NPO法人インドシナの平和と子供を守る会

枯葉剤犠牲者のロイさんが製作したオリジナルポーチ

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NPO法人インドシナの平和と子供を守る会は、インドシナ半島(ベトナム・カンボジア・ラオス)の子供達への支援活動を行っています。 当法人では、任意団体の頃から枯葉剤犠牲児が暮らしているベトナム・ホーチミン市のツーズー病院など枯葉剤犠牲者への支援活動を行ってきました。 ツーズー病院で出会ったのが、アオザイデザイナーであり、片腕スイマーであるグエン・ホン・ロイさんです。 ロイさんは世界的アオザイデザイナーであるシー・ホアン氏の下でデザインを学び、現在ではホーチミン市で同じくアオザイデザイナーである妻とアオザイ工房を営んでいます。 私達はただ寄付するのではなく、枯葉剤犠牲者にも自立出来るよう教育支援や職業支援を行うことを目的としております。 今回、ロイさんがベトナム伝統衣装アオザイでも用いるデザインや刺繍を取り入れたポーチを製作しました。 ご支援頂いたポーチの売上は、ロイさんへの製作費用、枯葉剤犠牲児への支援活動金に充てさせて頂きます。 皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

アオザイデザイナーで片腕スイマー のグエン・ホン・ロイさん

~平凡ではなく挑戦し続けたロイさんの人生~

1987年、Nguyen Hong Loi(グエン・ホン・ロイ)さんは、ホーチミン市2区のサイゴン川沿いの貧困地帯で生まれました。

枯葉剤の影響で生まれつき両脚がなく、右腕の手首から先もない状態で生まれたため、実父から見捨てられ枯葉剤犠牲児が暮らすツーズー病院の平和村に預けられました。

2005年、ロイさんは18歳で、障害の困難を乗り越えるため水泳の練習を始めました。
※水泳を始めるキッカケは、小さい頃に川沿いにあり、他の子供達が川で泳ぐ様子を見て、いつか自分も泳げるようになりたいとずっと思っていた。

2007年、障害者の水泳選手Nguyen Phuong Khanhさんの紹介で、水泳コーチであるNguyen Dang Vienさんに出会い、プロの水泳選手を目指しました。

2009年、国民体育大会で銅メダル3個を獲得。

2010年、全国パラリンピック競技大会の400m種目で最初の金メダルを獲得。

2014年、ミャンマーで開催された東南アジア版パラリンピックであるASEANパラゲーム26で銅メダルを獲得。

2017年、全国パラリンピック競技大会の100m、200m、400m種目で、3つの金メダルを獲得。

水泳の他に、2005年に障害児のために開催された「BE DOI CO EM」(Besides with you) をテーマにした絵画展に参加した際に世界的デザイナーであるSi Hoang氏と出会い、彼のアオザイ工房でデザインを学ばないか。と誘われアオザイデザイナーとして学び、3年後に修行の成果が認められ、初めてアオザイをデザイン。

2018年、ベトナムで開催されたミスユニバースワールドの衣装デザイナーとして師匠であるSi Hoang氏が担当しており、彼はロイさんにミスコリアのアオザイを手描きで描くように伝え、そのデザインには多くの賛辞を受けました。
それ以降、ロイさんはSi Hoang氏がデザインしたアオザイの製作を手伝いました。
ロイさんにとってアオザイをデザインすることは芸術的な魂を生む仕事だと考えています。

2020年、画家兼アオザイデザイナーであるTuong Nghiaさんと結婚。

“ベトナム戦争が残した「負の遺産」”

1955年頃~1975年4月30日まで、約20年間にインドシナ半島(現在のベトナム・カンボジア・ラオス)を巡って起きたのが「ベトナム戦争」です。

私達は任意団体の頃からインドシナ半島を中心に、慈善・平和活動を行ってきました。
カンボジアでは井戸建設、ラオスではナムアン村の教育支援事業の一貫として校舎・図書館などの建設、ベトナムでは、孤児院でのボランティア活動、寄付活動、交流事業、平和活動など様々な活動して参りました。

しかし、3カ国にまたがり長年活動を行い気付いたことは「今なおベトナム戦争の負の遺産」が人々に与えているということです。
ベトナムでは第4世代が産まれてくる今でも枯葉剤の影響により奇形児が産まれ、ラオスでは不発弾、カンボジアでは地雷により、多くの尊い人命が奪われ、まだ戦争被害は続いております。

私達は支援を行い続けていく中で、今までに多くの方々と出会うことができました。
ロイさんのように枯葉剤による障害を乗り越え自立するために並ならぬ努力を積み重ね、自立し家族を持った人々も多くいます。
私達はこのような方々を支援することにより、障害者でも出来るんだ!諦めてはいけない!など、他の人々を元気づけ、より良い人生を送ることが出来るようになると信じ活動しています。

これからも子どもたちや障害者に勇気や希望を与える活動を継続出来るよう皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。

NPO法人 インドシナの平和と子供を守る会
代表 新海 利昌

~ツーズー病院・平和村の子供たち~

ベトナム南部ホーチミン市のツーズー病院は、ベトナム最大の産婦人科の国立病院です。
そのツーズー病院内にある「平和村」は、1990年にドイツの支援により病院内に枯葉剤被害の子供達を保護する目的で設立されました。
今までに500名以上の枯葉剤被害の子供達が勉強・健康・生活支援を受け、ベトちゃんドクちゃんもこのツーズー病院で育ち分離手術を行いました。

ロイさんもこのツーズー病院で育ち、現在でもドクさんをはじめ共に育った人々と今でも友達で、
ベトナムの現地パートナーが主催するクリスマスパーティーには、毎年平和村の看護師やボランティアの方、平和村で育った子供達が参加しています。

リターン品の紹介

(画像左) ベージュ色 小花柄ポーチ (画像中央) 青色 小花柄ポーチ  (画像右) 大きい花柄ポーチ

ポーチのデザインは年齢問わず使えるようシンプルな花柄デザインで仕上げ、刺繍糸と生地の色がマッチするよう色選びに注意し、1つ1つ手作業で刺繍を作っています。
ベトナムは手刺繍など細かい手作業が得意でベトナムに暮らす多くの少数民族は独自の刺繍があり、今回のポーチはベトナム伝統衣装であるアオザイに用いるデザイン・ベトナム刺繍で細かい部分に注意して制作しました。

【サイズ】
横幅(上部) 約18cm 横幅(下部)約14cm 高さ約10.5cm  マチ約4cm
※お使いのパソコンの環境にもよりますが、商品写真は実物と若干違いがある場合がございます。
お色や模様が気になる場合、ご支援前にお問い合わせください。

団体情報
NPO法人インドシナの平和と子供を守る会
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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