オイスカでは、国づくりの基礎は農業にあると考え、農村部の人々が衣食住を満たしながら自然とも調和した暮らしを実現できるよう、地域住民とともに対策を考え、持続可能な開発を展開しています。
■地域開発
地域の資源を活かした有機循環型農業の普及のほか、養蚕の普及などの地域全体の産業育成につながる活動も展開。また、村のため池や道路などのインフラ整備活動、小規模融資といった広く住民の生活基盤をつくる活動も行っています。
環境保全の取り組みとして長年行ってきた植林活動の成果が出ている地域では、山菜栽培や養蜂といった森林を活用した生計向上のための活動も広がっています。
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■環境保全(緑化など)
オイスカが海外で植林活動を始めたのは1980年のこと。森林の減少による水不足などが農業へも影響を及ぼすようになったため、地域住民が将来にわたり、その地で農業を続けられるよう山での植林をスタートさせました。
植林を各地に広げる中で、地域の環境やニーズに合わせ、海岸でのマングローブ植林や砂漠化防止のための植林など多様化。いずれの活動も、「植えて終わり」ではなく、地域に根付いたものとなるよう、住民向けのセミナーや生計向上プログラムも同時に進めているほか、頻発する自然災害から生活を守るため、減災・防災につながる森づくりを目指しています
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■あなたのご寄附でできること
皆さまからいただいたご寄附は、地域の資源を生かして生活を豊かにする産業づくりや、森を育て災害に強い地域づくりを実現させるさまざま活動に活用させていただきます。
たとえば、ウズベキスタンでは、20,000円で産業の少ないアラル海周辺の乾燥地域で、緑化と収入の増加を一体にして取り組むための薬草(ニクジュヨウ)栽培のセミナーに5家族が参加することができます。フィジーでは、5,000円で海外浸食や高波から地域を守るマングローブの苗木となる胎生種子を200本を獲得することができます。