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9月14日
9:00頃
活動開始。当初の予定では、現地で支援活動にあたっている日本人コミュニティのメンバーと山岳部へ向かう予定であったが、現地でNGOが活動するため(医療支援、救助、物資支援含む)には政府の許可を必要とするとの情報があり、その許可を得るために行政機関に向かうこととした。なお、昨日のチームミーティングで、TMATとして医療支援における先遣活動を前提とするが、その他物資支援の必要があればそれらについても積極的に検討していくことを確認した。
10:30頃
地域の役所に数か所回ったが、Province Dal Hauoz(アルハウズ県)の県庁に行くように指示された。
12:30頃
Province Dal Hauoz(アルハウズ県)県庁へ到着。スペインのレスキューチーム、ドイツの医療チームが同様に許可申請のために待機しており、TMATも待機を命じられた。約2時間後受付のためTMAT呼ばれ、現地コーディネーターが(外国人の施設内の立ち入りは許可されなかったため)が対応。さらに1時間後、山岳部への物資支援のみ許可が得られた。
なお、この間政府の支援体制に不満を持った地元住民が県庁に押し寄せる場面があり、支援格差や十分な支援が行き届いていない状況があることが考えらえる。
16:00頃
昨日情報共有を行った海外団体(トルコ)の関係者から連絡があり、山岳部へ情報収集に向かうためTMATの同行可能との打診を受けた。TMATはこれに同行すること決定、昨日訪問したしたAmizmizより南西に車で40分ほど行った山岳部にBin Yacoub(ビンヤコブ)という地域があり、そこへと向かうことになった。
17:00頃
Bin Yacoubへ向かう道中、昨日訪れたよりも多くの避難テントが途中見受けられた。また道沿いには落石や崖崩れなどの跡が多く見られた。また道路は車がすれ違うことができないほどの細い道があり、トラックなどの大型車での支援物資の供給や重機の持ち込みは困難である様子であった。
19:15分頃
Bin Yacoubに到着。家屋は崖沿いに建てられていたようで、そのほとんどが崩落。政府からの支援のテントが多く見られた。現地ではテントの設営をおこなっていたため、久保山看護師が協力。さらに、トルコからのNGO(iHH)というチームが現地に支援物資を届けていたため、TMATはそれに協力し支援物資の荷下ろし及び受け渡しをおこなった。
また、TMATという医療チームが到着したとの知らせを受けたせいか、現地の村長からの依頼を受け坂元医師が数名の体調不良患者の診察のみ行った。
山間部の夜は肌寒く現地の被災者はすでに長袖を着用。日中との気温差も激しい様子であった。
21:00 頃
Bin Yacoubでの調査を終了し、現地を出発。
22:45頃
宿舎へ到着。ミーティングを行ない、本日の移動活動を終了とした。
引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。