NPO法人彩の想いとビジョン
NPO法人彩は、今まで障がい者総合支援法に位置づけられた事業を営んできました。利用者さんが望む人生を送るための支援を模索しながら今まで10年間突っ走ってきました。しかし、時代と共に社会構造や価値観も日進月歩で変化しています。
利用者さんの生活ニーズも社会の変化とともに移り変わり、正直そこに福祉制度が必ずしも追いついていないことも痛感しています。
これからの時代に利用者さんの人生や生活にとって本当に必要なサポートを進めていくためには、福祉制度だけにとらわれ新しい支援のカタチを生み出さないといけないと考えています。
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サポート寄付を始めたきっかけ
就労して社会に飛び出していくと、少しずつ制度上の福祉サービスの分量は減ってきます。
もちろんそれは「自立」を示しているものなので悪いことではないのですが、当事者の方の「生きづらさ」自体がなくなるわけではありません。
また、当事者の方の中には、社会に出てもご自身の馴染みの支援者に相談したい、と思われている方も少なくありません。
【福祉=制度なわけではなく、当事者の方が自分で支援機関や支援のカタチを選べてもいい】
つまり、支援だって選択肢があってもいいと思うんです。
彩では、当法人の就労移行支援、及び就労定着支援が終了して自立と見なされて福祉サービスが切れてしまったけれど、それでも必要な支援を制度の枠組みにとらわれず生み出していくことに踏み出していきたいと考えます。「NPO法人彩のサポート賛助会員」としてご支援いただければ幸いです。
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障がいがあっても「自分らしく」生きられる社会を
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。NPO法人彩 理事長の田村です。
一昔前、私が働いていた入所施設では、障がいを持たれた当事者の方が「全員同じ予定」「毎日決められた日課」「本人に人生の選択肢が全く与えられていない」「本当に人として扱われているのか?」ということにずっと疑問を持ち続けていた思いから彩を立ち上げました。
それから10年、当事者を取り巻く社会情勢は大きく変化し、以前とは違った生きづらさもこの社会の中に広がっています。
「生活の質」を守るための支援から、「人生の質」を豊かにする支援へ
私達は制度にだけ依存するのではなく、法人の理念に掲げているように「常に考え変化する」を旨に、一歩一歩利用者さんの人生に寄り添うために新しい支援のカタチを追求していきたいと思います。
私達は障がい福祉の今のスタンダードをぶち壊して、新しいスタンダードになりたいというスローガンも同時に掲げています。
これから一歩ずつ、当事者の皆さんの「生きづらさ」がそのまま社会の中の生きづらさに繋がることのないように、様々なカタチの支援に取り組んでいきたいと思います。
応援のほど、よろしくお願いします。
NPO法人彩
理事長 田村 亮
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ご寄付の使用用途について
制度上の支援が切れた後のサポートはまだまだ社会資源が不足しています。
支援者と利用者、ではなく、社会の一員として制度にとらわれない支援を一緒に考えていただく仲間としての賛助会員として参画していただきたいと思います。なお、いただいた会費は、サポートの際の人件費、運営費として使用させていただきます。