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こんにちは!オイオイのめろんです。
明日は3月11日。
東日本大震災が起こって12年が経とうとしています。
地震が少ない沖縄出身のわたしは
あの日初めて「地震」を体感し、恐怖を感じた記憶があります。
そこから少しずつ防災について考えるようになってきましたが
みなさまはいかがでしょうか?
実はオイオイ、防災講座も実施しており
2月に、大阪市北区の障がい者基幹相談支援センターさん
一般社団法人あおぞら湯さんと
3団体できこえない方対象の防災講座を行いましたので
その報告をさせていただきます。
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普段はあおぞら湯さんが大阪市北区内の学校や
いろいろなイベントにて実施している「大阪北区ジシン本防災講座」。
基幹センターの方の「きこえない方も防災について学ぶことで
自分の身を守るだけでなく、誰かを助けることもできるようになる」
という想いのもと、この講座が企画されました。
昨年も開催され、今年も引き続き講師を務めるのは
りょーじ?&りゅうじ?です!
とはいえ、2人も防災に関して
すごく理解している…とは言えませんので
あおぞら湯さんのご協力のもと
どのように伝えたら分かりやすいのか
どういったことを理解して欲しいのかということを
学びながら講座を創っております。
今回のテーマは 【 防災食(非常食)】。
災害で食料の確保が困難になった時のための食料のことを非常食と言い、
日頃から何かあった時のために備えておく「防災」のひとつでもあります。
現在、各家庭で7日間の食料や水の備えをしておくと安心、と言われています。
できれば、少し賞味期限が長い商品をストックしておき
毎日の生活のなかで、それを使って料理をして、
なくなったら買い足して、またストックしておき、料理をして買い足す
という循環を作ること(ローリングストック)が
日頃からできる食事に関する防災です。
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もし、災害が発生した場合、電気やガスが止まる可能性もあります。
また、災害直後は、家の中が散乱していることもあります。
なので、まずは、みなさまの家の冷蔵庫や冷凍庫にある
腐りやすいものや、調理しなくても食べられるものから食べましょう。
その後、火を使わない防災食に切り替えると良いそうです。
電気やガスが通るようになれば、少しだけお湯を使ったりもできますし
簡単なアレンジをすることもできますね。
これだけでも毎日の食事に変化がつけられ
少し心に余裕を持つこともできるはずです。
ということをちょっと笑いを交えながらお話します。
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ただ、防災食にもいろいろありますので
いざ災害が起こって長年保管していたものを食べた時
「あまり美味しくない…」とか
「思ってた味と違う」ということも起こりえます。
こんなことにならないように
事前に作って食べてみる、ということも大切です。
今回の講座では、お湯を入れるだけのご飯を作って見たり
缶に入ったパンやビスケットを食べたりしてみました。
「防災食は美味しくない」という印象を持っていた方もいらっしゃいましたが
「思ったよりおいしい」「もっと柔らかいほうが食べやすいね」
「これだけ食べるなら白ご飯じゃなくて五目ご飯とかのほうがいい」など
これなら自宅で保管しててもいいかも!と思ってくださったようです。
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防災と聞くと、つい、今住んでいる場所の地盤だったり
南海トラフ地震が発生したときの水害だったり
避難先のことなどを想像しがちです。
ですが、自宅の家屋に被害がなかったり
隣家の倒壊、火災や津波などの二次災害の恐れがない場合
また、他人のサポートなく生活ができる場合は
自宅で過ごした方が良いこともあります。
そうなると、どんな備えが必要なのか
そういった想定はなかなかしていないかと思います。
今回の講座で、「食」の防災について
意識を向けることができたのではないでしょうか。
参加されたみなさま
大阪市北区の障がい者基幹相談支援センターのみなさま
一般社団法人あおぞら湯のみなさま
そして大阪市北区役所のみなさま
この度はありがとうございました!
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オイオイでは手話と笑いを交えた進行で、少しでも分かりやすく
そして身近に考えていただけるよう講座を実施しています。
Youtubeでも防災に関する映像を公開しています。どうぞご覧ください。
防災シリーズ ①「○○があればダイジョーブ!」
防災シリーズ ➁ 災害時の連絡手段
防災シリーズ ③ きこえない人は気づかない
参加されたきこえないみなさまからは
「とても良かった!」とご好評いただいております。
通訳者を介すのではなく、講師が直接伝えられることで、
より熱がこもり、伝わりやすくなると考えているため
今回のような防災以外にも、講師が手話で伝える講座が増えたら嬉しいです。
このように、オイオイではきこえない方対象に
分かりやすく・楽しい講座を
一緒に作り上げていくことも出来ますので
ご依頼・ご相談・ご紹介などぜひぜひお問い合わせください。
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