「子供の森」計画とは
「子供の森」計画(CFP:Children’s Forest Program)は、子どもたち自身が学校や地域で苗木を植え、育てていく活動を通して、「自然を愛する心」や「緑を大切にする気持ち」を養いながら緑化を進めていくプログラムです。
1991年にフィリピンの17校から始動したプログラムは、世界中でさまざまな環境問題が深刻化する中で年々各地からの活動要請が増え、2024年度末現在で、37ヵ国5,670校に広がっています。
■子どもたちの植林・育林活動
コミュニティの中心である「学校」を拠点に森づくりを推進。学校の敷地や周辺地域で、苗木を植え、育てる活動を進めるほか、必要な物資の支援、学校での苗木や堆肥づくりの指導、植林イベントなどを展開しています。子どもたちは一本一本丁寧に苗木を植え、水やりや草刈りなどの苗木を守り育てる活動を通して、木や自然に対する愛着や森を育てることの大切さへの理解を深めています。

■自然を愛する心を育む環境教育
自然や緑を大切にする気持ちを育み、実際に行動できる力を身につけるために、セミナー、環境キャンプ、自然観察、有機農業、ゴミリサイクルや堆肥づくりなど、楽しみながら学べる活動や自分たちの暮らしへの自然の恵みが実感できるプログラムを多く取り入れています。また子どもたちの教育支援として学用品や学校施設の充実といった支援も行っています。

■地域社会への展開
保護者や地域の大人たちを積極的に活動に巻き込むほか、地域住民向けセミナーや、教員向けワークショップ等の開催などにより、活動が地域に支えられて発展していくような仕組みづくりにも力を入れています。子どもたちの姿に刺激を受けた大人たちが家の周りに木を植えたり、住民総出で山や海岸に植林をしたりと、地域ぐるみの活動が増え、地域の森づくりへと発展しているケースも多くあります。また、日本から訪れるボランティアとの合同植林などを通じて、国際交流の機会も広がっています。

■より地域課題に根差した活動へ
子どもたちを取り巻く社会課題が複雑化・深刻化するなか、重点国を定めつつ、学校単位での森づくり活動に加え、地域課題解決に向けた取り組みを強化。水保全、安全な食の確保、廃棄物管理、防災・減災といった地域ごとの課題に対し、自ら行動できる青少年やそれを支える指導者の育成を促進しています。

あなたのご寄附でできること
「子供の森」計画の支援者になる
子どもたちは森づくりを通して、森のはたらきや命のつながりを学び、自然を愛する心やふるさとを愛する心を育んでいます。地球の未来を担う子どもたちの笑顔や成長、そして世界中の森の成長を、一緒に見守っていただけませんか?
年間一口5,000円から何口でもお受けいたします。ご支援したい国を選んで、ご協力いただくことも可能です。支援者の皆様には、支援証、会報誌「Love Green News」(年2回)、子どもたちからのお礼のグリーティングカード(年1回、クリスマスからお正月頃にかけてお送りします)、その年の「子供の森」計画活動レポートをお届けいたします。
ご支援金は、世界中の学校での森づくり(苗木代、肥料代、植林用機材費、植林後管理費)、環境教育(文房具代、環境教育機材費、学校施設実費)などに活用されます。
未来につながる子どもたちの森づくりに、温かなご協力をどうぞよろしくお願いします。