活動・団体の紹介
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当会議では、岐阜県下のボランティア団体が集まり、連携を図りながら、動物保護活動、TNR活動、多頭飼育崩壊の現場介入、啓発活動等の活動等を実施しております。
活動の背景、社会課題について
近年多発している多頭飼育崩壊の背景には、飼い主の精神・発達障害や、社会的孤立孤独、就業の不能など、様々な生きづらさがあることが指摘されています。
飼い主である生活困窮者が、入院が必要な状態にも関わらずペットを預けることが出来ず、入院を拒否する事例も少なくありません。
これらの問題を解決するため、動物保護団体と社会福祉関係機関で連携し、困難な状態にある生活困窮ペット飼育者を支援。
必要に応じてさらなる繁殖を防ぐ不妊去勢手術を実施し、飼い主とそのペットの福祉の回復を図っています。
活動内容の詳細、実績について
当会議では、岐阜県下のボランティア団体が集まり、連携を図りながら、動物保護活動、TNR活動、多頭飼育崩壊の現場介入、啓発活動等の活動等を実施しております。
■生活困窮ペット飼育支援
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多頭飼育崩壊への現場介入
岐阜県動物愛護ネットワーク会議では、県内の各団体、行政や福祉と連携して、岐阜県内で発生した多頭飼育崩壊等の生活困窮ペット飼育問題への支援を行います。
動物保護にあたっては、当団体事務局と会員が連携して、訪問での相談支援を実施します。
相談内容に応じて、適正飼育指導、地域猫化指導、譲渡支援を行っています。
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生活困窮ペット飼育者支援制度
多頭飼育崩壊は、避妊去勢手術の不徹底がその原因です。
しかし、多頭飼育崩壊に陥る飼い主は経済的に余裕がないことが多く、治療はおろか、避妊去勢手術すら実施していないことでさらに頭数が増えてしまうという負の連鎖に陥ります。そうした事態を防ぐため、保護団体やボランティアが費用を負担して手術を行うことも少なくありません。
そこで、特に緊急性の要する多頭飼育崩壊の医療費支援を行う目的で、「生活困窮ペット飼育者に対する獣医療等支援制度」を設立し、各団体での現場介入と併せて動物たちに医療を届ける活動を行っています。
■岐阜県動物愛護推進協議会
なぜ、多頭飼育崩壊が起こってしまうのか?多頭飼育崩壊の背景には、飼い主の方の障害や、社会からの孤立の存在が指摘されます。十分な仕事に就けないことで経済的に困窮してしまい、避妊去勢手術を行えない。孤立することで周囲からの支援や助言が受けられない。こういった根本原因を解決し、同じ悲劇を繰り返さないためには、社会福祉や行政との連携した飼い主の方への支援も欠かせません。
岐阜県動物愛護ネットワーク会議では、 岐阜県動物愛護推進協議会を通して福祉や行政といった関係各所との情報共有及び連携強化に取り組んでおります。
支援金の使い道
いただいた支援金(会費)は以下の活動費として大切に使わせていただきます。
多頭飼育崩壊現場における避妊去勢手術等の医療費
多頭飼育崩壊現場で必須となる、避妊去勢手術のための医療費に使用させていただきます。医療費は飼育者が負担できることが一番ですが、生活保護世帯など経済的余裕がなく、難しい場合はボランティアが費用を負担して手術を行うことも少なくありません。
約1万円で1頭分の避妊去勢手術が可能です。また、手術や保護に必要な消耗品費、プロジェクト手数料等にも充てさせていただきます。医療費の確保に頭を悩ませることがなくなれば、現場のボランティアたちも目の前の犬猫を救うことに一層集中することができます。
そのほか、当団体の活動を推進していくための費用にも充てさせていただきます。
・消耗品費(消毒、防護服、捕獲機等)
・業務委託費(受付業務、広報業務等)
代表者メッセージ
多頭飼育の問題は、今や個人の動物への愛情や飼育の意識の高低では片付けられない状況となってきています。
高齢化社会への移行、人間関係が希薄になったことによる生活状況の見えない化。猫や犬が知らない間に増えている。悲惨な状況で取り残されている。それは気づかないだけで、皆様の周りでも、すぐ近くで起こっているかもしれません。気づいてみれば個人では解決できないところまで進んでいるかもしれません。
本来はこの取り組みは行政や福祉関係者との連携の中で費用についても考えていくべきものでしょう。今後岐阜県動物愛護ネットワーク会議は名前の通り県内各地で動物愛護活動をしている団体・個人の皆さんとつながりを広げ、問題を共有し、行政や福祉、獣医療従事者との協力関係を築いてくことを目指しています。
代表理事・岐阜県動物愛護推進員/糸田恵子
会員募集中!
一般社団法人岐阜県動物愛護ネットワーク会議は、岐阜県内で活動する動物愛護、動物福祉に関わる団体・個人・行政・企業様の参加を随時募集しております。
皆さまのご参加をお待ちしております。
会員種類 | 会費 | 会員になる条件 | 会員の特典 | 会員の役割 | 備考 |
正会員 (個人) | 3,000円/年 | 1)18歳以上である事 2)執行部による審査で入会を認められる事 | 1)会員専用グループLINEへの参加 2)各種イベント情報の提供 3)生活困窮ペット飼育者獣医療費支援制度の利用 | できる範囲でのネットワーク会議への協力 | |
賛助会員 | 一口 10,000円/年 | 個人または法人であり、執行部による審査で入会を認められる事 | CSR(当会の賛助会員である事の公表等) | 経済面での支援 |