共生できる地域づくりを!
ホームレスになるという事は、ただ本人の自己責任ということではありません。本人が120%努力をしていても社会情勢の変化による倒産や失業、また病気やケガなどその要因は様々です。「自己責任ですよね」この言葉の裏に見えてくるのは厄介な人には関わりたくない、しかし関わらないと冷たい人間と見られてしまうという思いであり、自分を正当化するために「自己責任」という言葉を用いているように思います。
今回のコロナ禍で「本来人間は一人では生きていけない」という原則が「ディスタンス」によって根本からくつがえされました。他者との距離が自分と相手との安全・安心に繋がるという社会となりました。
NPO越冬活動の会は発足して以来30年間、この問題にホームレスの方々、車上で生活されている方々、生活に困窮されている方々お一人お一人と向き合いながら、社会の変化と共にどう生きるか、その答えを探してきました。
生活が困窮されている方々の問題は千差万別です。私たちはお一人お一人の精神的・身体的状況、生活管理能力、金銭管理能力、就業可能かなどを十分に把握させて頂いた上で、その方の自立に向けて共に考え、支援の必要性を考慮し、その方と共に伴走致します。
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私たちの活動
炊き出しは毎月第4火曜日18:30から、12月から3月までは第2、第4火曜日18:30に小頭町公園で行っています。その際お弁当をボランティアの皆さまが手渡します。情報誌『越冬かわらばん』の配布や、必要に応じて衣料品をお分けし、健康相談も受け付けています。
また、炊き出しの後20:00頃から順次野宿の方々が夜を過ごす場所を訪問し、お弁当をお渡しします。お弁当のお届けと共に、パトロールを行い最後に西鉄久留米駅やJR久留米駅へ巡回します。駅周辺はお店が閉まり街が落ち着く時間から眠る準備に入る方が多いので、その頃を目指して会いに行きます。
また、毎週火曜日17:30頃から定点パトロールを行っています。久留米市内の各公園や道の駅などを巡回し、お困りの方にお声掛けをさせて頂き、お弁当を配布させて頂いています。
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いただいた寄付の使い道
毎月の炊出しやお弁当を持っての毎週のパトロールなどの食糧のご提供や調理はすべてボランティアの方々が行っています。少しでも栄養が摂れるよう、また、食べることで元気になって頂けるよう心を込めて作ってくださっています。その食糧は皆様から頂いたご寄付で購入させて頂いており、生活に困窮されている方々のために大切に使わせて頂いております。
ぜひとも困窮した方々の支援の輪に参加して頂き、私たちの活動を支えてください。 皆様のご支援を心から感謝致します!!
NPO法人ホームレス支援久留米越冬活動の会
関係者一同
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正会員、賛助会員になりませんか?
私たちの活動を理解して頂き、この活動に関わりたいと思われたら、
NPOを運営する「正会員」になることができます。
正会員は、NPOの目的に賛同して活動費(年会費)6千円を納入して参加します。 また、責任ある立場ですので、入会には守秘義務の誓約が必要です。
入会説明と書類の作成を行いますので、日程調整のためにお問い合わせください。
賛助会員は、NPOの活動を援助するために活動費(年会費)2千円を納入して参加します。