特定非営利活動法人Ohana kids

Ohana kids 賛助会員サポーター募集

子どもにとって、家・学校以外の居場所があることは大切なことです。それは重い障がいを持つ子ども・医療的ケア児も同じです。ケアが必要な子どもにとっても、遊び場での出会いや経験、塾や習い事で得られる学びは、子どもたちにとって未来に向けた可能性を広げてくれます。 Ohana kidsは、障がいがあるという壁を取りはらい、子どもとしての学びや出会い、経験を積み重ねていくことを大事にした療育活動をしています。 子どもたちの居場所をこれからも健全に運営し続けるために、皆さまからの継続的なご支援をお待ちしております。

Ohana kidsが提供する重症児デイサービスとは

Ohana kidsでは、肢体不自由と知的障害とが重複する重い障害を持つお子さん(重症心身障がい)と、痰の吸引・酸素吸入といった医療的ケアが必要なお子さんのための、児童発達支援事業(未就学児対象)と放課後等デイサービス事業(小学1年生〜高校3年生が対象)を運営しています。
子どもが子どもらしくお友達と安心して楽しく過ごせる居場所であることを大切に、子どもの成長段階に合わせて、意欲と感性を刺激する遊びや創作活動を通した発達支援を行なっています。
時節ごとにスタッフお手製の空間装飾で視覚・聴覚・触覚に訴えるような演出をしたり、身体を動かして楽しむ療育を実践するなど、そこにいる子どもたち一人ひとりが楽しみながらひとつの場を共有できるよう、活動を行なっています。

活動開始から4年がたった今、世田谷区を中心に近隣区の方からもご利用いただき、契約数延べ80人以上の子どもたちが集まる居場所になっています。

医療的ケア児とは

栄養注入(食事)のための胃ろうやたんの吸引、人工呼吸器といった医療的ケアを恒常的に必要とする障がい児『医療的ケア児』は、国内で約18,000人。ここ10年で2倍に増えています。人口呼吸器に至っては11倍もの増加率となっています。新生児医療の進歩に伴い、助かる命が増えた一方で、社会的なセーフティネットは追い付いていません。

医療的ケア児の多くは数ヶ月ほどでNICU(新生児集中治療室)から退院し、在宅医療に移行します。病院さながらの機器を自宅で使用しながらご家族が24時間看る子育てが始まります。

そのため、医療的ケア児を育児する親御さんのうち母親のほとんどが仕事を辞め、子どもに付きっきりで看護のような育児をせざるを得ないのが現状です。

2021年に法整備が行われ、国や地方自治体による医療的ケア児への支援拡充がようやく一歩を踏み出しました。Ohana kidsでは、ご家族のレスパイトや就労支援を目的としたお預かりを行い、お子さんだけでなくご家族を含めたサポートを行っています。

法人代表として、そして 重症心身障害児を育てるひとりの母親として

NPO法人Ohana kids 代表 友岡宏江 より みなさまへ

 

1100gで生まれた娘が12年の在宅医療生活を送ることができたのは、この地域にある社会福祉サービスと医療のおかげです。我が子の体調が思わしくなくて眠れないことも日常茶飯事。こんな日々をひとりで乗り切ることは不可能に近いのです。

障害のある子どもと共に生きる私たちが、一人の人間としてつつがなく毎日の生活を送りながら「子育て」を楽しむことができのるは、重症児デイサービスという存在があるからです。

自分だけのためじゃなく、必要としているこどもたちとその家族のために
自分たちが住む街に重症児デイサービスを作りたい。

2017年、一念発起して仲間とともにOhana kidsを立ち上げました。

 

重症児デイサービスの役割は、ご家族とお子さんの生活をサポートすること。そして“患者”ではなく”ひとりの子ども”として過ごせる場所を提供することです。子どもらしく遊んだり、けんかをしたり、可愛がってもらったり、仲良くしたり。そんなあたりまえの日常を安心して過ごせるベースメントでありたい、という思いでOhana kidsを運営してきました。そして、それは多くの方々のご協力があって成り立ってきました。

立役者となってくれているのは保育士、看護師、機能訓練職(PT.OT.ST.心理士)などの国家資格をもつスタッフです。日々、子どもたちの思いや行動を受け止めながら、ご家族と歩調を合わせて、発達支援を行っています。

また、わたしたちの力となるのがOhana kidsを利用してくださるご家族の存在です。先述の通り、発達支援には家族の力と環境は重要な要素です。子どもたちに日々愛情を注ぎ、努力を続けていらっしゃるその姿に私たちも勇気をもらいます。そして私たちへも様々なご協力をいただいています。

そして、設立以来、多くの支援者のみなさまに、たくさんのお気持ちとともにご協力・ご寄付をいただいています。こうして思いを文章にすると、一人の命を支えるために本当に多くの方々が関わってくださり、その支えなくしては歩んでいけないと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。

きっと、このように思うのは障害を持つ子どもの親に限ったことではありません。
全ての子どもの健全な育成は社会で担うものなのです。

改めて、私たちOhana kidsに多くのご縁をいただき、子どもたちの笑顔があふれる居場所に成長できたこと、皆様に心より感謝申し上げます。

 

Ohana kidsは、子どもたちの心地よい居場所であるとともに、子どもたちの将来をご家族と一緒に創っていける場所でありたいと思っています。そして、スタッフが生き生きと働ける、やりがいのある場所でありたいと思っています。

そんなOhana kidsをこれからもどうぞ見守り、継続して応援していただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ご支援の使い道

Ohana kidsでは重症心身障害を持つ子どもたちのために、身体を支えるマットや椅子、医療機器など特殊な備品を使用しています。

今現在、通所してくれているお子さんは、主に小学生高学年です。重症心身障害において大切なことは、いまの身体のケアと成長に伴う予防観点からのサポートです。彼らが成長して体の変形が進むと体調が悪化する場合があるため、様々な年齢の子どもたちに対応できる備品を揃える必要があります。子どもたちにとって過ごしやすい環境を継続的にに整えるためには、ある程度の経費が必要です。

子どもたちが心地よく過ごせる場所であると同時に、スタッフもケアがしやすく働きやすい職場でありたいと思っています。そんな環境づくりのために、皆様のお心を寄せていただけたらありがたいです。

会費は、年に1度 3,000円より受け付けています。年更新ごとに自動で決済され、ご自身で中止のお手続きを行うまで継続されます。

皆様からの賛助会員会費は、活動に必要な物品の購入費用と未来の建物修繕費、そして未来の卒業後の施設・環境の整備など、Ohana kidsの運営費として大切に使わせていただきます。

<購入を予定している備品、医療機器の例>

  • クッションチェア 45,000円
  • 医療介護用の除圧マット 50,000円
  • 吸引器 30,000~70,000
  • 段差解消機メンテナンス費用 100,000円(年) 購入費用 1,500,000円(台)
  • 施設内装費 7,000,000円〜 1店舗創業資金 年間20,000,000円〜 

*お子様をお持ちの皆さまの中に、現在必要ないもの(医療機器)やサイズアウトした椅子などをお持ちの方がいましたら、お譲りいただけると嬉しいです。

団体情報
特定非営利活動法人Ohana kids
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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