を目指します。これが、アジアクラフトリンクが取り組むミャンマー版の一村一品運動です。
対象とする地域産品は、木工、竹、織物、オーガニックコットン、蓮布、有機栽培紅茶の６つ。そこに植林活動を加えた７つの分野で活動を展開しています。現在は、木工産業育成、織物教育支援、竹産業育成を主力事業として、生産者に対する技術指導、デザイン開発、市場開拓などを支援しながら、オーガニックコットンや蓮布の調査・実験、有機栽培紅茶の販売支援を続けています。
アジアクラフトリンクは、ミャンマーの生産者の皆さんと開発した製品をもとに、生産者と消費者をつなぐフェアトレードの推進に取り組んでいます。新潟では、フェアトレードショップを運営し、ミャンマーの生産者の様子を日本の皆さんに紹介するとともに、日本の消費者の声を生産者へ届け、より品質の高い製品づくりに向けたサポートをしています。
すべての活動は「与える支援」ではなく、ソーシャルビジネスのモデルづくりという観点を常に心がけ、将来、私たちアジアクラフトリンクの支援がなくなっても、現地の人びと自身の力で、技術研鑚や、ビジネスの成長を成し遂げられるような活動のあり方を重視しています。
日本とミャンマーが互いに学び合いながら取り組むアジアクラフトリンクの活動に、ご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまからのご寄付は、現在進行中のプロジェクト（「ミャンマー・バゴー木工技術センターにおける地域の生産者支援サービス強化事業」ほか）の運営および、NPO法人アジアクラフトリンクの組織運営に活用させていただき、生産者らの技術向上や収入向上のために役立てられます。
