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妻有地域に終活をサポートする仕組をつくりたい
特定非営利活動法人十いろ
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支援総額
2,020,000
168%
目標金額 1,200,000
ネクストゴール 2,000,000
サポーター
195
終了しました
2023年05月21日 23時59分 まで
終活は、これからの人生を前向きに、最期まで自分らしく過ごすため、自分の老後や終末期をどのように過ごしたいかを考え、身辺整理や必要な準備などをしておく活動です。それにより、自分の意向に沿ったサポートを受けながら、安心して人生を全うすることができるようになります。  終活をしておくことで、家族・親族は、延命をする・しないといった重要な決断を本人の意向に沿ってできるようになりますし、経済的な負担や過度な労力を求められずに済みます。  私たち十いろは、皆様の終活を支えます!皆様からのご支援をお願いいたします。

クラウドファンディングのご支援、ありがとうございました。

3月18日(土)から開始いたしました、十いろ初のクラウドファンディングですが、大勢の皆様のご支援のお陰で、ネクストゴール200万円を超えるご寄付を賜ることができました。

ご寄付をしてくださった方、周知にご協力をして下さった方、本当にありがとうございました。

令和5年度中に、終活サポート事業を開始できるよう、スタッフ一同頑張ってまいります。

今後もSNSなどで経過を発信していきますので、引き続きご協力、応援をいただきますよう、お願い申し上げます。

なぜ、終活サポートが必要か?

十いろが終活サポートを始める理由

 十いろのスタッフは、判断力が充分ではない方の財産管理や契約などのお手伝いをする、成年後見人の仕事をしてきました。私たちが後見人をさせていただく人の多くが、身寄りのない人や、いても支援を得られない人です。

 私たちが関わらせていただいた人たちの中には、このようなエピソードがありました。

 私たちはこのような経験の積み重ねから、誰もが元気なうちに「自分の老後はこうしたい、最期はこうありたい」という意思表示をしておく文化をつくり、ひとりひとりの気持ちに寄り添い、生前・死後のサポートする仕組を作ることを決意し、2020年『成年後見・終活サポートセンター』を立ち上げ、終活相談を始めました。

 地元のメディアからも注目していただき、複数のメディアに取り上げていただきました。

複数の地元メディアが注目

左 新潟日報2020年8月22日号       右 妻有新聞2020年9月19日号

左 十日町中地域包括支援センター広報誌    右 福祉にいがた2020年10月1日発行

 

令和5年度、終活サポートはじめます

そして、この妻有地域で、令和5年度からいよいよ本格的に終活サポートを開始します。

終活サポートの仕組

相談は初回無料

相談は初回無料ですので、お気軽にご相談いただけます。

福祉相談のプロである社会福祉士が、丁寧に聞き取りを行い、必要なサポートのご提案をさせていただきます。

ご本人がサポートを希望されたら、ご本人と十いろが契約を結びます。

十いろと提携している実施機関が協力して、皆様の終活をサポートいたします。

生前のサポート

生前は、十いろが定期的に訪問し、見守りや状況確認をします。

また、生前整理や不動産の処分、墓じまい、永代供養の手続きなどが必要な方には、十いろが提携している実施機関をご紹介いたします。

 

  訪問し、雪国での暮らしを見守ります

  空き家やお墓の生前整理もサポートします

死後のサポート

お亡くなりになった後のサポートを確実に実行するために必要な経費を、十いろが契約している信託会社に生前に預けておきます。

◆葬儀などのサポート

  提携している葬儀会社と協働し、火葬・収骨をします。その後、生前に決めておいたかたちで納骨などを行います。

  ご本人の状況や希望によって、次から選ぶことができます

  ①火葬のみ

  ②火葬・樹木葬

  ③火葬・海洋散骨

  ④オーダーメイドの葬儀や納骨など

◆死後の事務的なサポート

  ①ご本人の生前の意思に沿い、遺族、友人などへ連絡します

  ②行政への届出(死亡届、年金・健康保険等停止等)をします

  ③施設利用料、医療費、水光熱費等の支払いをします

◆賃貸住宅や施設・病院の居室内の片付け

  賃貸住宅や施設、病院に残されたご本人の遺留品を片づけます

  ※不動産の処分・墓じまい等は、生前に行っておくか、遺言書で対応します

誰もが終活する文化をつくる

身寄りがいてもいなくても、自分の老後や終末期をどのように過ごしたいかを考え、身辺整理や必要な準備などをしておく大切さを、地域の皆様にお伝えし、妻有地域に「誰もが終活する文化」を作ります。

終活出前講座や終活セミナーの開催

妻有地域の住民が集まる場に出向き、老後に向けた終活の必要性を周知・啓発するために、職員を講師として派遣します。

また、50歳代~70歳代の妻有地域の住民をターゲットとし、終活セミナーを開催します。

SNSを活用した周知活動

十いろFacebookページやYoutubeチャンネルを活用し、情報発信します。

十いろ独自のエンディングノートの制作・販売

十いろの終活サポートの原則・目的に沿った、十いろ独自のエンディングノートを制作し販売します。

 

