―「虐待サバイバー」とは―
虐待サバイバーとは、幼少期より虐待を受けて育ち、生き残った人のことです。
年間20万人以上の子どもたちが虐待の被害を受けています。
その虐待は、一時的なもので終わることはほとんどありません。
更に、虐待を受けた子どもたちの苦悩は、子ども時代で終わらないのです。
大人になってからも、どんなに耐えても、どんなに頑張っても、超えられないような高い壁がいくつも、いくつも立ちはだかり、絶望するほどの孤独に一人耐えている元虐待被害児、「虐待サバイバー」が大勢いることを知ってください。
―立ちはだかる3つの格差―
・安心の格差
子どもは、家庭や親が安心できる存在であることで安全欲求を満たすことができます。虐待サバイバーは常に安心安全が脅かされる状況にあることから、この欲求が満たされることのないまま成長し、「虐待後遺症」と呼ばれる様々な精神疾患、発達障害、等の疾患を抱えています。
・希望の格差
安心の格差に加え、「生きる価値もない」と思い込まされたまま成長する虐待サバイバー。「希望を持つ」という概念すらも、イメージすることができないでいます。
・経済の格差
学歴の格差から所得が低くなる傾向があることはもちろんのこと、頼れる家族も親族もいないため、自力だけで生計を立てなければなりません。更に、深刻な虐待後遺症を抱えていることから、仕事を継続すること自体がとても難しい状況です。
―笑顔を取り戻すためにOnaraがする3つのこと―
① 安心できる居場所作り
人との繋がりへの抵抗がとても強く、信頼することが簡単ではない虐待サバイバー。
「安心の格差」を埋めるために、人と安心して繋がれる、安心を実感できる心の居場所を作り、孤立を防ぐことが必要です。
「おならカフェ」が居場所となります。
② メンタルサポート
ただ生きていることさえも許されない、と思い込まされてしまっている虐待サバイバー。「希望の格差」を埋めるために、そんな思い込みを捨て去り、自分を大切に思えるためのメンタルサポートが必要です。
「おならカフェ」が敬話敬聴の場所となります。
③ 情報支援
「経済の格差」を埋めるために、経済的支援が必要です。
実は、必要な支援は、既存の制度の中でたくさんあります。しかし、残念なことに、必要な人に届いていない現状があります。
その理由は、支援情報に辿り着くことも、手続きそのものも、虐待サバイバー自身の力だけで超えることがとても難題であることにあります。
「おならカフェ」が情報提供の場所となり、支援に結び付くまで寄り添わせてもらいます。
―代表 丘咲つぐみの思いー
私自身、虐待を受けて育った虐待サバイバーです。
成長する過程で、何度も何度も絶望するほどの場面に遭遇しました。
大人になっても尚、どんなに耐えても、どんなに頑張っても、超えられないような高い壁が、いくつも、いくつも立ちはだかり、もう諦めたい、と何度考えたか知れません。
それでも、生き残りました。
そして、今の私は、「生きてきた道も、経験も、全てが愛おしい」と感じることができます。
かつての私のように、生まれてきてしまったことを後悔し、一人孤独に生きている虐待サバイバーが沢山います。毎年20万人以上もの新たな虐待サバイバーが生み出されているのです。
私の目的はただ一つ、「虐待サバイバーが笑顔を取り戻せる社会の実現」です。
そのために、虐待サバイバーたちが、「生きてきて良かった!」と思えるようになるまで、共に歩く同行者となっていきます。
私一人の力では、笑顔を取り戻すことはできません。
どうか、皆さまからの温かいご支援と応援をお願いいたします。
一般社団法人Onara 代表理事:丘咲つぐみ
―寄付のお願い―
私たち、一般社団法人Onaraのミッションは、 「虐待サバイバーが笑顔を取り戻す社会の実現」です。
共に未来を、社会を変えていきませんか?
充実した活動継続のために、安定した財政基盤が必要となります。
皆さまからお預かりする貴重なご寄付は、児童虐待防止活動のための事業、 Onaraの活動の実費や運営のために活用します。 ぜひご理解ご協力をお願いいたします。
―ご支援の使い道―
3,000円のご寄付で、1人の虐待サバイバーとオンライン相談ができます。
5,000円のご寄付で、1人の虐待サバイバーの安心できる場所を1月間確保できます。
10,000円のご寄付で、1回オンラインでの交流会を開催でき、虐待サバイバー同士が仲間と繋がることができます。
20,000円のご寄付で、1人の虐待サバイバーへ必要な情報が届き、未来が開けます。