メディア・アクセス・サポートセンター
NPO法人

【寄付・個人賛助会員】NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター

NPOメディア・アクセス・サポートセンター(MASC)は、「字幕がなければ私は死ぬまで、この映画を観る事が出来ない」という聴覚障害を持つ方々の切実な声や、「耳の聞こえる子どもと一緒に映画が楽しめず悲しい」という思いをきっかけに設立されました。「映画の感動をみんなのものに」を理念に掲げ、多くの関係者の協力を得て活動しています。 MASCは、「メガネで見る字幕ガイド」や「スマホで聴く音声ガイド」を考案し、全国の映画館に広めています。 活動は主に「つなぐ(アーカイブ)」「そだてる(養成)」「つくる(制作)」「ひろめる(開発・普及促進)」の4つの取り組みから成り立っています。具体的には、映画・映像のバリアフリーデータのアーカイブ、バリアフリー字幕・音声ガイド制作者のプロ養成、制作及び監修、バリアフリー映画上映システムの開発・上映サポートなどを行っています。 また、細やかな多言語化や情報保障を実現する字幕制作ソフト「おこ助」は1000ライセンス以上が利用されており、舞台芸術向けにはリアルタイムで字幕や音声ガイドを送出する「UDライブ」システムも提供しています。Youtubeに字幕を付ける方法やUDトークとの連携ノウハウも公開。視聴覚障害のある方々が映像作品を楽しめるよう、制作者向けのガイドラインとなる「制作ハンドブック」の発行や、定期開催セミナーも行っています。

すべての人に感動を!

映画やアニメなどの映像コンテンツは人々の日常生活に潤いを与えるものですが、「聞こえない」「見えない」という個性を持つ方々は、これらの芸術・娯楽・情報サービスを満足に享受できずにいます。そうした人たちの望みを十分理解・反映したバリアフリー字幕や音声ガイドがきっちり制作され、公共的にストック、効率的に運用がなされることで、誰もがいつでも映像コンテンツを満足いくだけ鑑賞できる社会にできるのではないでしょうか?
メディア・アクセス・サポートセンターは、すべての人が映像作品に何不自由なくアクセスできる環境が整備された社会をつくることを目的としています。

メディア・アクセス・サポートセンターについて

NPO法人メディア・アクセス・サポートセンターの略称は「マスク(MASC)」です。当団体ホームページにて、詳しい活動内容をご覧いただけます。

団体概要 活動の目的
マスクの取り組み
映像のバリアフリー化とは?

主な活動履歴

詳細はこちら

2024年UDトークを使ったリアルタイム字幕対応、全50回。舞台挨拶の対応を開始した。
2023年:バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者 内閣総理大臣表彰
2022年:全国87の映画館に字幕メガネの貸し出し事業を行った
2021年:東京オリンピック・パラリンピックにてリアルタイム情報保障を行った
2020年:個人モニター100名、全国100館への字幕メガネ貸出事業を開始した。
2019年:第32回東京国際映画祭バリアフリー企画で、157台の字幕メガネ(EPSON MOVERIO)を全席で使うという世界初の試みを行った。
2018年:第31回東京国際映画祭バリアフリー企画実施。メガネ型端末メーカー4社による展示体験会。ミライスピーカーを使った「空飛ぶタイヤ」バリアフリー&スマートグラス英語字幕上映会。「ワンピースフィルムゴールド」バリアフリー野外上映会を行った。(主催:日本映画製作者連盟)
2017年:劇場公開映画「三度目の殺人」より「メガネで見る字幕ガイド」「スマホで聴く音声ガイド」開始。スマートグラスMOVERIOによる字幕表示対応。全国4劇場にて機器の貸出を実施。当事者アンケート、劇場スタッフアンケートを実施し、本格稼働に向け、課題の整理を行った。
2016年:全国興行生活衛生同業組合連合会主催 全国各地の映画館関係者にメガネ型端末、スマホ等を使用した鑑賞体験・劇場対応マニュアルについての説明を行う。映画館でのUDCast対応を本格的にスタートするための準備を整えた。
2015年:経済産業省 平成27年度コンテンツ産業強化対策支援事業。
(映画上映に関するバリアフリー対応に向けた障害者の視聴環境の在り方に関する調査事業)協力。
「メガネで観る字幕ガイド」・「スマホで聴く音声ガイド」実証実験。
2014年:バリアフリー視聴システム「UDcast」(パラブラに移管)のサービスを開始するとともに、江戸東京博物館映像ホールにて展示映像を使っての実証実験を実施。
2013年:東京国際映画祭 のバリアフリー上映企画「武士の献立」&シンポジウムにて、新開発の「音声電子透かし技術」を使ったバリアフリー上映システムの提案を行う。
2012年:テレビ放送における情報保障の状況把握および研究のため、BS放送の聴覚障害者用字幕、視覚障害者用音声ガイドの制作を開始。
2011年:東京国際映画祭 バリアフリー企画 「幸福の黄色いハンカチ」バリアフリー上映&シンポジウムに全面協力。開発中のオリンパス製HMDを使用した、日本語・英語切替可能な劇場配信字幕表示システムを披露。
2010年:国内初 最新の邦画への連続定期バリアフリー上映鑑賞サポートを毎週日曜日実施。
2009年:MASC設立 劇場バリアフリー字幕配信システム実証実験(NIKON製HMDを使用)

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