令和2年7月九州豪雨災害
昨年8月佐賀県武雄市や杵島郡大町町でたくさんの災害を引き起こした線状降水帯が、今年令和2年7月九州各地で甚大な災害を引き起こしてしまいました。被災地は九州全域に及び、寸断された道路のために、まだまだ全体の被災状況すらつかめていません。
昨年の佐賀豪雨災害の時もそうでしたが、大規模な被災地域には「災害救助法」が適用されさまざまな公的支援がありますが、小規模な被災地では、ほとんど公的支援を受けられません。
それでも、一日も早い、災害からの復旧と生活再建を目指して、行政、地域、ボランティアも一体となっての支援活動が必要とされています。
災害復旧と生活再建はハード・ソフト両面からの支援を
【ある日の活動】
災害ボランティア受け入れ初日。青年会議所や一般ボランティアさんを含め23人での活動でした。太良町社協さんには被災された方、地域の方との顔つなぎや巡回、被災された方はもちろんのことボランティアさんのケアもしていただき、現場はおもやいが…と連携して動かせていただいております。
今日はまずこれ以上お家を汚さないように、養生をしっかりして床上浸水のお宅で泥出し、床剥ぎや床板洗いなど蒸し暑い中の作業でした。
被災された方の疲れもピークに来ており、様子を見ながら休憩を長く取りながらの活動となりました。
看護チームでは先日の訪問時に体が痛いとおっしゃっていた方2名に足湯と肩や腕のマッサージを。始める前は「ここが痛くて…」とおっしゃっていましたが終わった後は「腕や肩が軽い!足もすっきりした!」「こんなにしてもらえて水害のおかげと言ってはなんだけど…出会えて良かった」「坐骨神経痛で腰が痛かったけどこんなに動かせちゃうわ!」と腰をフリフリ♪
継続して身体や心のケアにも入らせていただこうと思っております。
何回拭いても砂が出てきて…という声もありますのでお話好きで掃除上手な女性の参加もお待ちしております!
ご協力よろしくお願い致します。
おもやいしゅーで!できることを、できるしこ!
おもやい「共有すること」「一緒に使うこと」(九州の方言)
そんな方言を胸に、私たちは「おもやい」の活動を続けています。
災害の辛さも、悲しさも、人のやさしさ、あたたかさも、リアルに見えてくるからこそ、気づけることがたくさんあります。次にまた災害がおきても、たくましく優しく、支えあえる地域だったら、また乗り越えることができるのではないかと思います。
特別な「ボランティア」ではなくても、気軽に差し伸べられる手助けや優しい気持ちからの行動が、日常的に身近にあふれている地域ならば、独居や高齢になっても、さまざまな家族や状況の変化があっても、住み続けられるのではないでしょうか。
災害を機に、そんな「おもやい」の地域づくりへとつなげていければと考えています。
一般社団法人おもやい 代表理事 鈴木隆太
ご支援の使い道
コロナ禍で社会が停滞する中の大きな災害となり、ボランティアに参加してくださる方も裕福な方ばかりではありません。それでも、たくさんの人の手を必要とする災害現場です。作業消耗品、安全対策の消耗品など、ボランティア作業のために必要なものを購入させていただきます。
また、「災害救助法」による公的支援を受けられない地域では、応急修理制度も使えず、すべて被災者が自己負担での生活再建となります。そこで、住宅再建の資材の一部でも補助できるようにしたいと思います。
主に、この2点においての活用を考えています。ぜひ皆様からのご支援をよろしくお願い致します。
■寄付募集元団体概要
法人名 一般社団法人おもやい
代表者 代表理事 鈴木隆太
所在地 〒849-2342 佐賀県武雄市武内町大字真手野23550番地2
活動拠点 〒849-2201 佐賀県北方町大字志久1591-4
連絡先 TEL&FAX 0954-33-0444
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