更に、地元関係者と連携して次のことを計画しています

死後のサポートを実行するための執行費用の確保の方法の確立

十いろが信託会社と契約し口座開設することで、ご本人の死後のサポートをするのに必要な費用を信託会社に預けられるようにします。

個人が信託会社と契約をすると、契約金等に多額の費用を要しますが、十いろが信託会社と契約することにより、個人の費用負担を減らすことができます。

実施要項やマニュアル、契約書ひな型の作成

実施要項やマニュアルを作成します。契約書のひな型を法律関係の士業に協力してもらい作成することで、死後事務委任契約書や公正証書遺言書の作成にかかる経費のご本人負担を減らします。

運営委員会の設置

十いろと利害関係のない、法律の専門職、医療の専門職、福祉の専門職、行政職員等を委員に選任し、第三者的な立場から、契約前条件確認、助言・監督、実行確認を行う体制を作ります。

情報通信技術(ICT)導入による顧客管理システムの構築

十いろとの契約から死後のサポートが全て終了するまで、クライアントの情報を一元管理することが可能とを目的とし、ICT導入による顧客管理システムを構築します。

妻有地域の終活に関するサービスや事業所のリストの作成・情報提供

本人の希望に沿った実施機関の選択を可能とするため、葬儀会社、寺院、墓石店、生前・遺品整理業者、不動産会社、解体業者、法律関係の士業等のリストを作成します。

 

資金の使い道

ここまでお読みいただきありがとうございます。

みなさまの真心は、主に終活サポート事業の基盤整備をするために使わせていただきます。

主な内容は次の通りです。

寄付金額とお礼

エンディングノートは、完成後の発送になることをご了承ください。

 

代表ごあいさつ

妻有地域を高齢化先進地から終活先進地へ!

 この度は、十いろのクラウドファンディングページをお読みいただきありがとうございます。

 日本有数の豪雪地帯である妻有地域は、高齢化が40%に達する高齢化先進地です。過疎化も進み、身寄りのない人が増えています。

 私は、2008年に縁あって東京から妻有地域に嫁いでまいりましたが、子宝に恵まれなかった私にとっては、身寄りないことで起こる様々な問題は他人事ではなく、自分が年をとった時にこの地域で暮らすことができるのか、不安になりました。だからこそ、この地域を「身寄りが無くても最期まで自分らしく安心して暮らすことができる地域にする」と心に決め、仲間と一緒に十いろを立ち上げました。

 2年かけて学び、検討してきた終活サポート事業がいよいよ始動します。利用する地域の皆様が安心して利用できる事業にするためには、様々な基盤整備が必要であり、資金が必要となりました。

 皆様、ぜひ力をお貸しください。

 妻有地域を高齢化先進地から終活先進地にすることを目指します。

 

NPO法人十いろ 理事長 高橋 愛

 

特定非営利活動法人十いろとは?

 十いろ(といろ)は、2019年9月に社会福祉士や医師が中心となって設立した、まだ新しいNPO法人です。

 十いろがある妻有地域は、日本有数の豪雪地帯である新潟県南部の十日町市・津南町からなります。過疎化と高齢化が進み、家族の支えや住民同士の支えあいが衰退し、在宅介護サービスや高齢者施設、医療の提供体制が十分でないことから、介護が必要な状況になると県外の施設での生活を選択せざるを得ない人が後を絶ちません。

 設立メンバーの大半は、福祉や医療スタッフとして従事するかたわら、仕事が休みの日などを利用して個人で細々と成年後見人をしてきました。成年後見人とは、認知症や知的障害、精神障害等により判断力が十分ではない方の権利を擁護するために、財産管理や身上保護をする人です。

 過疎化・高齢化により、身寄りのない人が増えていることから、成年後見人の受け手の数が不足していました。判断力が十分ではないことから意思の決定にサポートが必要にもかかわらず、成年後見人になってくれる人がみつからないことから、その人らしく生きるという権利を侵害されているというこの地域の人たちの状況を目の当たりにし、何とかこの現状を打破したい、ハンディキャップがあっても、認知症になってもこの地域で自分らしく暮らし続けられるような支援体制をつくりたい、との思いで十いろを立ち上げました。

現在は、成年後見・終活サポートセンターと放課後等デイサービスヒュッケの2事業を運営しています。

終活オンライン勉強会

 『成年後見・終活サポートセンター』の看板を掲げて事業を始めた十いろですが、終活サポートについては、準備不足、知識不足もあり、相談を受けても助言をする程度の対応しかできず、具体的にサポートをすることは中々できませんでした。地域の皆様をサポートする仕組をつくっていくためには、身寄りのない人を高齢期から死後に至るまでどのように支えていけばよいかを私たちが学ぶことが必要だと考えました。

 2021年度、終活に関わる方々を講師に招き、終活オンライン勉強会『おひとりさまの終活』を毎月1回開催しました。

終活オンライン勉強会には、のべ259名のご参加をいただきました。

更に、令和4年度は、勉強会の講師の先生方に委員やアドバイザーになっていただき、終活プロジェクト検討委員会を開催いたしました。

 

 

終活プロジェクト検討委員会とは?

