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9月15日
9:00頃
先遣隊とTMAT事務局とで今後の活動方針について協議。現在までの先遣隊の調査の結果として、
①医療物資の不足等はあるものの、急性期の医療ニーズは極めて低い状況にある
②被災地が山岳地のため、物資支援が行き届いていない状況にある。とくに、これから冬を越すための物資がかなり不足しており、被災者の不安が極めて大きいことが確認された。
③現地在住の日本人コミュニティメンバーと連携が取れており、物資支援については実施できる体制がある。
以上の結果を踏まえ、TMATの現地派遣については先遣隊の活動をもって終了することとしました。ただし、物資支援のニーズが極めて高いことから、先遣隊の残りの活動期間で冬用の物資支援を山岳地域の被災地に行うこととします。また、現地で信頼できるパートナーとの連携することで、今後も継続して支援を行うことも検討していきます。
9:30頃
活動開始(宿舎出発)。山岳部では冬を越すための物資が不足しており、特に毛布のニーズが高いことが確認できた。被害の少ない都市部のマラケシュで毛布を購入するためマーケットに向かう。これらのニーズが高まっているせいか、通常よりもかなり物価が上がっている。先遣隊メンバーは現地ニーズにあわせて毛布や手袋、帽子などの支援物資を購入した。その後、山岳部のAmizmizに向かった。
12:00頃
Amizmiz到着。周辺の集落に行き、物資支援を開始。被災地では食料品などの供給は十分に行われていたが、価格上昇などもあり暖房器具などの供給はやはり十分に行われていない様子であった。また、1テントに暮らす家族の人数も多いため、毛布などのニーズは高いものであった。
先遣隊は被災者一軒一軒を訪問し、必要な物資などを手渡しで支援を行った。
16:00頃
本日の物資支援活動を終え、Amizmizを出発。
17:30頃
マラケシュ到着。引き続き同様の物資ニーズが高いことが確認できたため、翌日に向けた支援物資の調達を行った。現地コーディネーターにより、さらに支援が行き届いていない地域の情報を得たため、明日はその地域に支援に向かう予定。
19:00頃
宿舎到着。ミーティングを行い本日の活動を終了した。