特定非営利活動法人 北関東医療相談会とは
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コロナ禍で困窮する仮放免者のいのちをまもる

本年2021年5月18日、入管改訂案は事実上の廃案とされました。しかし現行法においても、在留資格のない外国人は、収容施設内外で劣悪な環境に置かれています。 例えば、就労禁止されるとともに生活保護の受給もなされず、食べることもままならないほどに経済的にも生活が困窮しています。また、子どもたちも、これらの経済的な影響を受けるなど教育を受ける機会を事実上奪われています。 命に関わる問題として、大人も子どもも公的保険も加入できず、疾病等に罹患しても十分な治療も受けられないという問題があります。 当団体は25年近く、無料健康診断、医療相談を通して医療支援をしてきました。しかし、このコロナ禍での状況はますます厳しくなっており、上記の問題、医療について「無料低額診療」制度ではとても治療できないという現場の窮状があります。 皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

特定非営利活動法人 北関東医療相談会とは

特定非営利活動法人 北関東医療相談会 通称 AMIGOS(アミーゴス)は、生活困窮している方々の検診、検診結果の説明、要治療者のフォローを実施しているボランティア団体です。

当会は、カリタスジャパン、大阪コミュニティ財団、福祉医療機構(wam)、社会福祉法人群馬県共同募金会(赤い羽)の社会福祉振興助成事業で活動しています。

平時は、群馬、栃木、茨城、千葉、東京、埼玉でお運休者のための医療相談会を実施しており、無料での健康診断、弁護士相談、生活相談、食糧支援などを実施しています。

コロナ禍での仮放免者の窮状

スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入国管理局収容中に亡くなったニュースは皆さまの記憶に新しいと思います。

当会で支援していた「仮放免者(※)」の1人、カメルーン出身のレリンディス・マイさんも、国の適切な支援が受けられなく亡くなったひとりです。マイさんは今年1月23日、癌が全身に転移し息を引き取りました。二度に渡る入管への収容中に体調不良を訴えていたものの適切な医療を受けられず、仮放免中もホームレス状態に陥るなど生活苦が続いており、当会が支援を続けていました。在留許可(医療活動 告知外)が得られる目処が立ち、国保加入の手続きを準備していた矢先のマイさんの訃報。在留許可所はマイさんが亡くなった3時間後に届きました。
※在留資格がないなどの事情を抱える外国人を、入管施設に収容するのではなく、外での生活を認めたもの
「わたし、ホームレスよ」片手には薬の袋 死後に届いた在留カード

ウィシュマさん、マイさんのような悲劇を繰り返さないためにも、支援を継続していく必要があります。現在当会が支援している事例をいくつか紹介します。

事例1:進行性の卵巣癌と診断され、現在も進行しており、生きるために手術が必要であるが、金銭的な問題により治療が困難な仮放免中の女性(治療費300万円~800万円)
在留資格失った姉妹、母が進行がんに 「まだ日本で働きたい...」
【動画あり】「入管の仮放免者にも医療を」コロナで窮地に…がんでも手術受けられず

事例2:胆石症、および胆石性膵炎と診断され、胆嚢摘出が必要であるが、同様に治療が困難な仮放免中の男性(治療費200万円)

事例3:重度の糖尿病でICUの治療を受けていたが、現在も治療が困難な仮放免中の男性(治療費調査中)

その他多数

がんの治療に500万円。健康保険が使えず治療できない人がいる… 救える命を救うため、支援団体が募金を開始
【動画あり】「入管の仮放免者にも医療を」コロナで窮地に…がんでも手術受けられず
外国人にも治療を 支援団体、寄付呼びかけ /群馬
在留資格の有無を「生きられない理由」にしないために ―無保険による高額医療費、支援団体が訴え

「いのちをまもる行動」のために

今回の寄付募金は、在留資格の無いために健康保険を使えない状況にある仮放免者等が「がん」「心臓病」等の重篤な病気、また胆石や糖尿病の治療で、手術や抗ガン治療の高額な費用が払えず支払いが滞ることがないようにするため募るものです。

「すべての人が健康で平和的な生活ができる共生社会をめざす」ことは、「誰一人取り残さない」というSDGsの開発目標が根底にあります。

私たち「NPO関東医療相談会」は、国籍を問わず、健康を守る機会を提供し病気の早期発見・治療につなげ、さらに病気の治療が必要であれば当会で負担してきました。新型コロナ感染予防についてもマスク・消毒液・石鹸や体温計、各国語の啓発ポスターを配布してきました。

我国においては、仮放免者が医療にアクセスするのは容易ではありません。仮放免者は国の在留資格制度が生み出した生活困窮者であることは間違いありません。なぜなら在留資格が無いと健康保険が発行できないからです。

在留資格と健康権がセットとしてボーダーが組まれているのは間違いだと考えています。それは、仮放免者等在留資格の無い者が病気になっても直ぐに病院で治療を受けることができず、場合によっては死に至るからです。加えてこの事態によく言われる無料低額診療事業の病院を紹介されますが、多くの病院も昨今の困窮者増加によって疲弊し始めているのです。

こういう状況を勘案し、新たに寄付金を集めることにした次第です。どうか主旨をご理解いただきご協力をお願いいたします。

特定非営利活動法人 北関東医療相談会

ご支援の使い道

皆さまからのご寄付は、仮放免者の「がん」「心臓病」等の重篤な病気、また胆石や糖尿病の治療で、手術や抗ガン治療の高額な費用として利用させていただきます。現在進行中の支援は前述した以下の事例になります。

事例1:卵巣癌の南アジアの仮放免中の女性(治療費300万円~800万円)
事例2:胆石症、および胆石性膵炎と診断された仮放免中の南米の男性(治療費200万円)
事例3:糖尿病の仮放免中の南アジアの男性(治療費調査中)

皆さまからのご支援、よろしくお願い致します。

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