おおぞらの活動は、まずは牛久市から始めています。
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。NPO法人おおぞらの理事長をしております小澤純也です。
おおぞらは茨城県牛久市で23年間、障害を持った方々が地域で生活をしていくための支援をしてきました。私たちが現在行っている共同生活援助(グループホーム)と就労継続支援B型は、障害福祉サービスとしてある程度収入が担保されてはいます。しかしグループホーム一つをとっても利用者さんのQOL(生活の質)、支援の充実、支援技術の継承などを考えると今の形のままでは足りていない事も多々あります。理想とする支援を行うには、設備を整えることも重要です。
更に支援活動をしていると、障害福祉サービスの枠の中では支援しきれない方たちが少なからずいる事も認識しています。私たちはNPO法人としてそのような方たちにも支援を広げていきたいと考えています。
生きづらさを感じている人たちが少しでも生活しやすい地域になるように、少しずつではありますが地道に活動をして参ります。今後も認定NPO法人として活動を続けられますよう皆様のご支援・ご参加をお待ちしております。
認定 特定非営利活動法人おおぞら
理事長 小澤純也
認定NPO法人へのご寄付は税制優遇の対象です
税制優遇については内閣府のホームページをご覧ください。
内閣府ホームページ
おおぞらのグループホーム
おおぞらでは現在5棟定員19名のグループホームを運営しています。
10年前、住宅街の中に小さなグループホームをつくろうとしたときに、周囲の住民の方々から大きな反対を受けました。そのときに言われた言葉です。
「施設が必要なのはわかる。でもなぜ住宅地なの?山や森がたくさんあるじゃない」。
その後大きなトラブルもなく障害者の人たちは地域の一員として住宅街で暮らし、彼らの生活を支えるスタッフとして地域の方たちが携わってくれています。
最近開設したグループホームの地域の方から、「入居者が明るく挨拶をしてくれて、地域が明るくなったよ」と言っていただきました。グループホームはただ生活する“場所”ではないのです。すれ違えば「おはようございます」「おかえりなさい」とあいさつを交わす関係性の、グループホームの意義があると考えています。
5棟のグループホームはサテライト型(定員1名)、アパート型5室(各定員1名)、戸建て型3棟(定員3~5名)となっており、利用者さんそれぞれの将来のイメージを支援できるよう少しずつ拡大してきました。
おおぞらでは、各利用者さん一人ひとりに寄り添い支援できるように、平均的な家庭のイメージで過ごせるように、小規模な設備での運営を心掛けています。
これからも人里離れた「山の中」ではなく、地域の中で普通の暮らしができる地域の関わりの中で、施設のペースではなく、自分のペースで暮らすことができることを大切にしたグループホームを運営していきます。
今、支援を拡げるために、会員をはじめとしたいろいろな方々の意見を頂戴し、重度・高齢障害者や強度行動障害に対応できるグループホームの建設を目指して、建設地探しを始めています。
就労支援事業所 きりの木
就労支援事業所きりの木では、利用者さんの出来る事を集めて、質の高い製品づくり、作業をおこなっています。
例えば
牛久市の奥野地域にある畑では、無農薬・無肥料(自然栽培)で安心・安全は当たり前の美味しい野菜を栽培しています。栽培した野菜は袋詰めして直売所で販売するほか、野菜を使用したお菓子を製造して販売しています。
放置竹林の整備も行っています。竹林から出た竹は粉砕して畑に土壌改良資材として入れているほか、パウダー状にして利用済みのロウソクと混ぜ合わせ着火材の竹火を製造販売しています。ロウソクは、冠婚葬祭業者様からいただいたり、一般家庭に眠っているものをご寄付いただいたりしています。竹火はこの製品に共感いただいた関東近辺のキャンプ場でキャンパー向けに販売されています。
公園の除草、老人施設の除草・清掃、一般家庭の除草、農作物収穫の補助など様々な作業を請け負い、地域の環境美化などに一役買っています。
きりの木では利用者さんに平均20,000円をこえる工賃をお支払いしています。これは利用者さん自らが出来る事を一生懸命に行い、その結果として得た収入から支払われています。
もちろん、もっともっと工賃をお支払いできるように、知恵を絞ってまいります。例えば、1年を通じて、同じ作業を繰り返し行える、施設水耕栽培などを検討しています。
ご支援の使い道
新しいグループホームをつくります!
私たちはこれまで、おもに既存の戸建て住宅等を活用したグループホームを運営していました。20年余りが経ち、入居者が高齢となり、今の設備では生活の継続が難しくなってきている方々がいます。また私たちの暮らす地域には、重度の障がい者の方々が暮らせるグループホームはまだまだ多くありません。
さらに、国は施設から地域への方針を出しており、施設に入所している方々の受け皿としてグループホームは期待をされています。グループホームの需要は増えていくものと考えています。
ですので
①重度・高齢対応グループホーム
の設置を計画しています。
そしてもう一つ
②強度行動障害者対応グループホーム
これは
強度行動障害の方へ適切な支援方法を検討実践し、支援をマニュアル化。問題行動が少なくなったら、本人が生活したい環境へ支援マニュアルとともに送り出すことを目的にします。基本このホームでの定住は考えていません。
この二種類のホームの新設を計画しています。
②のホームは定員を充足することを重要としません、利用者さんの状態によっては1名のみの入居としなければならないケースも考えられます。
採算をとるのは難しいけれど誰かが行うべき事と考えますので、NPO法人である私たちが実現したいと思います。継続して運営するには、会費やご寄附による皆様のご支援が必要です。ご協力よろしくお願いします。実現に向けて後押しをしてください。