 終活サポートを十いろだけで行うことは難しいため、地域の関係者を巻き込み、この地域にあった仕組について検討していくことが必要だと考えました。

 2022年度は、終活プロジェクト検討委員会を立ち上げ、身寄りのない方を対象に、ワンストップで終活サポートができる仕組づくりについて検討を重ねてきました。

 検討会には、行政をはじめ地元のステークホルダーの皆様に委員として参加していただきました。

 また終活の第一人者である行政書士の吉村信一先生や、新潟市で人権弁護士として大活躍の堀田伸吾先生をアドバイザーに迎えることができました。

 検討をするにあたっては、十いろの終活相談をご利用された方々の情報をもとに、対象となる人物像をつくり、課題整理や仕組を検討する際にイメージしやすいようにしました。

明らかになった課題

検討会では、地域の終活に関する課題を洗い出し、次の4つに整理しました。
1.終末期や死後について元気なうちから準備をしておく文化や、相談先がないため、終活に取り組む人が少ない
2.自宅の片付けや売却・解体、墓じまいなどを元気なうちにしておかず、放置されている
3.身元引受人、連帯保証人、医療同意をしてくれる親族がおらず、困っている人がいる
4.人間関係が希薄な人が増え、介護、看取り、葬儀、死後の支払い等を頼めない人が増えている

以上のような4つの課題がある結果、次のような事態が生じていると考えられます。
・不安を抱えたまま高齢者、認知症となり、自分が望む介護や終末期ケアを受けることができない
・身元引受人や連帯保証人がいないため、病院や施設から利用を断られる
・亡くなってから数日たって発見されるケースや、周囲が葬儀などの対応に困るケースが出てきている
・放置されたままの空き家や墓が、地域の負の遺産になっている

妻有一郎さんが、このような事態に陥ることを防ぐためにも、1~4の課題を解決するための仕組づくりに十いろは取り組んでまいります。

そして、終活サポート事業を行っていくにあたっての原則・目的を以下の通り定めました。

十いろが行う終活サポート事業の原則

1.本人、実施機関、十いろの3者にとって安心・安全な仕組であること

 ①法令を順守した仕組を作る

 ②本人、実施機関、十いろの3者に不利益が生じない仕組を作る

2.本人の意思を最大限尊重されたサポートができる仕組であること

 ①生前・死後を通じて、本人の意思が最大限反映されたサポートを行う仕組を作る

 ②本人も自立(自律)して自分の課題の解決に取り組むことができるような仕組を作る

3.持続可能な仕組であること

 ①本人、実施機関、十いろの3者にとって、適正な利用料を設定し、持続可能な仕組を作る

 ②十いろは人材の育成に取り組み、スタッフの質・量を確保し、事業が持続できるよう努める

十いろが行う終活サポートの目的

1.老後や終末期、死後について、元気なうちに準備をしておくという文化を醸成する

2.ご本人の意思を最大限の尊重され、高齢期・終末期を最期まで安心して自分らしく過ごせる地域を実現する

3.高齢期や終末期、死後に必要なサポートを社会化し、身寄りがいることを前提としなくてもよい地域を実現する

4.ワンストップで終活相談を受け、総合的なサポートが提供されることで、負担なく気軽に利用できる仕組を実現する

 

私たちは、これからも自己研鑽に励み、地域の実情に即した終活サポートの仕組づくりに邁進してまいります。

 

応援メッセージ

                                 (50音順)

たくさんの皆様からの応援メッセージ、ありがとうございました!

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さいごに

誰にもおとずれる『死』。

これまでは、「誰かが何とかしてくれる」と自分が亡くなる時のことなど考えずに済んでいたかもしれません。

しかし、少子高齢化、地方の過疎化、家族関係の希薄化が進む現在、誰もが身寄りがいない状況に陥る可能性があります。

このような時代を乗り越えていくために、十いろでは、自分のこれまでの人生を振り返り、これからの人生を前向きに考え準備をする『終活』に誰もが取り組む文化を作りたい、と考えています。

私たちは終活に取り組む人を応援します。そして、身寄りのない人については、最期まで寄り添うサポートをさせていただきます。

妻有地域で初めて終活サポート事業に取り組む十いろに、皆様の力をお貸しください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました

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