活動・団体の紹介
おーあみ避難所の原点は、2011年の震災にあります。代表の大網直子が、福島原発20キロ圏内に取り残されている犬猫達を保護したのがきっかけです。そこから共感するボランティアが集まり、ご支援くださる方々が増え、2019年に一般社団法人として新たなスタートを切りました。現在は、県内外問わず犬猫を保護しお世話しています。
活動の背景、社会課題について
昨今のブームにのり、保護活動が以前より広く認知されるようになりました。関心を持つ人が増えるに連れ支援や里親希望などが多くなった反面、保護依頼や相談も倍増しています。このところ特に目立つのが多頭飼育崩壊です。最初の数匹の時点で避妊去勢手術を受けさせなかったために、その後どんどん産まれ何十匹にもなってしまい、近隣からの苦情や家主からの退去要請がありどうにもならなくなった状態で相談されるケースや、高齢の飼い主が亡くなって初めて発覚するケースなど様々ですが、共通しているのは、飼育環境の劣悪さからくる動物の健康状態の悪さです。保護した後に必要な医療費負担が重くのしかかっています。
活動内容の詳細、実績について
現在は横浜市青葉区にあるシェルターと、預かりボランティア宅でお世話している犬猫(時々うさぎ)合わせ、150頭ほどを保護しています。ボランティアは100名ほどの登録があり、日々のお世話、ネット関連の作業、チャリティー品やグッズの販売など様々な仕事を分担して運営しています。中でも里親を探すことに力を入れており、譲渡会は毎月2~3回開催し、日程が合わない里親希望者には随時シェルターにてお見合いを行っています。お見合いや面談を経て、後日、飼育環境の確認を兼ね希望の子を自宅まで届けます。手間や時間がかかりますが、関わった動物を安心して託せる里親を見つけることが何より大切だと考えています。そうやって毎年300頭前後の犬猫(時々うさぎ)を送り出しています。
代表者メッセージ
寄付金の使い道について
シェルター運営全般に使わせていただきますが、特に大きな割合を締めているのは医療費です。多頭飼育崩壊現場のレスキューに入った後には、医療費だけで月200万円を超えることもあります。