仮放免者の「いのち」を支え続ける
私達「北関東医療相談会」は日本に住む在留資格のない外国人生活困窮者の医療と生活を支えています。
日本に住む外国籍の方・特に「仮放免者」と呼ばれる方々の過酷な現実は、まだ社会に広く知られているとはいえません。彼らは共にこの国で生きているにも関わらず、働くことを禁じられ、医療からも遠ざけられています。日々の生活もままならず、病気になっても病院へかかることが出来ない。そうした人々を見過ごすことは出来ません。
私たち「北関東医療相談会」は1997年から、定期的な医療相談会の実施や高額医療費の補助、食料支援の実施、そしてこの現状を変えるための提言活動を継続してきました。
医療から疎外される仮放免者のために
我国において、仮放免者が医療にアクセスするのは容易ではありません。仮放免者は国の在留資格制度が生み出した生活困窮者であることは間違いありません。なぜなら在留資格が無いと健康保険が発行できないからです。
在留資格の無いために健康保険を使えない状況にある仮放免者等が「がん」「心臓病」等の重篤な病気、また胆石や糖尿病の治療で、手術や抗ガン剤治療の高額な費用が払えない。この現実を前に、私達は持ち出すことで「いのち」と「健康」を辛うじて支えているのです。
私達の取り組み〜医療相談・住まい支援・提言
関東地域(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)で、年間1回以上の医療相談会、年間3回以上の健康相談会を実施。また必要に応じて個別医療相談もおこない、25年間で延約3000人以上の健康を支えています。
また、働くことが出来ない上、不安定な居住実態におかれた方々が多いことから、必要に応じて家賃支援や食料配送などを実施しています。
そして、こうした「仮放免者」がおかれた厳しい現状はまだ社会へ十分に周知されているといえません。私達は文章による発信や記者会見、ロビイング等を通じて就労条件の緩和や医療保険加入を認めさせるためのアクションを継続しています。
「生きていけない」を乗り越え、ともに生きるために
日本社会の中で、在留資格と健康権がセットとなりボーダーが組まれているのは間違いだと考えています。それは、仮放免者等在留資格の無い者が病気になっても直ぐに病院で治療を受けることができず、場合によっては死に至るからです。この事態によく言われる無料低額診療事業の病院を紹介されますが、多くの病院も昨今の困窮者増加によって疲弊し始めているのです。
どうか一緒に「生きていけない」を乗り越え、共に生きる社会の実現を目指しませんか?
頂いたご寄付の使い道
頂いたご寄付の使い道
たとえば……
・1000円のご寄付で:働けない仮放者への一食分の食事提供が可能となります。
・5000円のご寄付で:住まいを失った仮放免者への、一泊分の緊急宿泊支援が可能となります。
・10000円のご寄付で:医療にかかることが出来ない仮放免者への医療費(一部)が助成出来ます。
会計報告はウェブサイトでご報告させていただきます。
毎月・毎年の寄付はいつでも解約可能です
「毎月の寄付」「毎年の寄付」(毎月・毎年1回、クレジットカードによるお引き落とし)をお申込いただいた場合、いつでもご自身の手で解約が可能です。毎月送られる「決済メール」に「解約フォーム」が掲載されており、そこから寄付者様ご自身でお手続き出来ます。ご不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。