クラウドファンディングの御礼
4月1日から4月30日までに現在のウクライナ難民支援活動についてクラウドファンディングを実施しました。4月30日時点で、14,353,840円の支援金が集まりました。
ご協力いただきました皆様に深く御礼を申し上げます。
集まりました寄付金は、モルドバ共和国内の2つのNPO団体と連携しウクライナ難民への支援金として使用させていただきます。
クラウドファンディングは終了しましたが、ウクライナ難民への支援活動は中長期的な支援となることが予想されます。引き続き本ページにて寄付金を募り、支援を継続致しますので、ご支援ご協力の程何とぞ宜しくお願い致します。
尚、本寄付金はウクライナ難民支援のみならず新たな災害支援活動が開始した際、予告なく当該TMAT災害医療支援活動資金として使用させていただく場合もございます。何とぞご了承ください。
2022.5月現在の支援について
2022年2月24日のウクライナに対するロシアの軍事侵攻開始以降、現在までに500万人を超える国民が隣国へ避難をし、ウクライナ国内においても多くの避難民が発生している状況です。TMATでは継続的に複数の国に対する情報収集を行い、支援の可能性を検討してまいりました。その中でも、TMATでは同国と平時から交流を持ち活動している団体「モルドバジャパン(東京都・新宿区)」と協議を行い、現地パートナーであるNGO「モルドバ日本文化文明協会(モルドバ・キシナウ)」の代表とコンタクトを取り具体的な支援について検討し、モルドバ共和国へ避難するウクライナ難民への衛生資材、食料、その他生活用品(特に子供や乳児に対するもの)などの物資支援、そして、モルドバ国内のウクライナ人コミュニティで組織するNGO「National Congress of Ukrainians of Moldova(モルドバ・キシナウ)」を通じウクライナ国内への医薬品の支援をすることを決定しました。
2022年4月1日より支援を開始しており、順次物資が避難民へ届いています。詳細につきましては活動報告を是非ご覧ください。
TMATが従来行ってきた医療チームの派遣による医療支援活動ではありませんが、現地にとって最も必要とされる支援として、現地の信頼できるパートナーと共に常に支援について検討をしています。
モルドバ共和国の現状
ウクライナ難民を受け入れている国の一つで、ウクライナ南部の隣国であるモルドバ共和国は、人口約260万人ほどの小国で、欧州の中でも貧しいとされている国であり、その国に約30万人のウクライナ難民が避難してきている状況です。さらに、同国はウクライナ南部(黒海に接する)の都市「オデッサ」からも160㎞ほどしか離れておらず、今後ロシア軍の侵攻次第ではさらに多くの難民が押し寄せる可能性があります。また、同国はロシアからのエネルギーに依存しており、ウクライナ危機発生以降物価が急上昇しているとのことです。
支援についてはモルドバ国内でも、首都キシナウに避難している人は比較的支援が充実しており、避難したウクライナ人の中でも自らアパートを借りることができるなど比較的裕福な方が多いそうです。しかし、田舎町に避難した方々は経済的にも厳しく、着の身着のままで避難した人たちが多くいます。食事は国連からの配給があるそうですが、自ら調理をしなければならず、その調理道具もままならない状態です。
現在の寄付金の主な使用用途
この度のご寄付は、主に下記の用途に充てさせていただきます。
①モルドバ共和国内に避難しているウクライナ難民に関する支援物資調達費用
②ウクライナ国内に対する医薬品支援の調達費用
③モルドバ共和国へのTMAT派遣に関する渡航・活動費用
④寄付金の一部は、寄付に関わる事務費用(機器の購入、通関費、交通費等)
本支援は、NPO法人TMATと現地パートナーNGOである
「モルドバ日本文化文明協会(モルドバ・キシナウ)」
「National Congress of Ukrainians of Moldova(モルドバ・キシナウ)」と連携し実施します。
※現在クラウドファンディングに先立って、上記2団体と連携した支援を開始しています。詳細は活動報告ページもしくはTMATホームページ,Facebookを御覧ください。
尚、本寄付金はウクライナ難民支援のみならず新たな災害支援活動が開始した際、予告なく当該TMAT災害医療支援活動資金として使用させていただく場合もございます。何とぞご了承ください。
NPO法人TMATとは
TMAT(特定非営利活動法人)は、世界の人々の生命と健康を守るため、
医療・災害支援・教育などの総合的な医療支援を各国政府やNGO、地域団体と協力しながら活動しているNPO団体です。
平成7年1月の阪神淡路大震災で徳洲会グループの医師等が中心となり、ボランティアグループとして救援活動を始めた事がきっかけとなりTDMAT(徳洲会災害医療救援隊)が誕生いたしました。その後、TDMATの災害医療救援活動は国内だけにとどまらず、国境を越えた医療支援を実現し、世界医療の向上にむけて活動を行ってきました。
2005年7月、「特定非営利法人TMAT」としてNPO法人を創立。
「生命だけは平等だ」の理念のもとで、TMAT災害医療救援活動、また医療技術支援活動等を通して、よりよい医療を世界中の人達が受けられるように迅速かつ継続的なサポートを行っています。
TMATの理念
TMATは世界中の人達が文化や貧富の違いはあっても、平等な医療を受ける権利があるという事を認識し実現することを目指しています。
TMATは十分な医療を受ける事ができない地域の環境改善、また、災害時にはより多くの生命の安全を確保できるよう努めます。
TMATは徳洲会グループの創始者 徳田虎雄 の理念である、
「生命だけは平等だ」
「人類の平和と健康の維持増進を目指すための努力を惜しまない」
を基本とし、国際的な医療支援活動を展開します。
TMATは設立精神に賛同する多くのみなさまから寄せられた献金と、政府・財団等に働きかけた財源、そして人材を動員することにより、世界中の十分な医療を受ける事ができない人々を支援します。
TMATは各国の政府、諸機関、並びに医療・福祉の保健関係者団体と協力し、継続的な支援の基で救済国の医療の自立を目指すプロジェクトの起案、実施を進めてまいります。