日本経済を支えるブラジル人家庭の0歳から18歳が通う、教育•保育の場「サンタナ学園」。ここに公的援助は届かず、開設以来自転車操業のような運営を続けています。今年も物価高騰や雇用保険料の引き上げ、また全国各地で相次いだ保育施設での事故で保育施設の質の向上のため安全装置の義務化や有資格者配置など外的要因でサンタナ学園の経費はかさむ一方です。しかし、子ども達がサンタナ学園に来たい!という限り存続したい!と先生方は頑張っています。皆様の温かいご支援を宜しくお願い致します。
2023-06-28 14:34
応援メッセージVol.17
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第17回目はサンタナ学園に2ヶ月いた元大学生のきみえさんからの応援メッセージです。
サンタナ学園の支援者の方々から頂きました応援メッセージを紹介致します。
第17回目はサンタナ学園に2ヶ月潜った君枝さんからの応援メッセージです。
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君枝さん(『潜福-SENPUKU-』メンバー)
Bom dia!!!
大学を休学していたころ、2ヶ月ほどサンタナ学園に通わせてもらいました。
ポルトガル語が飛び交う中で、私が唯一まともに口にできた言葉かもしれません。
サンタナは、子どもたちの教育の場であり生活の場でもあります。
朝7時から、Bom diaと眠そうに言う子どもたちがやってきて、簡単な朝ごはんです。
大きなバームクーヘンが30等分されたひとつをパクっと、チョコを溶かした甘い牛乳で流し込みます。
高校生の女の子の膝には、3歳の男の子が座り込んで、もぐもぐしています。
クラスが始まる前、気だるそうにのんびりと話す高校生たち。
笑いと泣きと怒りが、100%の幼い子たち。
彼らのペースで彼らの世界があることを羨ましく思いました。
そして、どうして私は今まで彼らと繋がれなかったのだろうか、とも思いました。
ブラジル人家庭の多くは、出稼ぎのために来日します。その子どもたちが日本に残るのか、ブラジルへ帰るのか将来はさまざまです。
学園の子どもたちが置かれた環境を引き受ける場として、サンタナが一つの大きなホームになっています。子どもたちがいる、当たり前のようにしてサンタナがある。そんなふうに願っています!
君枝さんがサンタナ学園について書いたエッセイは「『潜福-SENPUKU-』第1弾「もぐる」」に掲載されています。
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