団体紹介
2019年6月まで就労継続支援A型事業と就労移行支援事業を 行っており、在宅就労者にはSkypeを用いて仕事の依頼、作業の質問、回答等に加え、週1回の自宅面談、月1回の事業所通所の際に悩み等聞き取りながら10名の障がい者の支援を行ってきました。
2019年7月には福祉サービス事業を株式会社社会福祉サービスシンフォニに移管し、より支援の対象者を広げ、福祉サービスの制度を満たさない人々を支援できるようにNPOとしての活動を準備してきました。
本事業の背景、社会課題について
ひきこもりの中には、身体的障がいにより通勤が困難であったり、自閉傾向が強く個での就労を求めていたり、様々な理由により、就労する機会を持てない方々は多くいらっしゃいます。
仮に、そのような方々を福祉サービスにつなげることができたとしても、2〜3ヶ月の待機を求められたり(手続きのため)、頑張って通所するように求められること、また、そもそも在宅就労の福祉サービスの要件に該当しない可能性があるという課題を抱えておられます。
それは福祉サービス事業の規定に合わせるため、利用したい個人の事情は後回しにされるためです。すぐに仕事をしたくても、待機期間中にモチベーションの低下、体調が変化してしまうケースも多く見られます。
さらに、新型コロナウイルスの影響により、事業所に通所したくはないが仕事はしたい、またはしなければならないという人々が増えてきています。
そこで、現在の福祉サービス在宅就労規定に縛られずに在宅での就労が実現できるよう、本事業の運営に取り組んできました。
活動内容の詳細、実績について
新型コロナウイルスの影響により、在宅で就労したいひきこもりの人々(障がい者や労働弱者を含む)のための体制作りを行っています。他企業からの仕事の受注、作業を通しての在宅就労者のスキルアップ、インターネット環境やPCソフト等就労環境の整備等の体制作りを県内全域で行えるように取り組んできました。
また、2020年より、「新型コロナウイルス感染対応緊急支援事業」の助成を受け、休眠預金から500万円を頂き、支援を行っています。
2022年12月14日から厚生労働大臣より「在宅就労支援団体」として登録を受けており、2023年6月5日時点での利用者数は、43名、その内障害者手帳所持者が20名、事業開始からの延べ人数は83名となっています。
代表者メッセージ
本ページをご覧いただきありがとうございます。
皆様から頂いた寄付金につきましては、本法人の設備資金及び運転資金として活用させていただきますので、温かいご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
NPO法人シンフォニ ことばの海はぐくみの森 理事長 松下 修治
寄付金100万円の使い道について(内訳)
○設備費
・貸出用 PC 購入・・・55万円(11万円×5台)
PCをお持ちでない方々にも作業に取り組んでいただけるように貸出用 PCの 購入費とします。
○人件費
・在宅訪問員への報酬・・・45万円(5000 円(交通費込み)×10人×9回分)
在宅就労希望者宅への訪問費(面談・就労環境の確認等を行うため)として使用します。